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バイク用品インプレ

バイク用ヘルメットHUD「EYERIDE」 200㎞ツーリングで使用した2ndインプレ&感想

こんにちは、szkです。

ということで先日届いたEYERIDEを早速ツーリングで使ってみたぞ!

ルート

今回はツーリング記事ではないので、地図の表示は無し。
ルートは東京から茨城県笠間までを走行し、行きは高速道路。帰りは下道を利用した。

利用したアプリはYahooカーナビとAppleのマップだ。

EYERIDEについて

EYERIDEについては過去の記事でまとめてあるのでそちらを参照してくださいな。

 

ほんへ

 

ということで早速評価のほどを

当日はotomako氏とEYOもついてきてくれました。

装着感とUIの表示について

まず大事な装着感について。
これは思ったより快適だった
目の前に画面が来るのは最初こそ違和感があれど、乗っていれば「こういうものか」と慣れてくる。
「違和感」の招待だが、右側に画面が来るため、最初はミラーを見ようとしてHUD画面を見てしまう現象が発生する。
普段は「左側→ミラー」「右側→ミラー」「下側→ナビ画面」と慣れているためだろう。
乗り出しのタイミングでは合流をする際など若干の右ミラーの視認が送れる状況があったため気を付けたい。

慣れてしまえばこっちのもので視線移動無しにナビが見えるというのは思ったより快適だ。

重さはあるものの、Z7はもとから軽いのでツーリング終了時の負担は普段とそんなに変わらなかったように感じる。
(それより時期が時期なので寒さがやばかった)

電池持ちについて

残念ながらこれは実用するとなると苦労するといった具合だ。
Wifiの5GhzとBTを同時に使うのだから仕方のないことなのだけど、やはり電池の持ちは良くない
実際に使ってみて1時間40分~2時間が限界といったところだ。
今回は行きが2時間の行程だったため途中で電池が切れてしまい、最後のほうはナビ無し(ほかの人の誘導があったけど)で赴くことになった。

これに対する対策は一応可能で、szkは普段からジャケットのポケットにモバイルバッテリーを仕込み充電しながら利用していた。
バッテリーが切れた場合は起動時にある程度電源が必要な様子なので、行の後半で充電を行い、帰路ではバッテリーから常時充電しつつ利用することで帰りは常時利用することができた。

また、Carplayの画面上接続されている携帯電話のバッテリー残量は表示されるのだが、EYERIDE自体の電池残量はライダー視点からわからない(本体のLEDインジゲーターの本数でわかる)ので注意が必要だ。

また、接続する電話自体をバイクにマウントしない人はこれに対する充電手段も用意する必要があるだろう。

Yahooカーナビ x Carplayの評価について

YahooカーナビのCarplay x EYERIDEの欠点は1つだけ。
「一切の操作をCaplay中に行えなくなる事」だけだ。

 

▲この画面になり操作ができない。

ナビの案内タイミングや通知もバッチリだし、高速道路の案内では次のSAやPAも表示されるなど少ない表示領域に最も知りたい情報のみ表示してくれるのがありがたい。
ちなみに、下のようなリモコンも販売しているが、残念ながらCarPlayでは利用できない。(ルート検索する時に確定が押せない)
Yahooさんどうにかしてくれ!

これらの事情により、Yahooカーナビ利用時は「CarPlayを解除→ルートを検索→CarPlay接続」という少し面倒なオペレーションが必要となる。
詳しくは前記事をみてください。

Apple マップ x CarPlayの評価について

一方AppleマップはEYERIDEの弱点である「操作系が存在しない」という部分を見事に克服できている。
というのも操作系がSiriで可能なのだ。

Siriを呼び出せれば「周辺の〇〇を探して」や「〇〇までのルート」などで走行中でも音声命令が可能だ。
ただ、Yahooカーナビと比べると案内の品質が微妙で「右折してください」のアナウンス中にはすでに交差点通過中だったりするので、この癖と向き合う必要がありそうだった。

寄り道無しで一本道で目的地に向かう場合はYahooカーナビ。
寄り道する場合はマップを使うのが良さそうだな!

バイクHUDについての評価

そもそものバイクxHUDという組み合わせに対する評価をしてみようと思う。
UIとしては正直「アリ」だ。
しかし、この形態は最適解では決してない

というのも、そもそもスマートフォンを目線上に搭載できればそれでよい(というかそっちの方が多分快適)のだ

▲「目線上にスマートフォンをつける」イメージ。ラリーのMAPを搭載する方法と大体一緒。

しかし、写真のXADVしかりこの設置方法は一部のアドベンチャーバイクでしか行えないし
やはりフルカウルのエアスクリーンが小さいバイクや、ネイキッドのバイクではこの製品の有用性は十分にあり得ると思った。
さらに言うと、複数台のバイクを所持している人は常にどんなバイクでも同じUIでナビを参照できるというのも強いとも言える。
なんならばマウントをつけたくないおしゃれなカフェレーサーなんかはこういったアイテムを使うのはありなんじゃないだろうか。

となると、CarplayやAndroidAutoの未整備具合やハードウェアとしてのバッテリー持ちなどまだまだ課題はあるものの、基本的なコンセプトについては十二分に今後の発展を期待できるツールだと感じた。

使ってみた結果の運用方法について

さて、実際に使ってみたあとの不便な点と、それに対する対策を記載していくぞ。

1.取り外せないとバッテリーの充電が面倒、初期の粘着テープが弱い

A.マジックテープを使うぞー!(バリバリ

そんなあなたにマジックテープ。
下の図のように少し切って接着しよう。

ヘルメット側はこんな感じ。(ぶれちゃった

この運用で高速道路にも乗ってみたが落ちる気配はなかった。
下手に本体の粘着テープを使うよりも強度は高そうだ。
おすすめは上のエーモンのマジックテープ。
スクエアの協力マジックテープもいいが、粘着面とヘルメットのほうが先にはがれてしまうので注意だ。

ちなみにHUD本体のほうは、Z7なら下▼のような感じで粘着テープをまたしても使わず、挟み込むだけで搭載可能だ。
これならいつでも取り外すことが可能になる。

2.バッテリー切れ対策

A.モバイルバッテリーを併用しよう

モバイルバッテリーを接続し、モバイルバッテリー本体は胸ポケットあたりに入れておく。
ケーブルが出る形にはなるが、これで本体の電池残量を気にせずに運用が可能だ。

ケーブルは▲こういったタイプのものを使えばヘルメットに装着した他のガジェットにも使用できるのでいいと思うぞ。

3.SENAと併用したい

A.SENAのAUXケーブルを利用しよう

▲上のようにSENAに付属していたAUXケーブルを使いEYERIDEとつなぐことでEYERIDEの音声をSENAスピーカーから出力可能だ。
また、このつなぎ方をするとSENAのマイクをEYERIDEにインプットもできるので一石二鳥だ。
この端子を用意してくれたことは素直にEYERIDEに感謝したいところ。

4.CarPlayだと広域地図が見えない

A.2台のスマートフォン使えばいいんじゃね(本末転倒

完全に本末転倒なのだが、CarPlayを使うスマートフォンともう1台スマートフォンを用意する。
もう1台のスマートフォンをバイクマウントして2台体制にすれば道案内用の地図と広域検索用の地図で2つ手に入るぞ!
尚バッテリーとか運用は面倒になる模様。合成にしたいガジェットオタな人向け。


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