szkです。
タイヤが来るまでの間厳冬期向けのメンテを行っていこう。
ブローバイホース交換
まずはブローバイホース交換だ。
そもそもブローバイって何?って話だが、すごくさっくりいうと「燃焼時に余ったガス」だ。
エンジンを動かすためにはガソリンを点火して爆発を起こし、その力でピストンを動かす。
当然その”爆発”にはガスが伴うのだが、ガス、つまり気体。
一部はエンジンのクランクケース(つまり下部)に漏れ出してしまうものが存在する。
これがエンジン内にたまってしまうと内圧があがりエンジンが爆発・・・は言いすぎだけどクランクケースが破損しエンジンオイルが漏れだすなどの問題が発生してしまう。
これを防ぐためにはガスを外気に出す必要があるのだが・・・
とうぜん燃焼ガスなので外気に出すと環境的にOUT。
ならどうするかというとエアクリーナーに戻してしまおう、というのが基本理念。
この導線を担うのがブローバイホースだ。
さて、このブローバイは通常ガス。
これが通常環境であれば問題ないのだが、氷点下環境においては、どこかしらで水分を含む場合このブローバイホースが凍結してしまうらしい。
ホースが破損するとガスの放出ができず、エンジンがBANGというわけだ。

ジェベルのブローバイホースはこ↑こ↓。
かなり劣化しているものの、まだ使えそうだ。
ただ念のため交換しておこう。

パーツはこちら。
クリップは形状が変わって使いやすくなっている。

取り外して交換するだけ、特に難しいものではないだろう。
左が古いもの、右が新品だ。
フューエルチューブ交換
さて、フューエルチューブも交換だ。
ジェベルのフューエルチューブは実は廃盤。
まぁ、SUZUKI全体で型番変更になっただけっぽいのだが。
現在は09352-50005-360で入手できるぞ。
必要な長さにちょんぎって使おう。

キャブ回りをいじった際にガソリンの流入確認したかったので、ずっとテスト用と称して透明なチューブを使っていた。
ようやく正規品に戻せるな!

さきほどのブローバイホース合わせて交換完了だ。
ギアシフトペダルシール交換
つづいてギアシフトペダルのシールも交換していこう。
ジェベル200の2大オイル漏れポイントがあり、その1つがこのギアシフトペダルシールだ。
もう一つはというとキックペダル。
当方のジェベル200は前期型なのでキックペダルはついてない。

ペダルを外して・・・

見えている円形のパーツがシールだ。

これを外す。
手かチェーンきたねぇな!半年ノーメンテでさぼったつけがここにきている。
外すときはシールプーラーがあったほうが絶対に良い。
マジで絶対に。

はめるときはM14のロングソケットがあれば簡単に叩き込める。

できた。
バッテリー交換
ついでにバッテリーも見ておこう。
夏にいろいろやんでたので半年ノーメンテのタイミングでバッテリーを上げてしまった。
1年たってないのだが、性能は6割ほどまで落ちている様子(テスター曰く

・・・うーん、もったいない気もするがこれは交換しておくか

折角なのでバッテリーは純正指定ではなく、ベトナムGSのGT7A-Hを使ってみよう。
ジェベルの純正はYTX7L-BSなのだが、今回使うGT7A-Hは寸法が同じなのだ。
それでいてバッテリー容量は純正が6A/hに対し、7A/hと10%以上多い。
電源消費が激しくなり、性能劣化する北海道においてはバッテリー容量は大いに越したことはない。
値段も変わらないし今回はこいつを使っていくぞ。

比較すると寸法は全く一緒だ。
今回は交換のタイミングで少しひと手間加えていこう。

100斤で昔買った保冷バッグをちょん切って

バッテリーを保護して搭載する。
かなりキツキツだ。

入った。
ジェベルはカウルにラジエーターに向けた通気口が空いているのだが、これがバッテリーにも空気があたってしまう。
これにより氷点下環境においてはバッテリーが冷やされれ性能が低下する様子。
これの対策だな。
クラッチケーブル交換

クラッチケーブルも古くなってるので交換しておこう。
こういうのがダメになってリタイアするのは悔しいからな


ジェベルは手元ガワから外せるし、そのあとにエンジン側を外す。
しかもどっちも簡単だ。
ということで軽微なメンテもおしまい!
あとはタイヤ交換くらいだな。



