VJ Resolumeエフェクトメモ。今回はBlurについて紹介します。
6.0.8のアップデートで少し動作が変わったので、その紹介となります。
概要
Blurはかすんで~という意味の言葉です。
AEなどでもおなじみよく似言う「ブラー」の効果を示すエフェクトとなります。
昨日の紹介は「ブロー」でしたが今日は「ブラー」です。
※Version6.0.8と6.0.7以前で動作が異なるエフェクトです。この記事では6.0.8以降の動作を紹介しています。
ダッシュボードの画面
6.0.8で新たに「Blur」というパラメータが追加されています。
これはもともとBlurXとBlurYが乗算して動作していたのが、Resolumeでは想定外だったらしく
XとYを個別で動作するステータスとして、その強さを切り替えるステータスとして「Blur」が新しく追加されています。
Blur X Distance:
基準は0.05です。最低0、最高は1.00です。
0方向に数値を変更するとブラー(水平)を弱めます。
1方向に数値を変更するとブラー(水平)を強めます。
横軸に視界がぼやけたような画面の効果を得られます。
Blur Y Distance:
基準は0.05です。最低0、最高は1.00です。
0方向に数値を変更するとブラー(垂直)を弱めます。
1方向に数値を変更するとブラー(垂直)を強めます。
縦軸に視界がぼやけたような画面の効果を得られます。
Quality:
基準は0.15です。この数値を強くするとブラーが強くなりますが、弱いとブラーの品質が荒くなります。(強いと像の重なりが強くなります。)
Gaussian:
基準は0.20です。この数値を強くするとブラーの効果が強くなります。
実際に使った画面
※下のプレビューが元の素材です。
※この場合はブラー垂直のみをかけています。像が縦方向にぼやけて見えるのがわかります。
使用例
全体的に弱めのブラーをかけて文字を入れるとおしゃれな絵が作りやすそうですね。
イベントのロゴの表示を行う際に使ってみるとよさそうです。