szkがVJやITや、趣味のゲームや自作PCのはなしをするところ。最近バイクをはじめた

四国翻走ツー4日目

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四国翻走ツー3日目
前回 ほんへ おはようございます。 四国アドベンチャーラリー当日です(白目 まぁ、自分はDNSなのでこの日は9時までぐっすり睡眠。優雅にホテルの朝食もいただいて…
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ほんへ

おはようございます。4日目の朝です。

帰りは四国アドベンチャーラリーで疲れてるだろうから個室にしたろ!!
ということだったがSDカードをなくしたせいであまり快眠はできなかった!

とりあえず心当たりはある。
昨日カバンに入れたInsta360のクイックリーダーをバイクの近くで落としたのだ。

つまり、車両甲板にSDカードが落ちている可能性が高い。

ロビーに出たところえーこくさんがいたので一緒に探すことに。

※またNDフィルター取り忘れてますよ!こいつ!

・・・・!!!

これは本当にうれしかった。
これがなければ動画化がとん挫していただろうからな。

すぐに見つかって本当に良かったと思っている。

いざ、帰路へ

ということで大阪の街から帰り道はスタートだ。

ここでもう一度現在のジェベルの状態と、szkの状況をまとめておこう。

まずジェベルは
・クラッチが焼けた状態
・エンジンオイル交換で60㎞/hの運転に支障なし。
・ただし高速運転が必要なシチュエーションかつ長い上り坂などでは速度が上がらない&クラッチが滑る感覚

帰宅した今なら高速道路で帰ってもよかったかもと思うが、GWの高速道路で再起不能になったらと考えるとリスクが大きすぎる。
なるべく下道を使って帰りたいところ、というのが現状だ。

szkは
・今日の夕方からボイファンがあるがキャンセル済み。
・明日中に家に帰りたい(明後日から普通に仕事のため

という状況だ。

今回はガバっていられないからナビもつけていこう。

11時間30分

ひょ、ひょえ~~~~wwwwww(白目

しかもこのナビ、1時間ほど走った後にONにしたため実際は12時間30分。
さらに休憩時間などは考慮していないためスムーズにいっても15時間くらいはかかるのだろう。

死んでしまいます!

まぁ、走らないことには始まらない。
大阪市街地を抜けるまでえーこくさんが案内してくれるとのことなのでついていこう。

1時間ほど走って国道1号線に到達したタイミングでおわかれだ。

大阪の中心地をアテンドありで通過できたのは本当にありがたい。
えーこくさん、最後までありがとうございました。

第一関門:阪奈道路

最初の難関は阪奈道路だ。

この道、国道8号という1桁ナンバリング国道で、道の規格も上下分離の2車線とかなり整った道ではある・・・のだが
古い道ならではのヘアピンカーブ&急坂で特に大阪側の坂を上るときに手負いのジェベルでは辛かった。

何度も後ろからデカいワンボックスに煽られ、下りもスピードが出ないので煽られ・・・となかなかに気まずい感じだったぞ。
なるほど、本州は車が増えるから四国では問題にならなかった「周りへの迷惑」が顕在化されるな・・・

一応断っておきたいこととしては60㎞/h制限の道でメータ70km/hは出せているということだけは伝えて起きたい。

第二関門:名阪国道

奈良市街を超えた後にやってくるのが名阪国道だ。

ご存じ名阪国道はとにかくスピードの流れが速い。
規格も高速道路とほとんど変わらないためぶっちゃけこの道を避けるかはかなり悩んだ。

じゃぁ、なんで利用したのかというと理由は二つで

1.速度制限が70㎞区間があるため速度制限を盾に現状のジェベルの高速性能を測れる
2.道中の針テラスに車載主が集まる会合があるらしい

ということだ。
片方だけでもおそらく乗らなかっただろうし、仮に乗っていなかったらこの先の道はさらに過酷になっており
下手したら帰ってこれていなかったかもしれない。

そういう意味だと回りまわってこの日の針テラスの会合には命を救われたことになる。
本当にありがとうございました。

実際に乗った感想としては「登りはやっぱつらいな」という感じだった。

この人は幸いにも温度が低く、油温は安定しており、結果としては高速を走り続けることはできたのだろう。
ただ、登りでファイナルが負けると滑る感じがあるし、これにより状況の悪化を危惧すると好きなタイミングで路肩によけて休憩のできない高速道路の利用にはやはり神経質にならざるを得ない。
特に名阪国道と違って80㎞/hを確実に出さなければならないとなると、なおさらだ。

しかし、この国道を走ったことによって当初は避けようと思っていたハイパス系は全解禁。
自走での帰路にかなり現実解が見えてきた形となる。
やはり針テラス立ち寄りは正解だったな。

