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ツーリング

クソ雨の中新潟まで行って帰ってくるだけエクストリームRTA第二回

おうおうおう、8月仕事めちゃくちゃ忙しかったせいでもう9月じゃねーか!

ということで8月の振り返りをば。

・・・時はお盆、そう帰省の時期だ。

といっても今年はコロカスのせいで「不要不急の帰省は控えよ」といいつつも「自己判断」とかいう、そこがダメだよジャパニーズピーポー的なサムシングなのでszkは帰省せずに家でRTA in Japanでも見て過ごそうと思っていた矢先。
座敷童ことymkはコロナワクチンの接種のために不要不急じゃない新潟帰省が必要らしく、なんならバイクで帰りたいらしい。

だったら仕方ないな!不要不急じゃないし、アテンドも必要だしな!
ということで、今ここに第二回新潟エクストリームRTA往復ツーリングを開催する!

第一回

ちなみに第一回は5年前の2016年8月28日に開催している。

この時はSabaLeoNのEYO、さくらもどき と共に仕事上がりに深夜23時に都内を出発し、新潟へタッチしてとんぼ返り。
都内に5時に帰ってきて翌日仕事するという中々のエクストリームプログラムだった。
たった五年ですごい老いを感じるな!

この時の理由も当時新潟に住んでいたymkを都内に移動させるためというもの。ymk氏に巻き込まれたszkの壮大な新潟冒険物語が今始まる。

レギュレーション

前回は平日&深夜というエクストリームだった。
今回は昼だし余裕だな!と思っていたら

 

画像元:九州から中国・四国で豪雨災害の危険性高い広島県には大雨特別警報が発表中

 

・・・・

 

( ^ω^)・・・

 

まぁ、まだ西日本だけっぽいし、ヨシ!すぐ行って帰ってくればよし!

 

・・・・・・・ヨシ!!!

ということで今回のレギュレーションは「雨」です。

ネタバレ:今回は無事に帰ってこれます。

当日

ということで、朝から付記しきる雨。
遅くならないうち、早速午前中に出ていこう・・・

が、ここでトラブルが

Ninja250SLのハンドルがなんか固い

そういえば2週間前にハンドル直したときにトップブリッジを適当に付けたからこれかな・・・
ということで一度ブリッジとハンドルを外し、位置調整。
ついでにトップブリッジの留め具部分にシリコングリスを塗布。

これを直した際にブレーキランプ行の平型端子がまさかの着脱。
家にあったはずのかしめ器具が何故か行方不明になったので、これをホムセンまで買いに行って修理。

これを直したと思ったら今度はニュートラルに入りづらいという。
見てみたところクラッチ側の調整ナットが緩んでいたのでこれを再調整・・・

とかやってたら15時になっていました^p^

普通なら「もう今日は諦めよう」となるところですが、ymk本人の強い鋼の意思を感じ取ったため強行することにしました。
ソロだったら間違いなく諦めてるけど誰かのためになると人は強くなれるんだなって・・・
※良い子の皆は無理はやめようね!

ということで、夕方16時、出発です。


▲オラ!ymk!自分で直すんだよ!!

さて、流石に16時出発となると下道で圏央道まで1時間かけて進むのは時間がもったいない。
仕方なくたっけぇ料金の首都高乗るか・・・と思ったところ

東京2020大会における料金施策

あれ、今ロードプライジング対象期間外じゃん。

クソほど混むお盆期間にロードプライジングを無効にするとは、これが分からない・・・
ということで悠々と首都高に突撃。
金曜日ということもあり対した混雑もなく、雨も弱い状態で圏央道へ突入できました。

というところで埼玉最後のSA、上里SAで休憩。
全くご飯も食べてなかったのでもうヘトヘトだよ~

ということでうどんを食べます。
味は・・・うーん、普通。ですかねぇ(小波感

手打ちを銘打つ麺はおいしいんですが、如何せんスープがただしょっぱいだけの汁で総合的に60点くらいの出来栄えでした。

ということで新潟に向けていくゾ~

既に時間は18時過ぎ、日が暮れてきている。
しかしながら雨雲レーダー(byYahoo)的にはギリギリ雨を避けれる範囲d・・・

無理でした/(^o^)\

一面のクソ霧ィ!
圏央道の高崎から先、特に月野夜周辺や赤城高原周りは雲が停滞しやすくこのように霧になる。
そしてさらにこのエリアは

暗すぎィ!

