こんにちは、szkです。
もう散々バイクの記事を書いてますが、まだ肝心の記事を書いてなかったの記載しようと思うぞ。
ちなみに既に過去の記事で散々写真に載っているのですが、szkはVT250というバイクを購入しました。
こいつね
初めてのバイクで候補は色々あったのですが、
・400cc→車検がめんどい、szkは低身長コンパクトボディだし250ccでええやろ
・ネイキッドバイクがいい
・かつての相棒FIT3を考えるとホンダがいい
と絞った結果、以下に絞られました。
・VT250シリーズ
・VTR250
・CB250R
この中で予算の都合+見た目がクリーンヒットしたのがVT250Jことスパーダ。
尚30年落ちのバイクになります。
ちなみに、szkの(予算だけどszk名義じゃない)バイクではありませんがymkにはNinja250SLを購入しました。
これでうちには1989年の旧車と2015年の新しいバイクが鎮座することになったぞ!
スパーダってどんなバイクよ
ホンダの型式はMC20、通称はVT250Jスパーダ。
時はバブル絶頂期、フルカウルスポーツバイクの第一次ブームが起こっていた時代にホンダは「ラフに乗れる街乗りスポーツ」を提案。
丈夫なVTエンジンに今では作ることのないロストテクノロジー、アルミ一体鋳造のフレーム。
親しみやすいネイキッドにセパレートハンドルという先進的なデザインでしたが当時250ccが30万の時代に50万円もしたので大爆死したバイク。
ちなみにこのバイク、アルミフレームによって通常「軽い」と言われる150kg台のバイクを更に上回る軽さ140kg。
「たまにホンダがはっちゃけて作ってしまった系」のバイクで、後にこの軽さが評価され今ではサーキットで愛用される方もいるとかいないとか。
ちなみに今まで原付にも乗ったことが無く、比較対象は教習者であるCB400SF-Kと自分のではないNinja250SLいう頼りないインプレであることをご了承いただきたい。
2022/03追記
比較対象にNC750/レブル250/CBR250(MC41)/Ninja400(FY14)が増えました
もう弾数もほぼほぼないバイクですが、これからバイク乗って旧車にのりたい!という人はともに修羅の道を参りましょう。。。
パワーとか走りとか
うーん非力!(白目
古いせいもあるんでしょうが、回せば回るが回さないと弱い、CB400SFはクラッチ操作だけで前に進んだのにこいつは回さないとエンストする。
というかニュートラルでアイドリングしても暖気が住んでないとエンストする。これって故障ですかねぇ。
11月6日追記
なんかキャブOHしてアイドリング調整したら調子良くなった。
ドッカン発進ではないものの、しっかり回して力強く発進する。2速発進がデフォ。
常に回し続ける喜びを教えてくれるぞ。
尚Ninja250SLに乗った時はびっくり加速で驚いた。
なんというかバイクが走りたがっている感じで、ひねらずとも半クラにした段階で前へ前へ進もうとする。
半クラを丁寧にやらないとそれこそガックンと体が揺さぶられる感じだった。
それに比べるとスパーダ君は「スロットルギュイン」「半クラドン」でようやくソロソローっと前に進みだす。
超適当に回して運転してもおのずと安全運転になるからszkにはぴったりだな(白目
発進後の加速は忙しい。発進GOから5秒後には4速に入ってる。
素人szk君はギアチェン下手くそなのでその間に125ccやなんなら原チャにも抜かされてく。
なんなら上記の通り雑発進で許してくれるので2速でガン回しして2速発進したほうが楽。エンスト?しらんがな
11月6日追記
キャブOHで2速発進余裕になった。
ちなみに、この前間違えて6速で発進したぞ。度肝を抜かされた。
もうちょっとギア比ハイにしてもいいんじゃないですかねえ・・・
高速道では回せば加速するし、安定性も悪くない。
よく250ccのバイクは80km/hが限界とも聞くけど100km/hまではいけそうな感じだ。
ただ、時速90㎞を超えるとメーターについてるSpeed警告灯(赤色)がけたたましく光って目を殺してくるので、あまり速度は上げる気にならない。
うーん安全運転バイクだな!
2022/03(20000㎞走行越)追記
近代の250㏄と比較するとすっごいパワー無い???そうでもない?
