Loading...
バイク攻略記事&雑記&その他バイク関係

サラリーマンが普通二輪免許を取る話01:1段階~2段階 教習全体の流れ

こんにちは、szkです。
元々郊外住、4輪ドライブがメインでしたが、都内に移り住み維持費の関係で2輪が欲しくなったサラリーマンがバイク免許を取るという話です。

過去のとるに至るまでの決意はこちらの記事をご覧ください。

この記事では「働きながら教習を取る」というところをメインに教習所の全体の流れと攻略法を記載していきます。

ちなみに、この記事書いた人のスペック

・4輪は免許持ち(ただしAT限定)
・4輪はペーパーではなく週1ドライバー
・過去に2輪経験なし(自転車のみで原チャも未経験)
・免許取得当時28歳サラリーマン

こんなんでも取得できるからバイクに興味がある人は是非バイク乗りましょう。
ちなみによくある質問

Q:4輪がAT限定なんだけど2輪はMT免許取れるの?

A:取れます。限定解除も不要です。2輪のMT免許を取る際に4輪の「MT/AT」の資格的な差異は一切ありません。

もちろん過去にクラッチ操作をしたことある/ないの経験の差は生まれると思いますが、努力でカバーできる範囲だと思います。
ちなみにAT限定だとバイクは車と違って乗れる車種が圧倒的に少なくなる+卒業検定でATのほうが難しいのでお勧めしないぞ!

最短日数

教習所は道交法によって技能の時間は「1日2時間迄」
かつ普通自動二輪では1段階=9時間 2段階=8時間+学科1時間と決められているため、普通にやると

入所日=1日 1段階=5日 2段階=4日 卒研=1日で最短11日かかる計算になります。

この日数をいかに働きながらこなすかがポイントです。

教習所選び

教習所選びは最も大切。
私は土日祝日休み、平日は仕事が9:00~17:30の会社に勤めています。
なので教習所に行ける時間は以下の通り

・休みの日に通う
・平日に有給を使う
・平日に会社の制度(早番・遅番等)を使って通う

教習以外の予定もあるためなるべく有給は使いたくない。
教習所は「土日に予約がしっかりとれる教習所」か「夜比較的遅くまで(19:00台)技能がある教習所」を絞ればいいと思います。

また、それ以外にも予約システムも大切。
「先行予約が〇枠まで」と決まっている教習所がほとんどですが、その枠によって値段が変わったりします。
ちなみに私は埼玉県川口市の飛鳥ドライビングカレッジに通っていましたが、その教習所では

・スタンダードプラン
約12万円で「4枠まで予約可能」

・プライベートプラン
約15万で「予約は教習所で取ってもらえる(枠制限がない)」

となっていました。
一見「スタンダードでいいじゃん」となりそうですが、後者のプランは「卒業までの空き日程を事前にすべて抑えてくれる」というのがポイント。
教習所が始まった段階で一度も落ちなければ卒業の日程が決めやすいというのが強みになります。
また、苦労して4枠予約しなくても”システムより早く教習所で予定を抑えてくれる”のも強い。お金がある人は教習所のプランによって時間が買えるので使ってみるとよいと思います。

ちなみに教習所はこういった説明をすべて説明してくれるので、「とりあえず行ってみてよさそうなら申し込み」でOKだと思います。
教習所によっては「バイクを起こせるか」といった試験がある場合があります。
バイクおこしについてですが、「コツがいる」のは間違いないです。
ただ、中型バイクなら一般的な成人男性なら大体の人が起こせる重量だと思います。
女性の場合はバイクとの体重差で物理的に不利な部分があるため、事前に知り合いのバイクで試してみたりすると安心かも。

通い方

教習所が決まったら次はどう通うか。
といっても教習所が決まった時点で大体決まっているものですが、szkの通い方を参考までに記載しておきます。

・土日を優先的に利用する。
・会社の制度を利用する出社時間をずらして早めに退勤)
・検定日などの重要なタイミングでのみ有給を使用する。
・有給は半休を使用する

これらを利用し、結果的に6月の頭から教習開始し7月中旬取得でした。

教習所の全体の流れ(4輪免許所持者)