慣れてる自分はいいけど、後ろでymkは「怖い!怖い!」と終始言い放っていた。
まぁ確かにクソくらい道で前後に車がいない中で走るバイクは結構不安だぞ!

 

ということで4h弱かけて新潟到着。

まずは給油だ給油ぅ!

ちなみに東京都練馬から新潟県十日町までは距離が220㎞。
スパーダのエンジンタンクは11L。内リザーブが3Lだ。
MC20エンジンは低速の燃費が素晴らしく良いのだが高速道路で90㎞/h付近で巡航した場合、燃費限界が見えどうしても燃費は25㎞/Lと若干落ち込む。

もちろん80年代のオンボロに燃費計なんて便利アイテムは搭載されておらず、大体はODDメータでの手計算。
最終的にはバイクの軽さで残量を予測するのが常だ。
ちなみに1回の給油でかなり気を使えば300㎞程度、実態として大体260㎞が航続距離と言えるだろうか。
szkは200㎞を超えたあたりで給油するのが運用だ(ガス欠経験1回)

今回は最後のODDが240㎞。
途中赤城SAで1Lだけ給油した。
新潟では満タンにして東京へ帰ろう。

帰路

ということで無事実家へymkを送り届けたので僕はもう1セット行くぞー
実家まで送り届けたらお母さんへの挨拶もほどほどに滞在時間10分でとんぼ返り(威力70)だ

ちなみに雨はより強さを増し、どうやら一筋縄ではいかなさそうだ。

さて、この耐久レースだが正直道中のイベントは何もないのでここらで雨天時の装備について記載しておこう。

今までも雨中行軍は数回経験があったが流石に土砂降りの中を2時間ぶっ続けで高速運転する経験は無かったため今回のこれはかなり学びがあったと言える。

ちなみに今回の装備は下着、その上に襟付きYシャツ。その上からメッシュジャケットを着て、さらにその上からバイカー御用達のワークマンイージスを着用している。

今回分かったことだが、実体験的にこの装備で耐えられるのは10m程度の雨、時間は1h程度だ。

合羽には「対水圧」と「透湿性」と呼ばれる2つのスペックパラメータが存在する。
雑に説明すると「対水圧」は布地に対して”どれくらいの高さの水を積み上げ耐えられるか”
イージスの場合は対水圧10,000㎜なので、理屈上「10mの高さの水を上に乗っけても耐えられる」構造だ。
「透湿性」は”時間当たりどれくらいの水分を外に排出できるか”という基準値だ。
例えばイージスの場合、透湿度は 5,000g/㎡/24hなので、24hあたり5㎏の水分を排出できることになる。
まとめると、カッパの下が濡れているほどHPが低い状態と考えると「対水圧」はこれ以上濡れないようにするバリア。
「透湿性」は時間当たりHPを回復するリジェネの強さのイメージとなる。

尚、バイクの場合は対水圧は走行速度分圧力が加算するため数値よりも「弱く」なる印象だ。
一方透湿性は走行してると勝手に乾いてくる都合上、数値よりも「利きが良く」感じる。

ワークマンのイージスは対水圧10,000㎜、透湿度 5,000g/㎡/24hなので「大雨に耐えられ、まぁまぁの水分排出率」となるが、バイクに乗っている場合このカタログスペック通りに機能するのはせいぜい時速40㎞/hで走行している場合だ。
高速道路で走行している場合はこの次第ではなく、実測ベースで上のような結果となる。

また、バイクに乗っているとわかるのだけど、雨天時の運転ではグローブが濡れ、ブーツが濡れる。
すると手足は常に占めることになり、この水分に触れた状態は以外にも体力を持っていく。
人間は意外と湿度に弱いものなのだ。

さらにこの日の気温は18度。
雨に濡れた状態&風+18度は普通に寒い。
これについてはグリップヒーターを使うことで体温確保ができた。
グリップヒーターは本当に最強なので全員装着しておくといいぞ!

