szkがVJやITや、趣味のゲームや自作PCのはなしをするところ。最近バイクをはじめた

すずきとゆづきと知らない景色#5 完走した感想と製作秘話

こんにちは、szkです。

日帰り旅行祭2024にてこちらの動画を投稿しましたので完走した感想的製作秘話記事です。

基本的には今回苦労した話になるかと

撮影

撮影をしたのは2024年の4月25日(木)。
前日24日が冬季封鎖解除だったので、その翌日。

例年渋峠は封鎖解除初日は込み合うものの、それはゲートオープンが9時頃だからという部分が強い。
翌日からは24時間開放になるため早朝アタックが可能になることは数年前のアタックで知っていたのでこれを利用した。
みなさんも渋峠は「翌日の平日朝」に行こう!雪壁も汚されてなくていい感じだぞ。

ちなみにストックを使ったのではなく、「今年もあるだろう」の予測の元、「日帰り旅行祭」のために撮影している。

ちなみに当日天気待ちしていたりする。

szkが「すずきとゆづきと知らない景色」を作るときは次のような順序で脚本作成をしている。

①台本作業:大まかなストーリーとコンセプトを作成

②撮影作業:撮影

③台本作業:撮影の結果に応じて脚本製作

④編集:台詞打ち

⑤編集:間やテンポ、全体の尺が埋まった後いい感じになるように脚本変更

⑥完成

今回は渋峠での脚本は白紙のままで撮影へ。
結果天気待ち→晴れという結果が取れたため脚本も「一度下げて上げる」完成形の形となりました。こればかりは運がよかったかなと。

ちなみに今回の動画でも採用されている、所謂「サビ」の部分は当日Twitterにも投稿している。
周りから「万バズシーン」とか呼ばれてるのは草なんだぞ。エモいシーンなんだからもっとエモみを感じて。どうぞ。

ちなみに当日はこの後草津に行って観光を楽しんだ後、気分で野反湖へ。
正直撮影時は「あ~、撮影いいシーンが取れた、終わった終わった。普通に観光して帰ろ」といった雰囲気だったので後の編集フェーズでシーンが全然足りず撮影シーン採用することになるとは思ってもいなかった。
ちゃんと撮影してて偉いぞ(カットシーンは全然足りてなかったけど

撮影の話小話

そういえばフォロワーの車載主であるえーこく氏がこのようなツイートを行っていた。

これは確かに「あるある」で、実際自分も過去に深夜のSAで再送したりもしたのだけど
結果的に今現在行きついたスタイルとしては「常に撮っとけ」というものになる。

特に便利なのがInsta360RSで、こいつはとりあえず撮影しておけば「自分が知らなかった画角」まで納めてくれるので非常時の絵出しカメラとして非常に有能。
今回特に野反湖のシーンで「録画停止し忘れてた」のがかなり功を奏した。
今度からつけっぱなしにしとこっと。

最近Insta360 Go3Sも購入したので、今後は歩きシーンとかの比重も増やせないかなと思ってたりしているぞ。

運用でカバーという話であれば「とりあえずバイクから降りたらスマホでいいので写真撮っとけ」という感じだ。
止め絵はいいぞ。背景に置いてぼかすだけで無限に尺を稼いでくれるから・・・

尚今回の技術的な裏話は↑のツイートにまとめてたりしてます。
いやぁ、撮影時に脚本刈り込めてなかったから苦労したねぇ(他人事

今回のコンセプト

さて、実は毎回このシリーズは作成する上でテーマを決めているのだけど、テーマに置いたのは「日帰り旅行祭のエンディング」
3年間様々な動画を生み出してきた「日帰り旅行祭」の本質にフォーカスを当てて、それに対して人それぞれ解を見出してもらい、「新しいスタート」としてもらいたい、という設計で動画作成をはじめた形だ。
このテーマについては撮影前から変わっておらず、最後まで突き通すことができた。

ちなみにシリーズ完結記念に、過去の動画のコンセプトをここで開示しておくと

日帰り旅行祭2022 →バイクとゆかりと知らない景色の未来の話を平和的に描く
日帰り旅行祭2023 →有名スポットを「地元民が紹介する」、旅動画としての質にフォーカス
DKKKツーリング →シリーズのSF世界観+コラボ企画を両立させる
P&R動画投稿祭(立山) →バイクの強み、公共交通機関の強みを伝える

といった感じ。
実はシリーズで評価されがちな”動画の最初と最後に挿入される独白”部分。
いわゆる「オチ」はコンセプトの中に入ってない。
あのオチは割と編集フェーズ入ってから、先述でいう⑤のあたりで湧いて出てくるので、付加価値的なポジションになっている。
毎回アレを成り立たせる為に⑤のフェーズで脚本を大改造することになるから正直辛いぞ!(瀕死