針テラス

ということで関西車載主の聖地ともいえる針テラスに到着だ。
初めて来たぞ・・・正直テンション上がるな。

ここでは何人かの車載主の方とお会いできたぞ。

山上りすこ氏、ゆきだるま氏、うな~氏、Michael氏、とりけん氏、ペぺロン氏、kumano氏と邂逅できたぞ。
応援、ご心配いただき、本当にありがとうございました。

ぶっちゃけかなり疲弊していたためあまりしゃべれず申し訳ない。

当日の様子を上げられている方もいるのでこちらでも紹介しておくぞ。
尚、szkは針テラスでのあいさつのみにして、そのまま解散という形だ。

この先も長いし、バイパス開放したものの12時間以上かかる計算だからな・・・

うな~さんからお守りもらった、勝ったな!

朝ご飯を入れていなかったためここで取る。
つづみじゃん!

肉まんあるじゃnN!

尚、関西車載主曰く、「ネタにしようと思ったのだけど、”くしつづみ”だし、つづみ過激派に怒られるかと思ってやめた」とのことです。

待って、どういう風に見えてんの?

ということで1時間ほど交流して解散!
今度は一緒にツーリングしような!!

この後は淡々と名阪国道を進んでいく
なんかこのあたりも録画できてないんですが、大丈夫ですかね(動画

第三関門:名古屋都市圏

↑の一番下のルートだ。

11時過ぎごろには四日市に突入。
ペースは悪くない。

結果を知っている今思うと名古屋から東名乗っちゃえばよかったなと割と後悔してるが
当日はかなりクラッチに対して日和ってるので仕方がない。

四日市では渋滞に巻き込まれれる。
このあたりで昨日寝れていないこともあり、眠気のピークが来た

ということで近くのコンビニで休憩だ。
ちょっと仮眠しつつ、もう少し走っておきたいのでドーピングもしていく

大体ここで1時間くらい休んだ。

13時に出発するが・・・

・・・

・・・・・・

ダメだなこれ

ということで名古屋で過去に行ったことがある温泉施設へ逃げ込む。

しかし、この時szk、「ノイズキャンセリングイヤホンを忘れる」という痛恨のミスをする。
もう、何も考えられていなかったのが丸わかりである。

土日のこういった温泉施設は子供がワイワイはしゃぎ、ロビーでは大音量ライブが繰り広げられ、仮眠室はそんな中でも眠れる猛者が多いいびきをかいて眠り、普通に会話とかも周りがしているという無法状態。

こんな中ドーピングもしてしまったという判断ミスで全く眠れず・・・

結果szkは

尚、無駄に高い金を払ってしまっているためすぐに出るわけにもいかず、結果としてこの施設の滞在時間はなんと3時間。

この選択がのちのszkを苦しめることになる・・・

飯も食べておこう。。。眠れないけど。

第四関門:23号線&眠気眠気眠気眠気眠気眠気

↑の一番下のルート

16時30分、温泉施設を出発。日は傾いているがまだ高い。
ここからはひたすら23号線を走っていく算段だ。

尚、この段階で帰宅予定時間は最速で22時という計算。

クッソ眠いし、運転には気を遣うし、かなり限界といった感じだ。

結果、1時間弱運転して15分休憩して、1時間弱運転して・・・というのを繰り返さなければ前に進めなくなってきてしまった。
人間やはり、稼働限界というものあるらしく、ふと気をつけば気を失ってしまいそうというラインが存在する。
こんな状態では運転できないため、そうならないラインをキープするために細かい休憩をとるのだ。

トラック運転手の人とかって本当に大変なんだな、と改めて感じる今日この頃だ。

このあたりではすでに30分に一度のペースで休憩を行っている感じになっている。

全然前に進まないの。

名古屋から浜松までが一生続くと思った

ツイートでは上の18時10分を最後に黙っているが、その次の10時のツイートまで大体似たような運用をしている。

必ず家に帰るぞという強い気持ちで気を保っていたけど、マジでね、もう限界でした。

結果として無事故無違反だったので良いものの、正直安全運転からは一歩足を踏み違えていたかもしれない。
皆さんはこうならないように。

19時過ぎにようやく浜名バイパスへ突入。

このタイミングでついに往路と合流を果たす。

この道は3日前にFujiと走った道である。

もうかれこれ1週間くらい旅している気になっているが、3日前なのだ。
とまぁそんなことを思いながら気を保ちつつ、浜名バイパスを走っていく。
時間が遅くなったことで交通量が減り、気温もさらに下がったことでこちらとしてはかなり運転しやすい環境になってきた。
このあたりから進める距離が少しづつ増えてくる。

