こんにちは、szkです。
VT250スパーダ君がどうにも電圧が不安定。
普段はアイドリング時13V、走行時14V前後である電圧が、12.5付近を行ったり来たり。
走行時も14Vにいったりいかなかったりとなかなか不安をあおる挙動をしている。
こういうのは、金があるうち余裕があるうちに対処しようということで、策を打ったぞ。
ちなみに正常な時の電圧系はこんな感じ。
VT250の電装(主にレギュレータ)について
そもそもの話VT250シリーズは一般的に電気関係の「一部」が弱いとされている。
その”一部”とはレギュレーターと呼ばれるパーツ。
これはすごく雑に解説すると、エンジンで発電した電気を整流し、バッテリーに送るパーツだ。
エンジンで発電したばかりの電機は非常に不安定であり、そのままではバッテリーに送ることも、使用することもままならない。
つまるところ、バイクの中の小さな変電所的な役割だと思えばよい。
でもって、VT250シリーズはこのレギュレーターが弱かったりするのだ。
以下はSPADが搭載しているレギュレーターと互換部品の一覧になる。
今回調べてみたので乗っけておくぞ
HONDA P/N | パーツ表面の印字 | 搭載車種 |
31600-KY2-702 | 30SE1 | SPADA(89年)、VTZ250、CB1 Type1等 |
31600-KY2-703 | SH609-12 | SPADA(90年)、CBR250(MC19型)、VFR400R等 |
31600-MV4-000 | SH633-12 | V-TWIN MAGNA CB400SF(NC39型)等 |
31600-MV4-010 | SH693-12 | 上記3パーツの熱に対するリコール対応品 |
尚、SPADAのパーツリスト表第三版においては上記の一番上、「31600-KY2-702」が記載されている。
現に我がSPADAも納車段階ではこの「31600-KY2-702」が搭載されていた。
”弱い”とされるのは上の写真を解る通り、排熱フィンが付いていないことで、熱暴走を起こしレギュレーターが焼けてしまうからとされている。
これはSPADAの先代のVTZをはじめ、VT250Fも同様の弱点を抱えているのだ。
一応SPADAの後に発売されたゼルビスやV-TWIN MAGNAはフィンのついた「31600-KY2-703」が搭載され多少マシになったらしい。
それでも、まだ故障することがあったことからHONDAはこの部品を時代毎にバージョンアップ。
これによって上の表のとおり「31600-KY2-703」→「31600-MV4-000」→「31600-MV4-010」と変更してきたわけだ。
尚、現行のP/Nは2002年くらいにリリースされた「31600-MV4-010」(それでも20年前!)で、
こいつは2020年10月の時点ではまだHONDAに在庫がありそうだ。
ということで、これからSPADA以前のVT250シリーズに乗る人は、まずこのレギュレーターを確認して「31600-MV4-010」へ換装することをお勧めしたい。
尚、szkは上の写真の時はよくわかっておらず、31600-MV4-010ではなく、31600-MV4-000へ換装している。
・・・と長くなったがここからが本題。
今回の電圧不安定は、最新の対策品ではなく31600-MV4-000を搭載していたことで、その「まさか」が発生したのでは?とszkは危惧したわけだ。
レギュレーターが壊れるとその前段でエンジンの動力を電気へ変換するラジエーターはじめセルモーターや、もはや手に入らないスパークユニットと広い範囲に影響が出かねない。
SPADAが死んでから悲しむくらいならと思いとりあえず「31600-MV4-010」はポチりました。
これもいつまで手に入るかわからないしね。
バッテリーも不安だなそういえば
納車からめぼしいパーツはすべて新品に交換していて、今やエンジン本体とフレーム部分とタンク、サスペンションを除いてほぼほぼ新品化しちゃってるSPADA君。
けど、よく考えたら真っ先に交換しがちなバッテリーは交換してないぞ・・・
そもそも今何を積んでいるのかもわからない。
せっかくだしこれも交換したろ!
SPADAメーカー指定バッテリー
パーツリストによると、SPADAの指定バッテリーはユアサ製「YTX7L-BS」となる。
ここでいうユアサはGSユアサだろう。
ユアサならどこでも手に入るしさっそく見に行ったろ!
いつものホムセン
とりあえず、最後にいつ交換したのかわからないバッテリー交換のためにホムセンきた pic.twitter.com/bOGnR4BRVu
— VJszk(すずき)@sabaleon (@szkP0151) October 25, 2020
流石GSユアサ、ホムセンでも売ってる!
若干高いけど、目の前で液投入してくれて新品間違いないし何よりすぐ手に入る。
自分で交換しつつ、バッテリーの破棄も受け付けてくれるのでここでいいだろう。
バイク用品店だと交換工賃払わないと受け付けてくれないし、通販だとガソスタまで運搬しないといけないのがネックなのよね。
はいおーしまい pic.twitter.com/uLyYo76M7G
— VJszk(すずき)@sabaleon (@szkP0151) October 25, 2020
ということで取り付けました。
ところで前のバッテリーって何がついてたんだろ?
・・・・
・・・・・・・・・・・
アンタ誰ぇ?
と、調べてみたところこいつは「MTX7L-BS」とかいうGSユアサの「YTX7L-BS」と型番そっくりさんで、なんとお値段2k代の激安中華バッテリーだった。
Amazonのパッケージから何やら怪しさ満点である。
ひっ・・・
ほな、さいなら
ということで、バッテリーを入れ替えた結果見事に電圧が安定。
なるほど、少なくとも去年の納車から15か月は乗ってるしバッテリーが仮に2年寿命だとして、SPADAの前のオーナーの廃棄申請は2019年の2月。
となると売りに出される直前に交換していたとしても2年弱搭載されていたわけで、まぁ納得のオチだろう。
ということで、電装系の保守はおしまい!
購入した31600-MV4-010は保守部材として持っておきますかね。
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