こんにちは、szkです。
どこもかしこもコロナで自粛!
バイクは盆栽するしかにい;;
ということで、前々から気になっていたスパーダのシートが破れている所の修復、もといシート張り替えをやっていくゾ。
劇的ビフォーアフター ~シートが破れたスパーダ~
今回の依頼の物件がこちら
VT250 スパーダ・・・
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HONDAの誇るアルミ鋳造フレームが輝かしいVT250 SPADA。
しかし30年余りの月日の経過によって、今ではシートが破けてしまっています。▼
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本日のご依頼者は東京都北区に住む、この方。
szkhavenのszkさんです。
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szk「乗り心地に問題は無いんですが・・・やはりより古く見えてしまうといいますか、事実古いんですけどね(笑」
今回匠はこのスパーダのシートをどう張り替えていくのでしょうか・・・
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ということで茶番は置いておいて、今回利用したシートを張り替えました。
なんとVT250スパーダはサードパーティ製のシートがまだ売っている。
大体ヤフオクでうっているので興味がある人は用チェックだ。
今回はヤフオクでPeace Craftさんが売っている約5kの代物を購入したぞ。
尚、このシート。
ネットやSNSで見てみると綺麗なスパーダは大体このシートに張り替えが成されているほどの定番商品だ。
購入するときはいくつかのオプションが存在するほか、ホチキスのニードルとガンタッカーも付属するので購入時は良く説明を読んでから購入しよう。
尚、僕のスパーダのシートは硬化しすぎて針がささりませんでした(絶望
作業開始
ということで、まずはシートを取り外す。
これは鍵1本で空くので簡単だ。▼
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スパーダのシートは背面の金属(本体との固定部品)とそれにタンデムベルトが。
さらに、シート本体はガンタッカーによるニードルによって止められている。
まずは過去のニードルの抜去とタンデムベルト(ボルト2本で装着)の取り外しから行おう。
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▲クッソ古くなったニードル針は若干朽ちてしまっており、通常の抜き方であるマイナスドライバ―などでてこの原理で抜去しようとすると中折れしてカナシイことになるぞ。
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▲今回はネジザウルスを使って毛抜き的に引き抜く形をとった。コレイイ!
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▲針は中で完全に錆てしまっていた様子。
抜いた後も錆が残っている。
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▲完全にシートを取り外したものがこれ。
30年物のスポンジとかもっとカビとかやばいかな?と思ったら思いのほか焼き立てのカステラみたいな見た目でおいしそうだなと思った(マジキチ
これに対して液体のりを塗り、同梱の防水ビニールをかけていく。
これが無いとスポンジが死んでいくので非常に重要な作業だ。手を抜くことは許されない。
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▲ビニールがかかったものがこれ。
しわを伸ばし、余分なビニール部分ははさみで撤去していこう。
次がいよいよ皮張の本番だ。
シートはかなり伸ばした状態で利用する。こうすることで水分は溜まりにくいし、何より見栄えがしゃきっとして綺麗に見える。
精密な作業は座敷童にやってもらったぞ!
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▲シート張る才能がある座敷童
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▲そしてシートをタッカーで止めて・・・おや・・・
おかしいねぇ・・・シートのベースが硬化しすぎてガンタッカーが負けるぞ・・・
ガンタッカー君はモノによって性能が大きく異なる。
無論良いガンタッカー君は強度も強いが、値段が張る。
今回のガンタッカーは1000円相当のガンタッカー。いわゆる標準的なものだ。
おそらく、グリスアップされ水分の残っているシートベースならこの通常ガンタッカーでなんとかなったのだろう。
しかし、水分も抜けカッピカピになったシートベースには全く歯が立たない・・・どうすれば・・・吉田?
頑張れszk!とりあえず落ち着いて別のことしよう!サビサビのベルト留め具のサビを取るんだ!(まちかどまぞく文法
そして翌日・・・
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ガンタッカー強いの買ってきた。
諸君、力こそパワーだ。
そしてパワーは金で買える。
今回安心と安定のMAXのT3-6M針とそれに対応したクソ強タッカー(高柴ギムネ製)を買ってきた。
これで・・・
勝つる!!!
尚、最強のタッカーを用いても針は完全に刺さらない。
しかし穴が開いてしまえばこちらのもの、あとはウォーターポンププライヤーポンププライヤーでトドメを指せば最後まで針が入っていく。
さて、あとはこれを少しずつ調整を繰り返して止めていくぞ。
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▲と、作業を黙々を行い完成!
最後にベルトを装着しよう。
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▲ええんちゃう?
さて、スパーダに乗せるとこんな感じ。
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なんということでしょう。
30年の月日を経てくたびれていたシートがこんなにきれいになりました。
座り心地は大きく変わらないものの、二―グリップは摩擦が戻ったことでやりやすくなった。
あとはシートが破けてたところから水が染みてこないのが最高だな!
大分「古い」という印象もシート1つでここまで変わるのかという印象。
シートは室内でもできる盆栽、みんなやっていこうな!
ウォータープライヤーはばね付きのものが力が均等に入れやすくおすすめでした。
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