先週の3連休に北海道に突如としていってみました。
目的はFF14の雪祭りの大型雪像。
そんな北海道を前にszkはとあるアイテムを購入したのでした・・・
※18年11月27日追記 「ハクキンカイロ 飛行機」等で検索されて来た方は記事の後半部分をお読みください。
それがこれ、ハクキンカイロ(公式ページ)です。
いろんな方がすでに書いてあるので100番煎じくらいですが、日本では使い捨てカイロよりも前に使われていたカイロであり、以外にもその歴史は古く大正時代から使われていました。
難しいことはわかりませんが、ベンジンという燃料と熱したプラチナ触媒の化学反応によって熱を発生させるという仕組みらしいです。
昔の科学ってすげー!
公式ページもめちゃくちゃレトロな感じでなかなかかわいいですね。
■使い方
使い方はハクキンカイロ公式で動画がアップロードされています。
1:ハクキンカイロの外蓋を取る
2:プラチナ触媒が搭載された内蓋、通称「火口」を外す
3:カップを搭載する
4:カップに燃料となるベンジンを入れる
※この時1カップ満タンで12時間程度が目安です。ハクキンカイロスタンダードなら2カップ分は注入できます。
5:カップを捻ると溜まったベンジンがカイロ本体へ落ちていきます。
※この時さかさまにしてもベンジンは出てきません
6:火口を装着します
7:ライターなどで火口をあぶる
※ベンジンは気化するので注入したボトルの蓋はしっかり締めてしまっておくように!
8:火口に対して外蓋を当てる、外蓋が曇ったら燃焼が始まってます
9:外蓋を戻して完了!
■使い勝手
上の一連の作業はなれると1分半くらいでできるようになりました。
2年も使うと30秒かからずできるようになりました。
オイルを入れて火をつける工程はなかなかに心が休まる瞬間だったりします。
買う前に自分が気になったことを記載しておきます。
Q:どれくらいで温まる?
A:30秒後には温かくなり始めてます。1分したら割とあったかいです。
Q:オイルは漏れてこないの?
A:こないです。中の脱脂綿(吸収剤)にベンジンが染み込んでるのでオイルは落ちてきません。
Q:Zippoライターオイルでも代用できる?
A:自分はそれを使ってます。2018年2月時点でハクキンカイロが謳っている性能と同等です。(カップ1杯で12時間程度)
2019年追記:Zippoでも燃焼性能は変わらないが、気持ち燃費が悪い気がする。あと匂いがベンジンより臭い。ので最近はもっぱらベンジン
Q:匂いはする?
A:鼻を近づけると石油ストーブのような香りがしますが別段使っててにおいを感じることはあまりないです。
Q:どれくらいあったかい?
A:使い捨てカイロの5倍くらいあったかいです。生身で使うとやけどするので付属してあるフリースに入れて使います。
■北国で使ってみた
ということで極寒の地で使ってみた感想。
首元や胸ポケットに入れるとかなりあったかく、当初は張るカイロも併用予定でしたが、結局その必要はありませんでした。
一つの発熱量が大きいので、首元に一つ当てておくと体全体が温まります。
ただ、水分補給しておかないとこたつに入った状態と同じ感じになるので注意です。
■ハクキンカイロをもって海を渡る方法
さて、北海道に行くには海を越える必要があります。
この内容はいろいろ調べたのですが出てこなかったのでここで実績を共有します。
まず、ハクキンカイロは飛行機に乗せることができるのか、という話題です。
前提として「可燃物となる物体は航空法で飛行機に乗せることができません」。
ただし、ライターは特別に一つだけ持ち込みが許可されています。
以下は実際にJALのお問い合わせセンターに聞いてみた質問内容です。
Q:ハクキンカイロを機内に持ち込むことはできますか?
A:“未使用品に限り”機内に持ち込むことができます。ただし中の吸収剤は抜いて持ち込みください。
Q:使用品の場合は持ち込みできませんか?
A:申し訳ありませんが、一度でも使用したものは吸収剤を抜いても持ち込み、預け共に不可能となります。
とのこと、つまり北海道にハクキンカイロを持ち込む/持ち出す場合空路はNGとなります。
以下は今回持って行った方法と実績です。
方法1:北海道新幹線(陸路)で行く
去年開通した北海道新幹線を使えば北海道までAll陸路で移動することが可能です。
あるいはカシオペアを使うのもアリです。
一番正々堂々な方法です。
方法2:航路で行く
関東なら茨城県の大洗から太平洋フェリーが出ています。
この方法でも新幹線同様ハクキンカイロを持ったまま北海道入りが可能です。
方法3:郵送する
これは裏技的な方法です。今回帰りにこの方法を使いました。
まず航空法的に使用品は空路NGですので、使用は自己責任でお願いします。
まず、レターパックライトを手に入れます。
これはコンビニで売っているので手配は楽でしょう。
また、レターパックのページに航空機で運搬できないもののリストがあります。
ハクキンカイロはそれに含まれるためルールを順守するのであれば品名に「カイロ(船便希望)」と書いておけばよいと思います。
カイロを送る際には中身の吸収剤を抜いておいたほうがいいでしょう。
間違っても熱を持った状態のカイロは入れないようにします。
カイロの吸収剤の交換方法はこちらのページがわかりやすかったです。
処置を行ったカイロをレターパックライトに入れて、ポストに投函します。
船便の場合1週間以内程度で自宅へ届くと思います。
空港に持って行ってしまうと手荷物検査場で募集され破棄されてしまうので、事前にレターパックを手配&ポスト投函するといいですね。
まとめ:一度でも使ったら飛行機は使えない!新幹線か船で行く or 中身を抜いて船で配送するのが良い!
ハクキンカイロは長く使える代物なので、遠方に行く際も持ち込みしたいはず。
ただし、飛行機を使って移動する際はどうしても制限がかかるので以上のような方法を使って運用していきましょう!
ちなみに物自体は危険なものではなく、上記のQ&Aにあるようにオイル漏れもなく
冬場の野外イベントや釣り、キャンプにも使える安全なツールです。
真鍮の銀色デザインも所有感を煽りいい感じ。
正直使ってて思うのは、もっと流行ってもいいと思うツールです。
皆さんもまだ冷え込む今年の冬場のラストにハクキンカイロを使ってみてはいかがでしょうか。
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