サラリーマンだと、すでに4輪免許を持っている人がメインだと思います。
4輪免許を持っていると普通2輪の学科教習項目が免除になります。

1段階目

教習目標

・運転装置の働きを理解し、正しい手順で操作できる。
・正しい運転姿勢で基礎的な走行ができる。
・確実かつ円滑な運転操作ができる。
・車両特性等に応じた基本的な走行ができる。

項目

項目名 項目目標
1:車の取扱い 安全な運転の前提として、エンジン停止状態における取扱いができる。
2:自動車の機構と運転装置の取り扱い 運転装置の機能等や自動車の走行の原理を理解するとともに、各装置の正しい取扱いができる。
3:運転姿勢 安全を意識した乗り降りができ、正しい運転姿勢がとれる。
4:ブレーキ操作の仕方 各種のブレーキ操作ができる。
5:発進及び停止の仕方 正しい操作手順で発進と停止ができ、バランスが崩れたときの対処の仕方を理解する。
6;変速操作の仕方 変速チェンジの手順と操作が正確にできる。
7:安全走行 四輪車、二輪車の死角を理解し、情報を的確にとることができる。
8:円滑な発進・加速 周囲の状況に応じた、確実、安全な発進及び加速ができる。
9:速度の調節 円滑な加・減速及び意識した速度を保つことができる。
10:ブレーキ操作 前後輪、エンジンブレーキの特性をつかみ、思いのまま安全かつ円滑で確実な制動ができる。
11:バランスの取り方(直線) 直線路を安全にバランスをとり走行できる。
12:バランスの取り方(曲線) 曲線路を安全にバランスをとり走行できる。
13:車両特性を踏まえた運転 車の傾き具合等二輪の車両特性を意識し、注意深く路面の状態を掴むことができる。
14:坂道の通過 勾配に応じた速度やギアを選ぶことができ、円滑に通過することができる。
15:坂道における停止及び発進 上り坂及び下り坂での停止や発進が安全かつ円滑にできる。
16:オートマチック車の運転 オートマチック車の特性を理解し、基本的な操作と走行ができる。
17:教習効果の確認(みきわめ)

※上記に免なしだと学科が入ります

17のみきわめをクリアすると2段階目に進めます。
みきわめのクリアが認められるまで2段階目の予約ができないため、みきわめ前の教習→みきわめの間はなるべく期間を開けず勢いでクリアしたいところ。

2段階目

教育目標

・交通法規に従った正しい走行ができる。
・交通の状況についての情報を的確に読み取りながら快適な運転ができる。
・二輪車の運転に伴う危険を予測した運転ができる。
・二輪車の車両特性を理解し、余裕のある安全運転ができる。

項目

項目名 項目の目標
1:路上運転に当たっての注意と法規走行 所内コースと実際の道路の違いを理解するとともに、交通法規に従い、市街地の走行を体験する。
2:通行区分など 道路及び交通の状況に合った通行位置を選び、標識・標示及び信号に従った運転をすることができる。
3:走行ポジションと進路変更 障害物、他の交通の状況等を早期に読み取り、安全な進路、速度が選べる。
4:交差点の通行(直進) 交差点とその付近の交通に対する気配りができ、安全な速度と方法で通行できる。
5:交差点の通行(左折)
6:交差点の通行(右折)
7:見通しの悪い交差点の通行 見通しの悪い交差点の危険性を読み取り、安全な速度と方法で通行でき、踏切での一時停止と安全確認などが出来る。
8:安全な速度と車間距離 走行速度を把握し、適切な車間距離を保持した安全な運転ができる。
9:カーブの安全走行 カーブに応じ、安全な速度と方法で余裕のある運転ができる。
10:カーブの体感走行 カーブ事故につながる危険とその対処の仕方を理解できる。
11:急制動 安定した急制動ができ、速い速度の危険性を理解できる。
12:回避 障害物に対する急な回避の判断ができ、対応を図ることができる。
13:ケース・スタディ(交差点) 交差点事故の理解を深め、危険の少ない運転行動を選べる。
14:交通の状況及び道路環境に応じた運転 道路での運転を想定し、道路や交通の状況をすばやく確実に認知し、安全で快適な運転ができる。
15:危険を予測した運転 他の交通との関わりにおける危険を的確に予測し、危険を回避する運転行動を選べる。
16:高度なバランス走行など 道路状況に応じ、安全な速度と方法で余裕のある運転ができる。
17:教習効果の確認(みきわめ)