が、それから30分ほど。
海沿いルートから離れて市街地になると運転ストレスも上がり、それに対して脳の処理が追い付かない感覚が出てくる。

さらになぜかこのタイミングでSENAが不調となり、テンションを保つ頼みの綱だった音楽も不在に。
そんな最中、掛川の手前当たりで一瞬気を失いかけたところでこれはまずいと思いプラン変更。

再度睡眠を狙っていく。
今度は温泉施設なんかじゃない、もっとガチで、かつラフに入れる・・・

そう・・・俺たちの実家に・・・

20時。快活掛川店にチェックイン。
この時点で帰宅時間は23時。
いや、無理だろ。俺はもう寝るぞ。

ということで今後はちゃんとイヤホンも持って就寝!

ということで2時間。
結構ねれた。

やっぱ快活だな!!!

ちなみに、szkが外で寝るときはノイズキャンセリングイヤホンを耳に指し、ある動画を流しながら寝るというルーチンにしている。
この動画があれば、szkは割とどこでも寝れるのだ。

ここで動画を紹介しておこう。

名誉ささつづ民のぷるな氏の動画。

ASMRとしては短い部類に入るが落ち着いたすずきつづみの声と猫の鳴き声がかなり来る。
最強の睡眠特効薬なので、普段寝れない人は試されたし。

この動画を外で見る=寝る みたいなルーティンができてるのでszkはこの動画さえあればバイクの上でも寝れます

第六関門:国道1号線バイパス区間

さて、現在22時。
まだ場所は掛川だ。

ナビは1時過ぎには家につくといってるが無理だろJK。
一般道で4時間かかるんだぞという気持ちになっている。

しかし、前に進むしかない。進むしかないのだ。

静岡県は国道1号線がかなり幅を利かせている区間だ。
無料の対面通行バイパスと同規格で速度制限も一部は80㎞/hなのだから驚きだ。

本当、神奈川の国道1号線に爪の垢を煎じて飲ませたいと思うエリアである。

しかし、今回はそんな1号線が牙を抜く。
そう、80㎞/hで走らないといけないのだ。

この日まだ瞬間的な80㎞/hはあるものの、連続して80㎞/hは出せていない。
行けるのか・・・?本当に。

時間も大分過ぎて交通量が少ないためストレスは少ない。
80㎞/hは出るっちゃ出るが、やはり安全マージン考えると避けたい。
そんなところだろうか。

途中、由比PAの近くを通り「行きに寄ったなぁ」とか思ったり

そのわきを通る東海道線を見て「今日はもう終電終わっちゃったかなぁ」とか思っていたら瀬戸へ向かうサンライズとすれ違い勇気をもらうなどして静岡を進んでいく。

しっかし、さすがにカメラが暗いな。

青看板の文字に「東京が」入ってきたり、「川根本町」の表示を見て絶望したりと一喜一憂していた。

当然休憩ペースはかなり頻繁に、だ。

第五関門:大山越え

さて、時刻はすでに0時を超えた。

ここでいろいろと考えが過る。
2時間寝てかなり回復したものの、所詮は仮眠。
あれからすでに2時間以上走行し、再び限界が近い。
このあと体力の減り方は今まで以上になるだろうし、深夜を過ぎると普段寝ている時間になるため眠気もより強さを増してくる。

そして最後に待ち受けるのが静岡と神奈川の県境。大山と箱根だ。

一般道で神奈川に侵入するルートは大きく3つ。

①もっとも北部のR246から秦野経由で侵入するルート。
②海沿いの熱海ビーチラインから真鶴道路を通っていくルート
③そして国道1号を通るいわゆる「箱根越え」のルートだ。

一般道縛りをするなら、通常であれば①が無難なラインであり、神奈川南部住まいであれば③も最速ルートの一つだ。
通常②は避けられがちだが、この時間なら候補に挙がってくる。

ただ、①は246自体がアップダウンが激しく、1車線で深夜帯のスピードが速いこと。
③は現在のジェベルでは不安が残り、ルート取りが若干複雑かつ、失敗した時のリカバーが効かないこと(箱根の上で故障したら場合が怖い
②は時間がかかることと、結局ルートに入るまでアップダウンの激しい道を通ることになるというのが懸念点となる。

