VJ Software Resolumeエフェクトメモ。
今回はCropについて紹介します。
概要
Cropは「切り抜き」という意味。
名前だけだとぱっと見V4EXやV1のエフェクトについてあるアレみたいですが、使い方は全く違います。
動作自体は非常にシンプルで4辺の領域を縮小するだけというものです。
ダッシュボードの画面
Left/Right/Top/Bottom:
デフォルトの値は素材の解像度を最大値とする各4辺となります。
例えばFullHDの場合はLeft:0 Right:1980 Top:0 Bottom:1080が初期値です。
非常にシンプルで例えばLeftを150とした場合、素材の左辺が150削られます。
Rightは初期値が1920だった場合、1720と入力すれば200分削られる仕組みです。
ちなみに、数値にマイナスはありません。
解像度以上の数値を入力した場合、エラーにはならず画も引き延ばされたりしないのが特徴です。
実際の動作についてはこちらをご覧ください。
Invert:
画の表示領域を反転します。
チェックを入れると元々4辺を削る動作をしている部分を、画から指定領域をくり抜くような動作になります。
こちらも↑のサンプルで動作を確認してください。
使用例
一件地味に感じるエフェクトですが、実は結構映える画が出せるエフェクトです。
上記のサンプルのような構成の画を作りたい場合、エフェクトのみで簡単に作り出すことができます。
唯、このエフェクトを使う際は、おそらく2レイヤー使うことになることになるので、操作系と展開の仕方には気を付ける必要があるかと思います。
映像素材以外の使い方では「縮小や引き延ばしたくないけど表示範囲を絞りたい映像」。
つまり配信時のカメラで2人の人物を2カメラで寄りで映したいときなどに予めセッティングしておき、MIDIショートカットで切り替えれるようにしておくなどの使い方があります。
設定値も少なく一件地味ですが、結構活躍の場はあるエフェクトなのです。
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