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バイク攻略記事&雑記&その他バイク関係

バイクにかかる初期費用ってどれくらい?って聞かれたから答える

こんにちは、szkです。

先日某方から何故かszk宛に「バイクってどれくらいお金貯めれば買えるの!?」と言われたので「う~ん、ピンキリ!」と答えた話です。(完)

と、いってもバイク乗る仲間は増やしたいので過去の経験即から精一杯記載していくぞ!

ちなみにバイクに乗りたいなーと思ってから色々思考したことはこの記事にも書いてあるのでよろしくなのです。(なのです)

 


全体でかかる費用の内訳をしてみる

まず、一概に「バイクでかかる費用」といってもその金額は「人によって大きく異なる」のが現状だ。
”金がかかる人”と”金がかからない人”ではおそらく10万以上金額に差が出てくる。

それを知ってもらうためまずは内訳を見てもらおう。
バイクに乗り始める時に必要なのは以下の4つだと思ってもらいたい。

1.免許の費用

2.バイク本体の費用

3.保険&税金&駐車場代などのランニングコスト

4.装備やカスタム費用

主にかかるのがこの4つで、ポイントなのは「1と2(ローンのぞく)」は初回1回きり。
対して「3」は継続的にかかる費用
そして「4」は必要に応じてかかる費用

となる。

これらの合計金額=バイクに乗るのにかかる費用となるわけだが、その上限はなく、下限も限りなく低いということは知っておいてほしい所。
以下でそれらの解説を行っていこう。

1.免許の費用

まず免許の費用だが、ここではまず「2輪運転免許を持っていない」前提で話をすすめる。
過去の記事でも書いたが、2輪に関する運転免許区分は4つある。

・原動機付自転車運転免許

・小型自動二輪運転免許

・普通自動二輪運転免許

・大型自動二輪運転免許

この4つだ。
まず、原動機付自転車運転免許だが、これは「普通自動車運転免許を持っている人は付帯される免許」となる。
つまり、乗りたいバイクが原付で(そもそも原付≠バイクという意見もあるかもだけど)普通自動車運転免許を持っていれば免許にかかる費用はゼロだ。

続いてみていこう。

小型自動二輪免許は125㏄までのいわゆる「原付二種」が乗れる免許だ。
原付と原付二種の違いは道交法で、原付二種はいわゆる原付でありがちな面倒な行動「二段階右折」や「原付の場合無条件に30㎞/h制限」が撤廃されている。
ただし高速道路や一部自動車専用道路は走ることができない。
原動機付自転車は警察からもマークされやすいので、慣れてない人ほどいっそ原付2種から乗るのもいいかもしれない。
教習所に通うとお値段は6万(普通自動車免許あり)~15万(免許無し)程度普通自動車運転免許があれば最短3日、無しなら2週間ほどで取得できる。


※各画像は公式サイトより

▲ちなみにこの免許で乗れるバイクは、近年おしゃれバイクと名高い「HONDA スーパーカブ110」や「クロスカブ110」。
ゆる△キャンでリンちゃんがコラボで乗ったトリシティ125もこの免許で運転が可能だ。
アニメを見てバイクを乗りたいと思った人は存外選択肢が多いぞ。

普通自動二輪免許は400㏄までの「軽二輪」まで運転できる免許となる。
このレンジから一般的に「バイク」と呼ばれ、道交法の制約も無く「車」と同じルールで走行が可能だ。
高速道路にも乗れるし250㏄なら車検もいらない(整備はちゃんとしよう)というコスパに優れる区分だ。
教習所に通うとお値段は10万(普通自動車免許あり)~25万(免許無し)程度で、普通自動車免許があった場合は最短2週間程度、無しなら学科が加わり+数日といった感じで取得できる。

※各画像は公式サイトより

▲この免許区分では国内大人気の250㏄区分から400㏄までのバイクが乗れ、現行機種だけでも様々なデザインのバイクを選び放題。
フルカウルでも、オレンジのかっちょいいアイツでも、国産クルーザーのアレでも選べる車種はかなり豊富だ。

ちなみにこのブログで出てくるszkのバイク、VT250 スパーダもその名の通り250㏄。
中古市場を漁れば250㏄でも下のようなおしゃれバイクだって存在する。

大型自動二輪免許はこの世に存在するすべてのバイクが乗れる最強の免許だ。
道交法的なメリットは普通自動二輪と変わらないが、乗れるバイクの選択肢が「なんでもあり」なのは心強い。
教習所に通うとお値段は10万(普通自動2輪免許あり)~25万(免許無し)程度で、普通自動車2輪免許があった場合は最短1週間程度、無しなら普通自動車免許と同じ程度といった感じで取得できる。