これらの項目をこなし、最後にみきわめが認められれば「卒業検定」を受けることが可能となります。
卒業検定をクリアすれば晴れて免許センターで免許の発行が可能となります。

教習時に意識したこと

原付を持っていない過去に2輪経験の無いAT限定マンは、正直結構覚えることが多いです。
1発落ちてしまうと予定がかなりずれ込む可能性があるため、極力ミスせず教習を進めるのがコツです。

ちなみに、MT免許&原付に乗ってる人や要領の良い人はここまでやらなくても適当で行けると思います。

予習

次に行う項目は「教習原簿」に記載しています。
次回実施する番号を上に記載した表と照らし合わせて(原簿にも記載があります)内容の予習を行います。
こういったブログのほかにもYoutubeの動画もたくさん挙がっているので(特にライダー目線の動画がおすすめ)予習に使うとよいでしょう。

例えば半クラッチだったら「半クラッチ コツ 動画」などで検索すればたくさん出てきます。
人によってアドバイスが違うので動画で予習しながらひたすらイメージトレーニングを行います。

実際の教習

実際の教習時は教官の支持通りに基本は乗りつつ、フリー走行や外周を回る際にイメージトレーニングの内容を実践します。
免許取得前にバイクに乗れる貴重な時間なので体で覚えるレベルで意識的に乗るのがポイントです。

復習

今日の教習でできたこと、できなかったこと(今後の課題)を毎回簡単に記載してました。
うまくいかなかったことは次回までに動画を見て復習&イメージトレーニングを重ねます。

教習車のメモ

教習車は同じ車種(大体HONDAのCB400SFだと思います)にもかかわらず「クラッチの遊び」「スロットルの遊び」「ブレーキの効き」「シフトペダルの入りやすさ」などなど、特性が異なります。
教習車ごとに異なる特性は乗るたびにメモしておくと、次同じバイクに乗ったときに感覚が掴みやすいのでお勧めです。

バイク知識的シンギュラリティ

この知識を知ったらうまくいかなかったことがうまくいったよという内容。

エンジンが回ってる限りエンストは起きない

当たり前なんですけど、エンストはエンジンのトルクがタイヤと地面の摩擦に負けると発生します。
エンスト(した状態で半クラしてれば)では転ばないですが、そのあとに「エンジン始動」→「スロットル回す」→「クラッチ繋げて立て直し」なんて高等手段は教習所ではなかなかできないわけで、「なるべくエンストしないように」と意識するときに気を付けるのは「エンジンが止まらないこと」。
止まりそうになったらスロットル回して回転力を継ぎ足す。その時前に障害物などがあって進めないなら半クラ状態にしてやる。
正直これが出来たら公道も走れるわけですが。。。

バイクは前に進んでると倒れない

速度が下がりきらなければ前に進む推進力が優先されバイクは横に倒れない。

スロットル割と回しても半クラッチを丁寧に行えばだるまやウィーリー事件は起きない

最初発進時は「半クラ→スロットル」の動作にしたくなりがちですが、「スロットル回してから半クラで調整」にするとめちゃくちゃはかどります。

ギアチェンジは最初は気合入れてやる、だけど結局は体で覚える

最初は慣れないですが、慣れるまではギアチェンジに全身全霊かけれもいいかも。
とにかく発進→シフトアップのスピードを手早くできるようになると後々楽。
これは理屈より体で覚えるのだ

まとめ

というわけでいくつか紹介しましたが、大事なのは以下の通り

・教習所は自分の仕事にあった場所を選ぼう
・金で解決できるなら金で時間を買えるプランにしよう
・1回のミスで予定が狂う、なるべく教習は1階でパスできるようにしよう。

みんなもバイクのってどこかおでかけしましょ!

次の記事!