尚、どのルートもナビでは2時過ぎ到着とか言っているが、今日のこの様子だと↑のルートをとった場合いずれも家に帰れるのは朝の6時だろう。

・・・

・・・

現在時刻が10時。
6時って大阪出発から24時間。

今まで走ってきた苦行をあと25パーセントやらないといけないということになる。

無理だ、絶対に耐えられない。

szkは途中で力尽きて死ぬだろう。

そう考えたときに、最後のルートが見えてくる。

そう、高速道路の解禁だ。

今日思えば様々な道を走ってきた。

阪奈道ではきついアップダウンを。
名阪国道では高速道路規格の走行を、
そして浜名バイパス国道1号では平地での高速性能を測ってきた。

この3つの道路を乗り越えてきた今ならわかる。

さらに東名なら3車線で左側は80㎞走行のトラックがメイン。
途中に立ち寄れるSAとPAが多い区間でもあるし、
何よりどんなカーブがあるのか、どんな坂があるのかもszk自体が一番把握できている。

特に現在の掛川からは駿河湾沼津まで一般道で上がってしまえばそこが一端のピーク。
御殿場の最高地点までの上りも少なく、そこから先は基本的に下りになる。
大きくクラッチに負荷をかけるシーンは多くないはずだ。

行けると、いや、これでしか帰れない。

天空の林道でクラッチを焼いてから全行程700㎞。

ラスト100㎞での高速道路解禁だ。

駿河湾沼津のスマートICから突入し、足柄SAで休憩をとる。
行ける。このタイミングでやっと「家に本当に帰れそう」という実感が沸いた。
正直高速道路に乗る前までは「本当に帰れるんだろうか」という気持ちが心のどこかにあったのだ。

SAのうどんを食べ、最後にすずきつづみのボイスを聞いてもうひと眠りする。
足柄SAのフードコートではソファで横になって仮眠をとるライダーの姿が何人かいた。

高速道路には同じ苦行を行う仲間がいたのだ。(多分

足柄は実質神奈川県!
もう帰宅したようなもんだが最後まで気合入れていくぞ。
現在時刻は2時23分。つづみの刻である。

うおおおおお!走れ!走ってくれ!俺のジェベル・・・!

そして・・・

ついに・・・・

乗車時間10時間27分。
総所要時間21時間33分。

あのクラッチを焼いた明神山から約900㎞。

szkの長い長いアドベンチャーラリーは幕を閉じた・・・

完走した完走

というか、二度とあってはいけないことだ。
こんなん全然取れ高としておいしくも何ともない。
先の記事にも書いたがいい経験ですらない。

今回本当に無事故無違反、無怪我だったのは不幸中の幸いという他ないだろう。
一応自分で自分のケツをふけているのも及第点か。
だが、これを続けたらやがて死ぬ。本当にそう思った。

だからちゃんと準備して、知識をもって、それでバイクに乗らなければいけない。
何か怠慢したらこうなり、やがて死ぬのだ。

今回はそれを身をもって知れたのは皮肉的に「いい経験」だったのかもしれない。
軽い臨死体験だ。

正直この事案は「お前もうバイク降りろ」と言われるレベルのお話だと理解している。
二度とszkのような愚かなライダーが生まれないよう、ここに記載し、この記事を締めよう。

最後に、この度は皆様方には本当に多大なるご迷惑をおかけ致しました。
特に同伴いただいたFujiさんや、カヤさん。現地でご迷惑をおかけしたえーこくさんやりあさん。
バイク故障に際して手を差し出してくださった方々をはじめとし、TLで心配いただいた方には頭が上がりません。
このようなミスを今後起こさないよう、今後勉強して参ります。

最後に、人は足が壊れるとここまでつらい思いをする必要があること。
そして、その足を壊すのはいつだって自分自身であることを記載しておきます。
皆々様の今後の旅が順風満帆でありますよう。

追記

家に帰った。AM 3時過ぎである。
嫁はまだ起きていて、玄関に現れた自分を見てこういう。

「よかった、生きて帰ってきて」

しかし嫁には自身のGWの予定を優先し、迷惑をかけている。
それなのに本来の予定は達成できず、挙句このような心配すらかけているのだ。
林道を走るアドベンチャーラリーなんて危ないから、と反対されて1年。
結果的にもっと危ない行為に肩まで浸かって帰ってきた形だ。

謝罪項目が多すぎて困る。ただただ、「本当にごめんなさい」と、謝るしかない。
そんな自分に嫁はこういった

この言葉を、初めて自分で素直に聞き入れられた瞬間だった。
そうか、自分はずっと、この言葉を自身が迷惑をかけた相手からの救済の言葉としてほしかったのか。

・・・

「ありがとう」

玄関先、僕の長い冒険はこの言葉で幕を閉じた。

つづき

クラッチを修理した結果

ジェベル200君クラッチ交換(焼け対応)
こんにちはszkです。 Twitterのほうで追っていた方は知っていると思いますが、四国に行ってクラッチを焼いた。命からがら帰ってきたのでクラッチの様子を見てみ…
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