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ほんへ
事の始まりは去年の冬の始まりの11月ごろ。。。
当初、北海道ツーリングの準備にいそしんでいたszkにあず。氏より依頼が舞い込む・・・という形で始まったのが事のはじまり。
当初12月は北海道の準備、そして1月~3月は例年だと仕事が忙しくなるため、最大で6月くらいになりそうという話をしてこの話をお受けしました。
尚、企画は少しずつ進めてたりしたのですが、ご存じの通り2月になり仕事が爆発。さらに本来暇なはずの4月~6月も仕事の炎上案件に突っ込まれたせいで崩壊、かなり紆余曲折してしまい、あず。氏にはご迷惑をおかけしました。
そんな苦労話をしていきます。
紆余曲折のプロット
あず。氏の曲はリリックと小説のようなテキストを織り交ぜたミュージカル風の作風が特徴的。
↓の動画とか好きですね。
そして、今回の「星彩鐵道」もこれに洩れず、バックストーリーがしっかりと記されており、描かれていない部分含め設定はかなり凝ってあります。
11月の時点で1月~2月は仕事とチェビフェス。そのあとに動画・・・と予定が埋まっていたため、このMVはなるべく省力にしつつもバックストーリーを伝えられるようにと企画しました。
この楽曲、今日の楽曲としては非常に珍しく前奏があり、間奏も2回入って、曲の総長は6分越えというボリュームソング。短くタイパ重視の令和ソングとは敢えて逆を行く作りをした楽曲となっています。逆に言うと往年のドラマ仕立ての楽曲が好きな方(サンホラとか、アルトネリコとか)はこの楽曲絶対刺さると思うので是非聞いてください。
閑話休題
そう、この楽曲6分もあるんです。最近は車載動画ですら3分程度が定常のこの時代、6分のMVというのはなかなかに大変な部類になります。
しかし、そこをうまくやるのも動画師というもの・・・
この形に落ちるまで、実は結構紆余曲折していたりします。
最初に企画したのは過去に「完パクパク宣言」で用いた定点カメラ式のムービー。この方式のムービーはキャラだけを動かせばよく、カット割りなどの手間が一切省け、さらにキャラクターが動くことで文字を動かす必要が最小限となるため、szkの得意分野とするムービーとなります。

↑最初期のラフ。鉄道というワードから車内のステージで4人が踊るようなミュージカル風の映像をイメージ。





↑ステージ衣装みたいなものもイメージしていました。
しかし、これは作中イメージと異なるため見送りに。
このあたりから「女の子の旅」が主軸であるコンセプトが整い始めます。
そこで、つづいてはエンドロールのような上から下にスクロールする映像の中に情報を詰め込む形のムービーを企画。

最後の「青い空見上げ」のオチを前提に、高い宇宙色の空からどんどん標高を下げていく、旅の終わりの段階から回想していくような構成をイメージしていました。

下から上にスクロールして、旅の軌跡をたどるような構成でした。
これは途中まで企画したものの、次の理由でこれもとん挫しています。
その理由が、作品の中であず。氏からいただいていた「数種のスチル」です。


動画の中で何枚か出現する写真、これはあず。氏より依頼を受けて挿入されているものとなります。動画でも記されている通り、この物語はつづみ、湊音、葵、モカの4人が星彩鐵道に乗り込み、その中で本作のコア人物ともいえるりりせと出会って・・・という流れになっているのですが、この流れを汲むために指示いただいていたのがこれらのスチルです。
ちなみにいただいていたのは4枚。作中は7枚表示されるので3枚はszk発案のものとなります。どれか探してみてね。
・・・と、このイラストをスクロール形式の動画に挿入すると存外尺が足りなくなるんです。ええっ、6分尺なのに足りないんですか(驚愕)
また、映像に動きが付けづらく、淡々とした表現となってしまうことも懸念され、かといってテキストを動かすとコストが跳ね上がり、そもそもコンセプトからもブレてしまうというジレンマに陥ってしまい、これもとん挫となりました。
この段階で3月ごろ。
ここからszkの仕事がクッソほど忙しくなり、いったん計画が凍結されます。
・・・
そして再度動き出したのは仕事が一番忙しかった5月・・・
そう、この動画の着手を約束していた月です。
といっても仕事がめちゃくちゃ忙しく、さらに↑の状態を克服するアイデアも出せない状況から若干のスランプに入ります。
結局「とにかく手を動かそう」という事で、いったん過去の資産をすべて捨てて「手癖でMV作ってみる」という方針で動き出します。
szkが手癖でMV作ると思い付きで作るのでかなりコストがかかるんですが、その断片がこのツイートだったりします。
これで開いてるように見えるか。ページめくりのフレームをちょっと削ったほうがいいかな。 pic.twitter.com/2JMc1aGlGT
— szk(すずき)🎐声音の宴B-19 (@szkP0151) June 23, 2026
この時作ったのはこんな感じの動き。
めっちゃうごく。

