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バイク関係整備&カスタム関係

VT250メンテナンス日記-冬のメンテ大会2021

というわけでこの季節がやってきました。
今年は普段の1年メンテに加えて近くの萩原オートさんに店出しして車検メンテもしてもらおう。

VT250は250㏄で車検はもちろん無いのだけど、2年に1回のペースでちゃんとした整備工場で点検してもらってるのだ。
御年30年を超えたバイクを過酷使用してるのだから、まだまだ走ってもらうためにも必要な処置だな!

自己メンテ

まずは自分でできるところはやってしまおう。
洗車に始まりピストン揉みだし、エンジンオイルの交換、各種ワイヤー系にグリスを指すなどなどだ。
エンジンオイルは前回交換から1万5千㎞、期間にして2年以上使用したフィルターも交換する。

エンジンオイルは前回の交換が今年の初夏。
そこから那須、長野、志賀高原と九州まで走って約5000㎞程走ったので中々に汚れているな。

購入時からこれを外すのは2回目。
MC20のオイルフィルターは中心部の筒にフタがされる形で実装されている。
この筒がフィルターを外す際のネジとなっており、実は購入時から若干舐めていて不安だった。
恐らくVTRの在庫(15420-KE8-000)なのだろうけど、これの新品がまだあったので今回交換したぞ。


▲こんなの

同時にエレメントスプリング(15415-413-000)も交換する。
あとは普段のフィルター交換通りだ。
ドレンボルトのワッシャー(94109-12000)と下のキジマから出ているOリングとフィルターを交換するぞ。

最後に水平見てエンジンオイルが入っていればヨシ!

写真は無いけど、なんかブレーキパッドが片べりしてんな?

始動不調対応

そういえば九州行く前の話なのだけどスターターセルスイッチを交換した。

しかし、一時的に快調となったのだけど、しばらくしたら事象が再発。
つまり事象が改善しなかったのでスイッチケースの中を確認してみよう。

もう何の写真だよって感じだが、ハンドルのライトスイッチケースの中身だ。
何が言いたいかというと、このパーツは非常にシンプルで中心部分の金属片がそれぞれ押されて接地することで電気が通りセルがスタートする仕組みになっている。
この金属片が若干劣化しているのだ

さらに長い間メンテされていなかったのでゴミやほこりが入ってしまってる。
というかグリップヒーター取り付ける時にやっておけよという話なのだが、改めてここで整備しておこう。

作業内容はまずエアダスターで埃を取る。
その後綿棒を使って周りを清掃。この時先端にパーツクリーナーを塗ってやる。
そして金属片に紙やすりで少しばかりのやすり掛けを行い最後に上の接点復活剤を添付する。

この接点復活剤はバイクに限らずゲームのコントローラーやマウスキーボードなど色々使えるので便利だ。

どうやらこれが効いたようで見違えるように始動するようになったぞ。
スターターリレーも一時的に症状が良くなったので今回は2つとも劣化してたのだろう。
複合要因の事象は切り分けが難しいな?

工場点検

というわけで近所の整備工場で点検をしてもらう。
すいませ~ん、今回もお願いします~

気のいい工場長から「えっ!?スパーダで九州に!?」と若干引かれつつも以下の整備をやってもらった。

チェーンはそろそろ交換しないとヤバいので自己申告で依頼だ。
あとはクーラントもエア抜きとかいう作業が死ぬほど嫌いなのでお願いしたぞ。

・フロントブレーキキャリパーOH
・ブレーキフルード交換
・リアホイールベアリング交換&調整
・チェーン交換
・インマニエア吸い対応&インシュレーター交換
・クーラント交換

点検含めて混み込み7万円になります。
見ろ、旧車にこだわり跨ってきた者達だ、金銭感覚が違う。

まぁ、年間1万㎞弱も乗ってたら順当な値段で、「250㏄は安い」という世間一般的な風潮はあくまで「何もしなければ」の話。
老体に鞭打ってかつ安全に乗りたいのであれば相応の金額がかかるということは前回に引き続き釘を刺しておこう。

ところで、リアブレーキパッドの片べりだが、どうやらタイヤの軸が歪んでいたらしい。
乗ってて全然気にならなかったが微妙に軸がずれていたようだ。
「心当たりありますか?」と聞かれたが・・・うーん・・・

あー、納車初日ですね。

納車から2年、ようやく初日の事故を清算した。
てか、これも保険でどうにかしとけばよかったな!

初日だったし全然気が回らなかったけど、ここまで事故も無く乗れたのだしヨシとしよう。
次回以降の教訓とさせてもらおう。

ということでスパーダ君は2021年も元気に走り切れました!ありがとう!