2019年は12月31日に最高気温が秩父で20度越えとかいう最高のバイクイヤーだったのに対し、去年の2020年は比較的平年並み。
いうてコロカスウィルスが右に左に上に下にとどっちに転ぶか解らないも凄かったのでそこまで外出するという気迫が無かったのも事実・・・
と言いながらも1月には2回。12月にはキャンプまで実行している。
今年も10月くらいまでは暖かく、2019年の再来あるか?と思ったのだが12月になり急変。今年寒くね?
どうやらエルニーニョだがラニーニャとかいうドラえもんズにいそうな名前の現象が起こっているらしく、日本に寒波が到来しているらしい。
簡単に言うと赤道付近の海水温度が下がり、それに伴って偏西風がひえっひえになる現象らしいぞ。
特に12月の3周目、そして25日以降は寒波が到来するらしくバイクは愚か家の中にいても寒いという状況。
しかしそんな中、会社の後輩は年末年始で九州に行くとかいうし、フォロワーの車載主の皆さんは瀬戸内海一周したり九州行ったりと右に左にびくびくわくわく大騒動!という感じだ。
皆なんでそんなに寒いの平気なんですか???
年末年始に走りに行く人耐寒性能強すぎない??
我慢してるんだぞ。
— ボンディーヌ (@bondhinu_0426) December 22, 2021
はい(ロー)
しかし、そんな中ある筋から有力情報を頂いた。
防風のオーバーパンツあるとかなり変わりますよ
— ゼリィ@ニコニコ動画 (@jerry_hobby) December 22, 2021
ということで早速見に行ってみるぞ!
と、その前に
現在の装備
さて、その前に今現時点でのszkの冬装備をおさらいしておこう。
szkの冬装備は2年前に購入したKOMINEの冬ジャケをメインとし、その下にユニクロのウルトラダウンジャケット。
その下に普段着、下着はヒートテックでネックウォーマーを装備。
寒さに応じてハクキンカイロを首元と胸元に装備するという形だ。
さらに手元にはグリップヒーターが装備されていて、その実上半身に関しては今までも別段辛いと思ったことは無かった。
一方下半身はヒートテックの股引とユニクロのチノパンかジーパンというのが常。
上半身に比べて下半身が貧弱すぎるだろ・・・と言われんばかりの冬のサラリーマン装備だ。
当然これでは寒いわけで普段から冬場は足元が寒いと思いながら乗っていたのだった。
そこに現れた新たな選択肢、オーバーパンツとは、szkはその答えを求むべくインターネッツの海へと向かった・・・
オーバーパンツってなんじゃい
オーバーパンツは、行ってしまえば「ズボンの上にはくズボン」だ。
使い方としては合羽みたいなイメージだろうか。
利用用途は異なるがその目的は若干ゃ異なる。
合羽は雨、水滴を防ぐがオーバーパンツは風を防ぐ。
さらに裏地に加工のあるものは保温もになっていたり、さらに合羽のように水滴を防いだりと上位版合羽と言っても差し支えない製品だ。
ついでにオーバーパンツ以外の耐寒装備の選択肢
さらにオーバーパンツ以外の選択肢を記載しておこう。
インナーパンツ
こちらは「中に着るパンツ」だ。いわゆる股引やタイツという奴に近い。
記事はタイツ生地だったり、ヒートテックだったり様々。
普段着の下に着る為着脱はできない。
冬用パンツ
「普段着自体を変えちゃえ」というのがこちら。
普段着るズボンの代わりに性能が高い専用品に変えるというもの。
電熱パンツなどもあるのでそちらを求める方はこれを
と、ここまで見ればわかるがオーバーパンツ以外は下車時の着脱ができないデメリットがある。
普段からszkは脚部プロテクターを装着しているためこの着脱する行為自体はさほどデメリットではない。
よっしゃ、オーバーパンツ買ったろ!
