終わったので感想をば。
いろいろ言われているけど、個人的には「伝えたいテーマはわかった」「わかったが手放しで面白いかは別」といった評価。
一応フォローとしては6.0の暁月のフィナーレでFF14世界の普遍的な理にメスを入れたうえで、それを解決してしまったから話のスケールには苦労したんだろうなというところが伺えた。
そのスケール感をどうにかして、1つの作品として盛り上げようとした際に人間賛歌を中心にFF9という調味料を使い、第9世界と西方大陸を舞台に味付けしたのが黄金のフィナーレ…なのだけど。どうしても永遠の命であった古代人とウルティマ・トゥーレで見てきた朽ちた文明の後にアーテリス内で永遠の命を題材にするとプレイヤー的には話の繰り返しになりかねないし、宇宙の果てを見てきた暁メンバーや我々と、それを知らない第9世界の住民との温度感は見ていてハラハラしてしまったというのも正直なところだ。
ただまぁ、これ以外で何がベストだったのかと言われると頭悩ましいし、FFX-2のようなファンディスクのようなものだったと割り切って遊ぶのが一番精神衛生上良かったかなという感想だ。
強いて良かった点を挙げるのであれば、やはり7.3のラストで蛮神を召喚された部分。
ようやくあそこで主役たる光の戦士が「当事者」として動けるようになったのかなと感じたシーン。
リアルで「お前…やりがったな・・・!もう、殺すしかなくなっちゃったよ・・・」と声が出た。
まぁただ、その後ろに控えてるのがなんとなく転生組のアシエンっぽい連中なのはやはりスケール感に欠けるし、はてさて今後どう「2回目のフィナーレを演出するのか」といったところかなと。
一応プレイヤー目線からすると未解決の事象として「メラシディア」と「ヴォイド」があるのだけど、このあたりをうまく使って盛り上げてくれないといつまでも”ファンディスク”の大型パッチで終わってしまうかなといった印象。
それはそれとして、最近のFF14は盤外乱闘が多すぎて疲れる。
平和に遊べた蒼天や漆黒初期の時代が懐かしいですね。