その後本を開いてそれを回想するイメージでPVが展開。

サビはスピード感あるエフェクトと共に星彩鐵道が移動。
それを背景にキャラを飛ばす想定でした。
まぁ、当然コストがかかりすぎるので頓挫。
イメージがまとまらないまま、6月末の段階であず。さんへ相談。
現状の仕事状況だと完成まで間に合わない旨を相談しました。
このタイミングでいったん仕切り直しをし、シンプルに1枚絵のMVで手を打つ方針で決定。
ただ、1枚絵だけではさみしいため、↑で作ったイントロのパート。
さらにスクロールパターンで利用する予定だったスチルを間奏に組み込み、現在の形に落ち着いた形となります。
正直、かなり紆余曲折してしまいあず。さんには不安を抱かせてしまったなと反省しています。
時間があるときに設計図だけは作っておこう・・・(自戒
皮肉なことに「省力でありつつ伝えたい部分は入れ込む」という当初のコンセプトは満たせており、かなり遠回りしてしまった形に。
その反面、やりたいことが時間的制約のためできなかった申し訳なさもあるという少し苦い経験になったなという具合です。(もちろん出来上がったものはちゃんと作ったつもりです!
リベンジできる機会があるなら是非、といった具合ですね。
szk個人設定の裏話的な
さて、反省ばかりしていても後ろ向きに見えてしまうため、前向きな話をば
まずはキャラクターについて





キャラクターは「公式普段絵に私服感をまぜた」形で書いてます。
公式衣装が制服なら、その意匠を反映した私服はどういうイメージだろう?といった具合。公式衣装よりも機能性を高くした衣装を心がけてます。
宮舞と葵ちゃんあたりはかなり気に入ってますね。
一方でりりせさんはほぼ公式衣装。君が主役だからネ・・・
曲の設定と歌詞を見たところ、どうしても「りりせが主役」という感じに見えたため、あえてりりせだけ浮かせるためにこのようなデザインにしています。
ちなみに、普段のszkの絵とも、公式とも髪の毛をはじめとする色使いが異なりますが、これはあず。氏よりカラーコードの指定があるためとなります。どこの色が違っているか、是非見てみてくださいね。
次に動画で出てくる周りのデザインですが、これは作中の間奏で出てくるアイテムを引用しています。
さて、それぞれがどんなアイテムなのか、曲の歌詞や間奏のテキストから想像してもらえると嬉しいです。





ちなみにアイテムはそれぞれキャラクターと同じ数だけあります。
どれが誰の持ち物なのか、どのアイテムなのかも考えてみると、より楽しめるかと思います。
ちなみに意匠のディティールがデフォルメ化されているのは、スクロール式のムービーで利用する予定だったからですね。
結果的にはこのデザインが残っていたことで最終版のMVのフレームとして違和感なく入れ込めたので良かったと思っています。
specialThanksについて

実はこのMV、しれっとはるじろ。氏にも協力をお願いしています。
けど、イラストはszkだし、MVもszkだし・・・一体どこに・・・?
という謎ですが、それはこれ↓です。

6240 x 4160という4kの高微細写真の提供です。
写真クラスタとしても活動するはるじろ。氏が秋田で撮影したというこの写真、解像度も固いことからかなりスケール拡大しても素材として破綻せず、MVでは終始この素材を背景に置いてます。
本当に助かりました。この場を借りてお礼とさせていただきます。
・・・ということで紆余曲折ありながら、結構なスパンをいただいてしまったMV作成のお話でした。作品だけを見ただけでは伝わらない苦労話ができたかなと思います。
あず。さんのMVはまた万全の状態で、是非やらせてほしいですね。







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