ポイントとしては普通自動車免許を持っていて「普通自動二輪→大型自動二輪」を取った場合と直接「大型自動二輪」を取った場合とで大きな金額の差と期間の差がないということ。
まずは普通自動二輪を取って後からステップアップするでも損することは少ないので覚えておくと良いぞ。

※各画像は公式サイトより

▲この免許区分だと軽二輪、普通二輪あわせて「どんなバイクでも乗ることが可能」。
HONDAの正統派大型二輪やハーレーダビッドソンのあらゆるバイク、KAWASAKIの「公道を走るな」と言われたバイクまでやりたいほうだいだ。
ただし、大型二輪は税金区分と車体価格が高いので初期費用は間違いなく+50万位見た方がいいということは言っておく。

免許のまとめ

最安で無料(原付)現実ラインは10万~20万(免許あり無しの差)最大25万程度(大型免許を免無しで取る)程度になる。

2.バイク本体の費用

これもピンキリだが、大きく分けて3つの道があるということを伝えておこう。

「一括で払うか」「ローンで払うか」「残クレを使うか」だ。

一括は男の一括払い。全額ドンと出す方法。
ローンは指定期日までに分割払いをしていく方式。
そして残クレは契約車両自体を担保とし、指定期日の車両推定価値を設定し、そのタイミングまで定額を払い続けるが、最後は車両をメーカーに返す(残った金額を一括払いするか、新規ローン契約することで買い付けも可能)という方式だ。

それぞれのメリットだが

一括は「1度払えば月の支払いが今後発生しない」こと。
バイクが壊れようが何しようがそのバイクはあなたのモノ!最もシンプルだ。
しかし、まとまった金額が無いとこの方法は選べない。

ローンは「毎月分割にすることで支払いを分散できる」こと。
最終的に支払いを終えたタイミングでバイクの所有権を完全に手にすることができる。
「バイクを手に入れる前提」の支払い方式だ。
ただし、途中で事故などで廃車となった場合ローンだけが残り虚無に対して金額を払い続けることになることに注意したい。

残クレ(残価設定ローン)は「毎月の支払いをローンよりさらに安くできる」こと。
しかしこの方式は乗り換え前提で、考え方的には「〇年間メーカーから車を借りる、数年後その車はメーカーに返す、メーカーはその車を中古車として販売する。買いますか?買いませんか?」という思考だ。
そのため、バイクに対してカスタムもしづらいし、ローン同様事故などで廃車となった場合ローンだけが残り虚無に対して金額を払い続けることになることも変わらない。
乗り換え前提+運転に自身があるなら最も良い方法と言えよう。

また、「バイクを買う場所」も注意したい。
バイクを買える場所は主に4つ。
バイク販売店(1次代理店=メーカー)バイク販売店(2次代理店=個人店等)中古バイク店(レッドバロン等)個人売買(ヤフオク等)などだ。

まず、上の説明で残クレを使いたいと思った人はメーカー以外の選択肢は消滅する
残クレを取り扱ってメリットがあるのはメーカーのみの為、個人店や中古店では支払い方式として設定されていない場合がほとんどだ。

ローンで支払いたい場合は、販売店か中古バイク店が選べる。
逆に個人売買の場合はローンが使えない場合もあるので気をつけよう。

一括で買いたい人は全ての選択肢が選べるが、個人売買は中古バイク店よりも安く手に入る場合が多い。
ただし車両の状態の目利きはしっかり行うべきだろう。

気になるお値段だが、上で解説したバイクの車種にもよるところ。
参考までに以下にまとめてみた。
ちなみに店舗で買う場合は車体価格に整備費用やナンバー登録等の事務処理料金がかかる。
それを「乗り出し価格」と呼ぶが大体5万~10万程度車体価格にプラスされると思えばいいだろう。
個人売買の場合は、これらを自分でやる必要があるパターンもある。
車体価格+ナンバー登録費用数千円で乗れるが、整備などは自分で行う必要があることに注意したい。

軽二輪(原付2種)

新車=車体~38万   中古=車体~25万   個人売買中古=車体~15万

※コロナ影響により需要が上がったことで上記にプラス10万くらいが2021年以降の相場

軽二輪(~400㏄)

新車=車体~55万   中古=車体~45万   個人売買中古=車体~25万

ちなみにszkのスパーダはヤフオク個人売買で12万ほどだった。
知識が無い初心者の人は周りで親切なバイク詳しいマンがいない限りお店で買うことをお勧めするぞ!!

ちなみに車種によっては何十年前のバイクでもプレミアがついてるパターンもあるのでマジでピンキリだ

※コロナ影響により需要が上がったことで上記にプラス10万くらいが2021年以降の相場

本体価格のまとめ

ピンキリだが、新車で40~60万程度中古で20~40万程度見ておくと良い。
ローンで分割すれば一撃死は免れる

3.保険&税金&駐車場代などのランニングコスト

これは呪いみたいなものでバイクに乗ってるとなぜか毎年徴収されてしまう年貢のようなもの。
おのれ国交省!
ちなみに値段は排気量で変わってくる。
正直この金額が払えればバイクには乗れるぞ!