今まで「非力」と思っていたけど実はそうではなく、”上の伸び”が250㏄クラスにしてはかなり高い。
1ギア2ギアくらいまでは現代のバイクもトルクフルなので遜色ないが、高速道路に乗って80㎞以上を出したときにその真価が発揮される。
100㎞/h↑の伸びが全然違うのだ。
最近はやりのMC41系エンジンは80から上が全然伸びないのに対してスパーダは「回せばまだ伸びる」からこれが強い。
エンジンの性能からすると全然130㎞/h以上も出せそうな勢いすら感じる。
よく巷で「6速のギア比を変える」という改造があるが、これをする意味、今ならはっきりわかる。
但し、車体が軽すぎるせいで110㎞/h以上の巡航は命を削ってる感じがする。「あっ、これ一歩間違えたら死ぬな」ってなる。
つまりそういうことです。
軽い車体で開き気味のセパレートハンドルはポジションもつらくなく、街乗りも楽しいし峠や細道もスイスイ行ける。
その上このパワーがあって高速道路の巡航も400㏄クラスには適わないものの、250㏄クラスには無い巡航力がある。
2万キロ走ってようやくHONDAが提言した「小粋で熱狂的な走り」が分かった気がした。
取り回し
めっちゃ軽い(歓喜)
女子供も持ちやすい140㎏は教習者に比べると不安になるほどの軽さ。
マウスやMIDIコントローラーより重いものを持てない非力なszk君もこれにはにっこり。
szkが乗車してもCB400SFより軽いからおもしれぇよなぁ!
ただ、取り回しについては罠があり、異様な軽さとは別にハンドルはセパレートかつ角度が多少攻めた形になっておりSB400ほど曲がらない。
駐車するときは大体切り返しを余儀なくされる。
初心者的には軽くてバックが楽なのでいっそ乗り込んで足でバックしたほうが良い。
ちなみに軽いと言っても140㎏は140㎏。それなりに重量はあるから倒れたらダメージは入るぞ!気を付けろ!
2022/03追記
ちなみに「引き起こし」の難易度はまぁまぁ難しい。
軽いのでゴリ押しで持ち上がる感じではあるものの、現代の250㏄バイクの方が重心が軽いお陰でお越し安いのは言うまでも無いぞ。
(比較対象、CB250F、レブル250)
乗りやすさ
足つきが最高に良い。
シャコタンか?ってくらいに車高がそもそも低い。サスがよれてるのか前の持ち主が女性でローダウンしてるのかはわからないが
カタログスペック上もシート高は740とアメリカンもびっくりの高さなのでそんなものなのだろう。
165㎝のチビ男子でも十分に足が付く。なんなら身長150のリアルララフェルのymk氏ですら足がちゃんとつく。
立ちごけが無いという時点で最高に精神的安定が取れる。
乗車時はシフトペダルがステップから気持ち近い、てか近い。近すぎない?
足を入れるとほとんど隙間が無く、ぐいっと入れ込む形になる。足袋でも履いて乗る想定なんですかねぇ。
尚、例のごとく元々こうなのか、カスタムされてるのかは不明。
2019年11月6日追記
なんか慣れた。そしてNinja250SLと比べると200倍マシ
ブレーキ
ブレーキは効かないわけではないんだけど、クイッと止まる感覚は皆無。
どちらかというと思いっきりブレーキ引くと自動的に車で丁寧なブレーキしたときのような挙動をする。なんだこれ。
尚、伝え聞いた知識レベルだと、スパーダはブレーキキャリパーのピストンが特注のようでCB400の金属ピストンの先端にコルクが搭載されブレーキタッチがかなり柔らかくなっているとのこと。
これもバブルの幻影か。
まだキャリパーバラしたりはしてないですが、早々に交換したいところ。いつか追突しそう。
カーブ
カーブは曲がらないので倒して曲がるか速度を下げる。
低速でハンドルで曲がろうとするとCB400と比較してハンドル角は余りにも小さくて焦る。
実際十字路信号で左折するとき、ハンドルカーブしようすると完全に膨らむ。
歩行者に気を付けて少し膨らんで曲がるか、安全確認したらさっそうと倒して曲がろう。
スパルタンすぎでは?
2019年11月9日追記
低速ならそこまで傾けなくてもOKということがわかった。
これもNinja250SLにくらべたら100倍乗りやすい
2022/03追記
バーハンのバイクと比較すると「曲がらない」けど、スパーダは所詮セパレートハンドル。
「バンバン傾けて曲がってこう」の精神になった。
大きいバイクで傾けるのが怖い人も軽さ故自然に傾くし、VTエンジン特有のジャイロで自然と持ち上がる。
つまり、小さいカーブを小回りするのも楽しいし、ガツンと回して直線を走るのも楽しいってことだ
シート
シートが死ぬほど柔らかくて気持ちがいい、なんならずっと座ってたい。
この前山梨に行った時も最後までケツは痛くならなかった。尚腰。
姿勢
シートとは反して途端にスパルタン。
腕で持つと腕が痛い、幹線道路では少し前よりに座ってニーグリップ強めに、腹筋と背筋で支える感じ
低速の街乗りではシートの深い部分に腰掛け、体を起こし腕でハンドルを持つと楽。
尚長時間乗ってると普通に腰がいたい。
風
風と匂いと危険を感じるんだよぉ!
