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ゆかりさん

2024つづみの日:靑い解体新書の謎制作レポ

こんにちはszkです。

2024年、つづみの日から大体1週間がたちました。
今年投稿した「青い解体新書の謎」についての制作レポとか裏話になります。

 

◆作成に至るまで

去年の「シン・ササツヅムラ」でハードルがストップ高だったので今年は正直投稿は見合わせようと思っていました。
というのも、本来の予定ではこの日「楽曲投稿」をする計画があったのだけど、スケジュール的に厳しく手持ちがゼロの状態になっていたのだ。

あれだ、同人誌即売会はやることが多すぎるっピ

楽曲と動画はコストが高いので1か月くらいかかるだろう、ということで1月中旬から作業開始予定だったのだけど、ふたを開けてみれば1月中旬で漫画本が未完成。
結局これらのタスクが終わったのがつづみの日10日前というありさま。
しかも仕事も繁忙期に入りまとまった作業時間が取れず、「つづみの日はいいかな・・・」となっていたわけだった。

立ち絵なら?

まぁ、ここでただで転ばないのがszkでして・・・
おそらく何もしなかったら「2024年の2月23日、ほかの人は作品上げてるのにszkは何もしていない・・・うっ・・・(´;ω;`)」ってなってメンタル崩れるだろうな、ということで立ち絵の作成を開始。
ちょうど双葉立ち絵のナレッジもあって作りたかったのでタイミングが良かった。

これが大体10日前。
んでもって、この立ち絵を使った動画を出そうというのが最初の計画でした。
動画の内容は「つづみちゃんの家でニュースアナウンサー的につづみちゃんがつづみニュースを読み上げる。それにささハシが画面外からちゃちゃを入れる」というホンワカ動画。
autumnリバイバルの話や、チェビフェスのCMも兼ねた 動画にするつもりでした。

ふとよぎる「ぴこい解体新書」

という作業をしている中、Discord通話でレゲーの話になり、そのタイミングでふと頭をよぎる。
「そういえばうみゃさん、靑い解体新書のチップチューンアレンジ作ってなかった?」

↑これ

でもって、改めてニコニコモンズをのぞいたら完成版が上がっている
「そうだ、これを使ったレゲータイトル動画を作ろう」

これが2月15日(金)の深夜。
ここから靑い解体新書の謎の動画制作が始まったのだった。
繁忙期で平日は使えない、実質使えるのは土日の2日だけ!どうするー!?

限られた時間で動画を作るために

ということで製作開始。

まずは速攻「フル尺をあきらめる」ことにしました。
運よく”ぴこい解体新書”は最初のサビとラスサビがきれいに切り貼りできるようになっており、うみゃさんには申し訳ねぇという気持ちを思いながら泣く泣く1コーラス分に、これで動画の尺が3分強から2分弱に。

次は動画をどう作るか、手段としては2つで「戦闘シーンだけを作る」か「タイトル+デモ画面」という構成にするか。
残された時間を考えるとSFCレベルのドットでは間に合わない、szkのドットスキルを鑑みてもせいぜいファミコンかGBレベルのドットが限界だろう。

となると動きが少ないFCで戦闘シーンを通すのは動画的に厳しい、タイトル+デモ画面なら20秒間タイトルで埋めれるのでこちらを採用した。

次はドット打ち・・・といっても今回実はドットを打っていない
マップシーンで歩くつづみ&ささら安堵タカハシのみ16x16でドット打ちをしたものの、ほかのシーンは基本的に普通に絵を描いた形だ。

方法としてはクリスタのキャンパスサイズをFCと同等の256×240に設定。
アンチエイリアスをOFFにした1ピクセルペンで線画を描き、それをベタ塗するという方法だ。
当然そのままだと解像度が不足するので完成したPngファイルをPhotoshopでドットバイドットでスケールアップさせる。

これだけでかなり「FCっぽく」見せられたはずだ。

ゲームのジャンルもADVにすればアニメーションが少なく、かつ映える見た目で作ることができる。
結局動画の骨組みと尺埋めは製作開始の2日後の日曜日には完了できていた。