保険

保険は自賠責と任意の二つがある。

・自賠責保険

バイクに対してかける保険でこれにはいってないとナンバープレートが交付されない。つまり必須。
125ccだと年間大体7千円くらい。
尚、三年おまとめすると安くなる。3年で9千円程度だ。これなら月300円程度。
400㏄の場合はそれにさらに車検費用が乗る。大体2年に1度3万円程度の出費になる。
月別に分けると+1200円程度。

・任意保険

人に対してかける保険。その名前の通り任意だ
しかし、事故起こしたときに社会的に抹消されたくなければ任意保険の加入はしておいたほうがよい
125ccかつ、運転者が26歳以上の場合は1万5千円~2万円(年)程度。
ちなみに、250ccのVT250 スパーダのszkの任意保険料は年間3万6千円。
事故起こさないと毎年5%くらいづつやすくなる。ゴールド免許だと結構割り引きされることも考慮しよう。
月大体3000円程度の出費になる。

駐車場代

これも結構大きい出費だ。
ちなみに道交法暗黙のルールでは、「原付は駐輪所に」、「150㏄以上の軽二輪バイクは駐車場に」停めるルールになっている。
タイムズとかのコインパーキングはバイク止めれるようにしてくれ、頼む。

125㏄以下のバイクならマンションの駐輪所などにも止められるかもしれないので「原付止めてもいいですか」と相談してみよう。
ちなみに125㏄をバイクだと思ってる人や、バイクは駐車場に止めるのはNGと思ってる人も沢山いるのでそこらへん注意だ。

ちなみに東京都内でバイク駐車場を借りると1台分で5000円程度(東京都北区)だ。
多摩方面だと駐車場付きの物件もあるので狙ってみるのもいいかもしれないい。

保険費用や駐車場料金のまとめ

自賠責保険: 7,000~9,000円(月額500~300円)
任意保険:30,000~35,000円(月額1,500円程度)
駐車場:月額3,000~5,000円程度

全部で月額 3,300~7000円程度

4.装備やカスタム費用

わすれがちなのがこれ。
尚、これは必須の料金ではない。無限にかねかけることも、節約することもできる。
しかし、基本的に金をかければかけるほど快適になることは伝えておきたい。
夏は暑くて冬は寒いバイクも装備次第で一定快適に乗ることが可能だ。
なので、沼に落ちると永続魔法になる

ちなみに初期装備でいうなら「ウェア」「ヘルメット」「ブーツ」「グローブ」あたりが必要になるが、
は道交法上必須なのはヘルメットだけだ。

また、バイクに乗ってると荷物のせたいなあ、とかかわいくかっこよくしたいなぁ。とか出てくるけどそれは自分のお財布と相談してどうぞ。

ヘルメット=2万~5万
ウェア=1万円~5万円
ブーツ=5千円~3万円
グローブ=2千円~2万円

▲とりあえずお店に行ってみて物欲あげてみるのもいいかもしれない。

まとめ

身に着ける装備だけで最大15万~標準5万、ケチれば1万程度で抑えられる。

あとは今の時代はワークマンで安くいい装備もそろうからいい時代だよなぁ!

全額まとめ

ということでバイクを乗り始めるのに必要な費用を試算してみよう。

初期費用

免許取得金額

最安で無料(原付)
現実ラインは10万~20万(免許あり無しの差)
最大25万程度(大型免許を免無しで取る)

車体価格

新車で40~60万程度
中古で20~40万程度

装備価格

フルフルで5万
ケチれば1万(安ヘルメットのみ)

初期費用合計

最低金額(免許あり原付原付免許)
→10万未満~10万強

現実ライン(125㏄~250㏄、普通4輪免許持ちから取得)
→18万(小型2輪+中古125㏄+ヘルメットのみ)~65万(普通2輪+新車250㏄+装備一式)

ランニングコスト

自賠責保険: 7,000~9,000円(月額500~300円)
任意保険:30,000~35,000円(月額1,500円程度)
駐車場:月額3,000~5,000円程度

全部で月額 3,300~7000円程度

まとめのまとめ

と、色々書いたが、以下が結論。
初期費用として20万~40万。ローン支払い前提なら15万弱程度。
毎月支払う金額として5千円強、ローン支払い前提なら1万~2万程度を持っていればバイクには乗れるということだな!

コロナで行けるところいけないところもあるけどバイクは比較的ソーシャルディスタンスな乗り物なので今人気が上がっているらしい。
皆さん是非バイクに興味持ってくれよな!


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