これがネイキッドだ。
フルフェイスのバイザーを空けると気持ちのいい風を全身で受けれるぞ!
冬は本当にクソ寒そうなので着こむことにする。
2019月11日9日
もう寒い。防寒せな・・・
2022/03
慣れた(脳死
エンジン熱
熱い
正直他のバイクをわからないので何とも言えないが、CB400に比べても停車中は少し熱いと感じた。
タンクは熱くないんだけどその先のラジエーターが熱いのだろうか…?
調べによるとVTエンジンはオーバーヒート気味になる傾向があるらしい、事実街乗りだと常に水温系はMAXheartって感じでひやひやする。
そのくせラジエーターファンは一切回らない、なんだお前。
走り出すとファンとか関係なく途端にオーバークール傾向に。
高速道路だと水温系が壊れてんのかってくらい温度が上がらない。
極端すぎない?
装備
バブル時代のバイクのせいか意外と装備は整ってる
・メーター
VTR前期型と異なりタコメーターあり。どっちもアナログ。
他のインプレ見てると暗いと言われてるけど、夜走した感じ気にならなかった。
都市部だから?
ガソリン残量メーターはありません。
あとスピードが90㎞を超えると警告灯が付く。めっちゃ目が痛い。
2019年11月6日追記
夜の中央道の暗い部分とかで見ると普通に暗くて何も見えない。
けどよく考えたら見る必要もないな!
・ライト
ライトは右のスイッチボックスからON/OFF/ポジションの切り替えが可能。現代のバイクと異なりライトを消すことが可能。
ウィンカーはハザードついてません。あと押し込みが超堅い。これも多分古いせい。
・セルとチョーク
セルスタートです。キックは未対応。
チョークは左手のアクセスしやすいところについてます。使いやすい。
・ヘルメットホルダー
なんと鍵を閉めると閉まるぞ!(当たり前)
シートのカギと連動です。
・シート
開けると…何も入りません!(白目)
バッテリー周りはシートとサイドサブフレームを外すだけでアクセスが可能。保守性は良い。
積載
シート下は何にも乗らないぞ
尚タンデムシートは割と広く、ネットがあればカバン1つくらいは乗っけられる。
・ネット+バッグ
今やってる方法がこれ、取り急ぎなら十分な積載が手に入る。
ネットは40cm x40cmのNapsで500円で売ってた投げ売りネット。
バッグは近所のビバホームで1980円で売ってた防水バッグだ。
スパーダのタンデムシートはスクーターに比べると貧弱なものの、この手のバイクにしては
割とエリアが広いと思われ、ネットのフックをかけるところも無限に存在するのでとりあえず物を載せるならネットで実装可能。
保守性
よい。(と思う
というのも比較対象はNinja250SLで、こいつはフルカウルのせいで何をするにもカウルをはぐところから始まる為それに比べるとラフに整備始められるスパーダは保守性がいいんだよなぁ。
また、旧車なので電子制御が無く、どんなけいじっても割とどうにかなるし壊れた時もまぁあきらめがつく。
ちなみに伝送系が特に保守性が良く、大体のパーツはシートを空ければ保守可能。
配線も最悪タンクを外さなくてもできるので整備が趣味のszkにやさしいんじゃー
その一方でラジエーター周りはクソ&クソ。
VTエンジンは片系がフロント側にあり見事にラジエータにまる被りしていて、ただ同調したいだけなのに
なんでわざわざクーラント抜いてラジエーター外さないといけないんですかねぇ。
尚、整備性に反比例するようにパーツが無い。
廃車状態から復帰するためのコア部品ならともなくキャブのゴムカスケットが無いとかいわれるともう困ってしまう。
HONDAはパーツがありそうに見えて平気で過去の互換切ってくるし、互換部品もパーツNoが変わってたりと自由Of自由なのでそこらへんの所感が無いと厳しいのかなと思った。
ちなみにszkは本職で古いサーバの互換部品をめっちゃ探したりしてるので、ここらへんの検索は慣れっこなのだった。
その点Ninjaは新しくてパーツはあるし、さらにカワサキは古いパーツもパーツナンバーが変わらなくて優しい。しかも安い。
2chのコピペで「カワサキか・・・」というコピペがあるが、自分で保守する場合案外カワサキはユーザーフレンドリーなのでお勧めです。
2022/03追記
実はパーツ、意外とある事が分かってきた。
エンジン回りは無論後継機のVTR250が、
電装系はCBR250(89)。こいつはファンが多いからサードのパーツが沢山ある。
制動関係はCB400SFと同等。
電装の一部とハンドルなどのサプライ系はインドネシアのCBF250と同じだったりする。
キャブレータも最悪VTシリーズが搭載できる
つまるところ各種ガスケットを覗いて割とパーツがあります。
ということで、スパーダの紹介なのでした
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