そのほか動画編集小ネタ

砂嵐のエフェクト

最初のTVの砂嵐はもちろん「ファミコン」のオマージュ。
FC時代は入力切替がなく、テレビのアンテナ線で映像を出力していたのでそれを意識したつくりになっている。
この砂嵐はVJソフトのResolumeで作ることが可能だ。
こういった地味だがAEで作りにくいエフェクトはVJソフトを使うに限る。
なおエンコードで死んでいた模様。

エフェクト:Goo

エフェクト:RGBshift

靑いオーバーレイ

青色(暗い青)を透明度95%くらいで乗っけると「ちょっとレトロ」な感じが出るのでおすすめ。

「すずきつづみと靑い解体新書の謎」のイメージ

ということで、ここからは技術的な話ではなく、動画イメージの話。

一応年代的には~1987年頃のファミコンソフトをイメージして作成した。
今回どうしても制作時間で手が間に合わなかったのが「動画の解像度とピクセルがドットバイドットにならなかった」ことだ。
本来ならすべてのシーンを256×240の倍数で行うべきなのだけど、あの動画は平然と1080pで作成してしまっている。
おそらくドット絵師やレトロゲーマー的には「ゆるすまじ」な内容になっているはずだ。ほんとごめん。

参考にしたゲームは「オホーツクに消ゆ」や「ポートピア連続殺人事件」、「ファミコン探偵倶楽部」あたりのADV。
あ、オホーツクに消ゆ、リメイクおめでとうございます。

マップ画面については「ポケモン(GB」や「メダロット」、「マインドシーカー」「MOTHER」あたりを参考にした。
戦闘シーンはみんなおなじみファイナルファンタジー。
多分色々にじみ出てると思う。

一応ストーリーやもざっくりレベルで考えていて、これにそってシーン展開しつつ界隈ネタを拾っている形だ。
あとは古いゲームを参考にしてるのでszkが意識していないがにじみ出ている元ネタもあるかもしれない。
下では一部を紹介。

・つづみちゃん

プレイヤーキャラ想定。
青い解体新書を図書館で見つけるところから物語が始まるイメージ。
けど発売当時は「今日はどこにいこうかしら・・・」から放り出されてそもそも図書館にたどり着けない人が結構いた、みたいな話だとうれしいよね。
それってくそげーじゃ・・・

後半のつづみちゃんが2人いるシーンは先日(2024/2/3)のTwitterでの誤ツイートが元ネタ。
ツイ消ししても俺らは忘れないからな・・・すずきつづみ・・・・・・・・・

青い解体新書ネタ的には、うみゃさんの漫画や原作MVの目が紫になったつづみちゃんは「別人」という解釈で作成してみた形。
もしかしたら3人目4人目もいるかもしれない。

・さとうささら

相棒キャラのポジション。
後ろ向いて話すといつでも会話出来て、特定の条件でささらENDみたいのがあるといいよね・・・見たいねささらEND。
多分戦闘だとつづみちゃんよりも早くクラスチェンジするし強いと思う。

・タカハシ

「ショップ」と「セーブポイント」の役割を持ったキャラという設定にした。
なんかタカハシってそういう役が似合うかなって・・・
マップシーンで一瞬移るタカハシはセーブポイントです。

ちなみに戦闘中の「タカハシ」コマンドはいわばFFの「しょうかん」で、これを選んで敵を全滅させてくれるタカハシがカットインする演出構想もあった
(コストが高くてやめちゃった

 

けどかっこいいタカハシは見たかったから入れちゃった。
ヒーローは遅れてやってくる!

・そのほかの設定

あとは原曲の「靑い解体新書」のどことなく不気味な雰囲気を出したくて敵は若干不気味なデザインにしました。

原曲のszkの個人解釈は「青い解体新書に書いた生物構造が事実になる」ストーリーだと踏んでいるため、多分このクラゲも元は誰かだったんやろなって・・・
どことなく靴が見覚えあるけど。

原曲のうみゃさんがTRPG好きということで、ゲームのストーリーもどことなくクトゥルフ的なTRPG感を意識して作ったりもしています。
なので人は平然と異形になるし、すずきつづみは複数出てくる、靑い解体新書は謎のままだしって感じなんだと思います。しらんけど。

けど、コメントで「タカハシを脱がせられる」とか「タカハシのミニゲームがある」とか書いてあったので多分明るいゲームです。

皆さんも妄想の思い出話を是非コメントしていってくださいね!!

(隙あればコメント乞食

それでは!

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