ということでNAPにきてみた
年始の帰省が寒くなりそうなのでナツプスにきた pic.twitter.com/J7asUtvpMg
— szk(すずき) (@szkP0151) December 25, 2021
年始に実家にバイクで毎年帰っているのだけど、今年は寒くなりそう!ということで早速ゼリィさんから聞いたオーバーパンツなる製品を求めに来たぞ。
とりあえず近場の足立NAPSに来てみたが、案の定バイク製品であるオーバーパンツ はロゴの主張が目立つ
バイクメーカーとバイク乗りは自社のロゴが大好きらしく、すーぐにでかでかと背中に「KOMINE」とか書きだすのだ。
そうだよ、KOMINE君君のことだよ。
まあこの数年は若者のバイク離れが多少解消されつつあるせいか、或いはTaichとかHYODOみたいなイケてるメーカーが出てきたせいか若干デザインがまともにある・・・
のだがオーバーパンツは「今からツインリンクもてぎですか?」と言わんばかりの製品ばかり。
いくつか見てみた結果、以下の2つが普段から着ていても違和感がなさそうだ。
・RS Taich RY554(下部リンク)
・HYODO STT502
TaichのRY554は色がカーキ、ベージュと明るめの色が設定されていた。
値段は1万9千円。ただし試着したところLだと足が長すぎる。Mだと長さは良いのだけど、重ね着するには若干腰回りがきついという結果だった。
HYODOは色は黒のみだがデザインは落ち着いている。ただし、遠目で見た時と近くで見る印象が大分異なり、近くで見ると割とレーサーイメージのような形だ。
値段が3万と比較的高め。
というところで悩んでいると第三の選択肢が上がってきた。
それがにりんかんのM-21だ。
にりんかんのM-21は値段が9980円とまさかの1万以下。
そしてTaichを明らかにパクったようなインスパイアしたようなデザインとカラーリング。
とりあえずに足立NAPSからバイクで3分の所にある足立にりんかんに行って実物を見に行ってみよう。
naps、にりんかん、ワークマンを巡った結果、szkのなかで最強のオーバーパンツはにりんかんオリジナルブランドのやつになりました。
目当ての色とサイズがなかったのでこれからにりんかん巡りいきます— szk(すずき) (@szkP0151) December 25, 2021
完全に写真も何もかも撮り忘れたのだが、足立のにりんかんにはM-21の黒があり実際に試着してみた。
足の長さのサイズ感はTaichのサイズ感とほぼ同様だが、記事が若干柔らかくなじむ感覚。
さらにTaichのRY554が「BMIが”やせ”以外の人は着れないようにしました」と言わんばかりの タイトな腰回りだったのに対して重ね着を意識したウェスト長。
極めつけにRY554より着ていて暖かいというおまけつきだった。
唯一欠点があるなら、見た目がチープなこと。
特にファスナーやボタン、ベルト周りは安っぽさがにじみ出ている・・・が、実際に9千円で安いんだから問題ない。
RY554でダメだった部分が払しょくされていて性能もいいならこっちを選びたいと思うのは可笑しい事ではないだろう。
しかし、足立にはMの黒しかなく、ベージュかカーキが欲しかったので別店舗に行くことに
東川口店!不発! pic.twitter.com/3io0pgtiaa
— szk(すずき) (@szkP0151) December 25, 2021
美女木店も売り切れ!
— szk(すずき) (@szkP0151) December 25, 2021
が、埼玉の2店舗を回ったところ売り切れ。
とりあえず在庫照会をしてもらったところ「ベージュはもう在庫がなく次の入荷も恐らく来シーズン」とのことだった。
まぁ、この12月のクッソ寒くなるまで用意してなかったszkに非があるということで今年はもう諦めて・・・
にりんかんの店員さん「あ、今TaichのRY554が3割引きですよ」
szk「!?」
背に腹は代えられないのでこれにしました pic.twitter.com/zaAGYdPNMl
— szk(すずき) (@szkP0151) December 25, 2021
ということで 購入。
タイトだったウェストも、NAPSにはおいて無かったサイズ「BM」というものがありこれで問題なく着ることができた。
どうやらTaichは重ね着用のオプションとして「B」というグレードを用意しているらしく、「L」「M」「XL」に対して「BL」「BM」「BXL」という設定があるらしい。
ちなみにこれはウェストだけが若干大きくなっており、他のサイズは通常サイズと同様のセッティングだ。
もう日も暮れてきたから早速着て帰るぞ!
あっ、装備していきまーす!
RY544 ファーストインプレッション
ということで実際に着て1時間ほど乗ってみた感想です。
まず装着感、立っているときはフィット感があり良いのだけどバイクに乗車する時、座っている時は若干やはりタイトで窮屈さを覚える。
自分は平均的な体格なので決して太ってるわけではなく、「腰が」とか「長さが」というわけではなく単純にシルエット重視の製品のための仕様なのだろう。
ただ、素材的に使っていれば伸びてきそうな感じはあるので繰り返し使っていれば存外丁度いいサイズ感に落ち着くのでは?という感触も覚えた。
バイク乗車時は自慢のCE2プロテクターが若干干渉する。
足の長い人、太い人はこれが干渉し、痛くなるかもしれないな。
装着感つながりで腰回りだが、これはかなりタイトだ。
しかし、その理由はちゃんとある。ベルトだ。厳密にいうと言うとバックルタイプのベルトをつけている場合腰回りがかなりタイトになる。
にりんかんのM-21を試着したとき、これは若干腰回りに余裕があったのだがRY544はBサイズであっても余裕がない。
「布地の上に着ることは考慮されているが、ベルトは考慮されていない」サイズ感なのだ。
なので、これを使うときはバックルタイプのベルトではなく、布ベルト、あわよくばベルトの無いズボンをはいた方が快適性があがるだろう。
そして肝心の耐寒性能だが・・・
これは・・・確かに寒くない!
ダウンジャケットと同様で、やはり服を重ね着したときにできる空気の層。これを感じる。
オーバーパンツの表面は確かにひえっひえなのだがその中身は冷えていない。
中にはいている普段着(チノパン)の表面は体温が残されている・・・そんな感じだ。
RY544は裏地が起毛ではないので、恐らく他のオーバーパンツと比べたらそこまで性能は高くないはず、しかし製品としてしっかり機能はしているようだ。
使った時の気温は7度。5度以下になった際の結果が気になるところだな。
サイドポケットはたくさんついているので、辛くなったら使い捨てカイロを仕込んでおけば良いだろう。
デザインに違和感がないので、バイクから降りてコンビニなどに入る程度なら脱ぐ必要性がなさそうなのが狙い通りでよい。
デザイン面とそこそこの性能、しっかりした作りを求めるのであればRY544は良い製品かなと感じた。
定価の1万9千円だと若干コスパが悪いので、にりんかんで3割OFFの安売りしている今がチャンスだな!
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