szkがVJやITや、趣味のゲームや自作PCのはなしをするところ。最近バイクをはじめた

ジェベルのエンジンをOHする踏ん切りがつかない

こんにちはszkです。

最近ジェベルの話ばっかだな!!

そもジェベル200のエンジンって

普段「やりました」「できました」しか書いてないszkがなんでこんな記事を書いてるのかというと、それはジェベル200のエンジン特性に由来する。

ジェベル200のエンジンは巷ではガラスのエンジンと呼ばれるほど持病が多く有名だ。
というのも、このエンジン、そも125㏄のエンジンをベースに200㏄にボアアップした形で制作されている。
それゆえに設計に若干の無理があったりしたりしなかったりするらしい。

まぁ、上の話は噂レベルなのだけど実際に発生する自称レベルで記載すると

1.ピストンとシリンダーがアルミでシリンダーが削れる(~5万㎞までに発生)
2.バランサーがないことでコンロッドの軸がぶれ、これにより歪みが発生、結果コンロッドが削れる(~5万㎞までに発生)
3.2の影響によってロッカアームが削れる(~4万㎞までに発生)

と、まぁまぁクリティカルな部分で不具合が多い。
特に2に関しては3のロッカアームのメンテナンスでこれに気が付けなかった場合、突然死するとのことでなかなかに心臓に悪い持病だ。

さて、過去の記事やTwitterでszkは「ジェベル200はパーツが出る」と散々言っている。
四半世紀売り続けたこのエンジン。当然SUZUKIも上記に対する対策は打っており、今出ているパーツのほとんどは対策品になる。
これに交換することで飛躍的寿命が延びるらしい。

補足までに上の「~㎞までに発生」というのはVer1のエンジンの話になる。

長く売られたエンジンにはVerがあるぞ

SPADAが搭載するMC20もそうだが、エンジンは息が長ければ長いほど版というものが存在してくる。
正直今から記載するジェベル200のエンジンは互換性についてはマシなほうだと思うことは補足しておきたい。

ジェベル200が搭載するエンジンは1985年のSX200Rに搭載されたエンジンがベースになっている。
このエンジン、1985年を始祖とし、ジェベル200、DF200、DR200、そしてVANVAN200へと受け継がれ、国内では2008年がラストであるものの、国外ではDR200SEに搭載され、さらにBeta APL200のOEMとしても採用。
なんと今年で40周年という超ロングセラーエンジンというわけだ。

さて、じゃぁ互換性はどうなの?という話なのだがおおむね互換性はあるという回答になる。
カムシャフトの径などは微妙に異なるもののそれも互換性があるし、腰下腰上ともに互換性はあるようだ。

じゃぁ、Ver1とかってなんだよって話になるのだけど、これは上述した対策品の以前以後での仕様と排ガス規制前後の違いによるものだ。

ちなみにVer1とか2とか言ってるのはszkが勝手に言ってるだけなので公式用語じゃないことは断っておきたい。

Ver1

調べた感じSX200Rからジェベル200の前期型がこれ。
排ガス規制前で二次エア回収機構がついていない仕様のエンジンになる。
尚、この二次エア回収機構の有無でパーツ互換性が大きく異なるということをここで伝えておこう。

Ver2

二次エア回収機構の搭載された日本国内版のエンジン。
ジェベル200中期型からDF200E、VANVAN前期がこれに該当すると思われる。

二次エア回収機構のための穴がシリンダーに開いているのが特徴。
Ver1はこの穴が存在しない。
キャブレターも同様で二次エア回収機構用の穴が用意されている。

Ver3

上述した問題を対策した対策型。
ピストンの形状が若干変更され、シリンダー内周がメッキ加工されている。
またクランクシャフトとコンロッドの加工が変更されているとのこと。

2007年にリリースされた国外のDR200SEは全部対策品になってるっぽい。
そのため同時期に国内で販売されているVANVAN後期型もおそらくこれに該当する。

Ver3a

国内のVANVAN後期型FI仕様向けのエンジン。
詳細はわからないがFI対応。
ピストンやシリンダー周りはVer3と同じっぽい

とまぁ、こんな感じだ。
ちなみに上述した持病に対する対応だが、Ver1とVer2はピストンがシリンダーを削ってしまい、出力が弱くなってしまうとのこと。
これに対してVer2の時代までは純正部品でオーバーサイズピストン(径の大きいピストン)がパーツとして用意されていたらしく、これを利用して保守していたらしい。
Ver3ではどうやら「定期的にオーバーサイズピストンにするより、シリンダー生かしてピストン丸っと交換したほうがええやろ」という真理に気が付いたらしくシリンダーにメッキ加工がされたとのことだ。

コンロッドとクランクシャフトは接続部に若干の仕様変更があるらしく、丈夫になっているとのこと。
つまりVer3以降のエンジンはVer1に比べると持病の発生頻度が少なく丈夫。ということになる。

何を思い悩むのか

さて、szkがなんでこんな重い腰なのか、、、というとszkのジェベルのエンジンはVer1だ。
つまり二次エア回収機構搭載前のエンジンになる。

現在走行距離は4万弱というところで、エンジンのアイドリング音を聞くとなんか気になる音に聞こえてくるわけだ。
やらなければならない。
ただ、シリンダーの穴は埋めないといけないし、コンロッド交換のために腰下バラすのはだるすぎるというところでこう踏ん切りがつかないというわけだったのだ。

うーん、とりあえずロッカアーム見て状況を確認しつつ、腰上だけ先に手を入れるか・・・
悩みどころさんである。

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