もしさらに5度気温が低かったら最悪帰れなかったかもしれないと考えると中々危険な行軍だったな。

ということで今回の反省点としては次の通り

・強い雨+長時間運転する場合、は多少暑くても装備は冬より装備にしたほうが体力温存できる
→結果論だが今回はメッシュ+ウルトラダウンジャケットが正解だった
・ノーマルイージスだと20mの雨+高速道路で耐えられない。もっと強い合羽が必要
・グリップヒーター最強

これは次回の反省としたい、次があるかわからないけど。

ということで、当日の様子に戻っていこう

関越トンネルを超え、群馬に突入すると・・・

当たり前のように大雨。
ここから約2時間打ち付ける雨と格闘しながら関東へ帰るだけだ。

そう、2時間このまま特に面白いことはない。

このまま負けるのも癪なので持っているアイテムの耐水テストでもしてみよう。
以下が結果だ

■SENA20S

防水性能未記載のため「防水に難アリ」と言われがちなSENA20Sだが、この大雨の中2時間半全く無傷で戦い抜いた。
気になる人は帰ってきた後に扇風機などの風に当てて乾かしてから充電するのがいいだろう。
合格。

■AS300

SONYのアクションカム、これが防水的に難アリなのは過去実は知っていたのだけど改めてレビューしよう。

AS300Vは完全防水ではない。
防水できるのはあくまで同梱のハウジングケースに入れたときのみだ。
無論ツーリングの時は大きいハウジングには入れないため生身運用となる。

この時バイクの場合、前方にあるマイク部から水が混入する場合がある。
これを防ぐことができるのがオプションパーツのMCプロテクターだったりするのだが、こいつは湿度の高いエリアで使用すると内部が曇り絵が死ぬという問題がある。

なので、おすすめなのはマイク部を養生テープでふさいでしまうことだ。
外部マイクを使ってる場合は本当にただの穴でしかないので容赦なく塞いでしまおう。

ちなみにAS300Vが良くできてるのは「水没しても壊れはしない」点だ。
仕様なのかは不明だが、水にぬれると電源投入自体はできるものの、動画撮影のみ行えなくなるようになっている。
(録画ボタンが効かなくなる)
しかし、これは乾かせば普通に使えるようになるので、この状態になったら無理に動かさず家に帰って乾かそう。

今回は練馬に入る最後の30分で無事死亡。
家に帰って乾かしてちゃんと復活した。

まぁ、合格かな


そうこう言ってる間にも埼玉入り。
雨は依然として強く、イージスも最早意味をなさず仲はびしょびしょである。

しかし、元々は昼には出て夕方には帰ってくる予定だったが、夕方出発だったため時刻は23時過ぎ・・・
これはもういっそ遅らせて深夜割引の3割を享受する感じでいこう・・・

そして、最後の時間調整で三芳SAに到着。

三芳SAでは深夜割引適応のために休憩。
と、思ったけど存外体力が減っていたせいで長めの休憩となってしまった。

最後のほうはAS300君のレンズがやられて何映ってるかわかんないんだよなぁ、VJ素材かな?

練馬で降りて環七から帰ってもいいかなと思ったけど体力も限界かつ、赤信号で待とうものなら精神的にもマッハなので外環からC2入ってかえりゅ!!

と、最後の首都高でスロットルを捻っても宙を空ぶるような挙動。
ペロっ・・・これはガス欠・・・!
この時ODDは230㎞。リザーブまで8LなのでL当たり28.75㎞の結果。
まぁそんなものだろう。

さて、スパーダにはリザーブがついている。


ばくおん!2巻

なんてことにならない様に、ガソリンスタンドで給油を入れた後は「ODDのリセットとリザーブ位置がONであること、ヨシ!」だぞ!

ってなわけで、ちゃんとリザーブに切り替えて無事帰宅。

 

16時出発、25時到着。
行4時間、帰4時間という結果でした。
やはり雨の中だと速度も下がりますな。

ということで、対戦ありがとうございました!