SabaLeoN未来ガジェット 「ServaR Type KABAN」

SabaLeoN szkです。
去年ごくごく一部で話題になったVJ用PC「ServaR」、通称サーバルちゃんの紹介です。

◆なんで作った?

そもそものことの発端は、Unityとかのソフトを使ってなんか重い処理をする際にノートPCではスペック不足→デスクトップは運搬コストが高い
とのことで、「高スペックかつ運搬コストの低いPC」が必要となり作った次第です。

そんなPCが必要なイベントってなんなんですかねぇ

◆必要要件

まずは「人が持って運搬できる」こと。デスクトップPCに必要なモジュールである
「マウス」「キーボード」「本体」「モニター」を一人で運べること。
次に「高スペック」であること。小さくても通常のデスクトップPCに並ぶスペックを要件としました。
次に「簡易展開ができる」こと。VJの現場において設営の時間を極力減らせる構成としました。

◆課題1:人が持って運搬できる仕組みを考える

まっさきに考えたのはALIENWAREやZOTACの高スペックNUCでした。
これらは小さくて取り回しもしやすい。
しかし、モバイルCPUである以上、どうしても演算能力に不安、そして高い。

通常のVJ用ノートとのすみわけも難しいためこれは無しとしました。

そんな中szkはかつてみた「アタッシュケースPC」なる存在を思い出します。
これならデスクトップPCのスペックで持ち運びもできそうです。

◆課題2:高スペックを実現するパーツを考える

デスクトップPCの自作となると幅は一気に広がります。
見繕ったスペックの中で一番「軽く」「小さい」パーツをひたすら選びました。
能力値的にはマルチタスク&グラフィック性能に振ってあります。

・CPU・・・AMD CPU Ryzen7 1700 with WraithSpire 65W cooler AM4

CPUは当時新しく出ていて興味があったマルチタスクに向いているRyzenシリーズを採用。
値段と能力値、また消費電力のコストパフォーマンスの高さから1700Xや1800ではなく1700を選択しました。
・1700X以上になるとワット数95Wと小型にはきつい
・1600に下げるとコア数が減る

・MB・・・BIOSTAR AMD X370  Mini-ITX MB X370GTN

MBはサイズの制約的にMini-itxしか選べません。
当時AM4ソケットで唯一発売されていたBIOSTARのX370GTNを選択しました。
メモリは積めるだけ積む方針で16×2で32GBを実装。
当時はMini-itxがこいつだけだったので消去法的決定。
今だったらAsRockのGamingを選ぶかなぁ

・GPU・・・GeForce GTX1070 AERO ITX 8G OC

GPUは小さくて軽いロープロファイルを選択。
1080のロープロは高かったので無かったので1070としました。
接続は横に倒してライザーカードで接続しています。

・電源・・・Silverstone 450W SFX SST-ST45SF-G

電源はとにかく小さいものを選択、容量は450Wと余裕は多くないですが
同系サイズの中では最大のものを選定。

・Storage(OS)・・・Samsung 960 EVO Series – 500GB NVMe – M.2 Internal SSD

OSインストール先のSSDはM.2を採用。
軽くて小さいので省スペースPCにはうってつけ。
高いコスパで評価の高いサムスンのEVOシリーズにしました。
ResolumeやAdobeはじめソフトウェアもここに乗っけております。

・Storage(素材)・・・2.5インチ 1TB WD Blue WDS100T1B0A

素材のインストール先は容量の大きいSSDを選択。
容量は怒涛の1TB、当時は安かったのですが、今ではご覧の有様です。

・キーボード&マウス・・・ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード

キーボードとマウスはノートPC以上のタイピング&狭いスペースにも対応できるものを選定。使い慣れている+省スペース&マウスデバイスありのThinkpadキーボードを採用。
Bluetooth版なので、無線で入力ができ取り外しも可能。

・モニター・・・GeChic On-Lap 1503I 15インチ フルHD タッチパネル搭載 モバイルモニタ ON-LAP

モニターはケース(アタッシュケース)の内幅に収まるものを選定。
このモニターはぴったりサイズ+タッチパネル対応とVJ用途にも向くため採用しました。
タッチパネルはResolumeの素材が選びやすくユーザビリティにも優れます。

・ケース・・・Astage ABSストロングケース GT-M

まぁ、これをケースというかは所説ありますが。
このケースは約37.5×D約10.2×H約25.5cmというサイズ感で、ちょうど↑のモニターが工具もなしにぴったりとはまるようになっています。

このシリーズはほかにもいくつか大きさがあるので、興味のある人は是非アタッシュケースPCを作ってみてください。





◆作るまで

というわけで、作るまでの過程をば(過去ツイートのまとめですが)


まずは、パーツをケースに置いてあたりを付けます。

そして当たりに対して4㎜以上のアクリル板を切ったものを設置していきます。
このアクリル板にはPCパーツのネジ位置と同様の位置にネジの入込を入れておきます。


これをすることで、PCパーツはアクリル板に固定するのみでケースを直接干渉しません。
耐震性やゆがみに対して一定の強度を保てます。

これを繰り返し完成。
本当は蓋が必要なのですが、作るのが面倒でクーラーが規定内のものが当時なかったため作成していません。

本当はもっとエアフローや耐水対策等行っていくべきなのですが、これまた面倒で予算の都合上おこなえないのが現状。。。
アクリル板の受け部分やケースの蓋の作成できるCAD使いな人とかいたら助けてくれー金は払いますんで!

とプロトタイプなサーバルちゃんですが、17年は何回か稼働し、SabaLeoNのピンチを救ってくれていたりします。

これはまた別の記事で書くとしましょう。

つづく