脚本片鱗いろいろ

今回の脚本はかなり難航した。(白目

設定されたのコンセプトと、「すずきとゆづき」シリーズとしての物語を両立する。
これのバランス感にかなり苦しんだ形だ。

「すずきとゆづき要素」を強くしすぎると劇場に寄りすぎて「バイクとゆかり」シリーズみたいになってしまうし、日帰り旅行祭の趣旨である「旅先を紹介する」というレギュレーションから外れてしまう。

最初の脚本では渋峠の天気待ちのシーンで長々とつづみさんが自分語りするシーンがあり、全体尺も18分ほど(完成版+4分)だった。
内容としては野反湖で話した内容と、「どうして旅に出るんだろう」という部分がもう少し深刻化していて、雫がその悩みを払拭するために渋峠に誘うような雰囲気で考えていた。
また、同人誌の内容とリンクさせるために「二人が本を書く」までの流れも作る必要があり、これも要素として複雑に絡んだことで脚本が難解化した。
つづみの悩み、雫の悩みがそれぞれ解消されて、一緒に天気も晴れるみたいな演出だったのだけど、前述のとおりあまりにも劇場要素が強すぎたため大幅カット。今の形に落ち着いた形だ。

余談なんですけど、雫ちゃんが誘ってうまくいかなかった部分をつづみさんがフォローする形で景色が完成するの、めっちゃよくないっすか。
二人のうちどちらかが欠けても見れなかった景色になったかなと思います。

閑話休題。

本を書くまでの流れも、雫ちゃんがかつて持っていた気持ちを開示してくれたことで自然と導入できた。
これについては”はるじろ。氏”の立ち絵が動画製作期間中に生まれたことがかなり大きい。
「この立ち絵使いたい!」という想いが無ければ「人間時代の雫ちゃんをこのシリーズに再登場させる」という発想すら生まれなかったので、氏には本当に感謝を述べたい。
ありがとうございました。

みんなも、はるじろ。式立ち絵を使おう!

・・・というわけで、これらの要素が揃ってようやく脚本が完成。
台詞回し迄Fixしたのは20日当日の19時頃だった。
一気見すると最初は旅動画、途中で劇場っぽくなって、絶景(サビ)からは一気にエンディングまで駆け抜ける構成に。
それなりにバランス感のある映像にできたんじゃないかなと思います。

最終的にコンセプトの部分も「どうして旅をするのか」という問いかけが皆さんに伝わったと思うし、作中の「解」はあくまでつづみさんの答えで、みんな一人一人の旅の理由を考えるきっかけになれば、そして次の旅に出てもらえれば、といった感じです。

作品の終わりに

・・・ちょっと丁寧に記載しますか。(唐突な敬語

ということで、今回の演出からもお分かりいただける通り一旦シリーズとしては最終回的な立て付けになります。
その丁度いいきっかけとして、日帰り旅行祭の終了を選ばせてもらいました。
そもそもこのシリーズが日帰り旅行祭のために作ったシリーズなのでよいタイミングと言えるでしょう。

といっても「がっつり旅行する」シリーズがほかに無いので彼女たちの旅は終わりません。
企画ものとか投稿祭、その他szkの気分でしれっと復活すると思います。

一区切りとしても引退するわけじゃありませんしね。

じゃあ、なんで「区切ったの」という話。
というのも、他のコンテンツを見たときにコンテンツが途絶える理由というのは色々あるかと思います。

失踪したり、他に興味が移ったり、もしかすると明日この世にいないかもしれないから。
そんな時、作品を見ている人側としては「あぁ、この人の作品は二度と見れないのか」と同時に「終わりまで見たかったな」と思うはず…

自分は古くからサブスク系のゲーム(主にMMOですね)で遊んでいるんですが、ストーリー半ばでサービス終了して結局結末を見れなかった悔しい想いをしたことがあります。
こうした時、自分がコンテンツの提供側であれば「一度終わりは見せておこう」と思ったわけです。

「ここまでが一区切り」としておけば、見ている人もある程度納得感があるし作る側としても今後気が楽です。
なので、今後の「すずきとゆづきと知らない景色」は「クリア後の世界」みたいな感じになるんでしょうね。

まぁ、そんなことよりも長年応援していただいてる方からしたら「バイクとゆかりと知らない景色」の方が気になると思いますけどね!!(白目

おわりに

ということで、終わりは謝辞ということで。

見ていただいた方。
立ち絵でお世話になっている絵師の皆様。
毎回テーマソングとして使わせていただいている「Blue compass」の作曲者であるMassさん。
様々な景色を見せてくれた観光地とその関係者の皆様。

そして3年間素敵な投稿祭を企画運営していただいたフミさん。

どれが欠けてもこの作品は生まれてこなかったかと思います。

本当にありがとうございました。

szk

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