できらぁ!!
・・・
いや、無理だろ常識的に考えて。
ということでszkです。
と言っても「毎週動かさないと死ぬバイクに乗っている」とか「ライダーが週一で走らないと死ぬ病気」の人もいると思うので、猛暑日に乗る際のszk備忘録を記載しておこうと思う。
はじめに
35度超えたら乗らないほうがいい。
これは本当にマジ。
特に都心部、土日の高速道路なんかは後述するが非常に危険だ。
これを前提として「どうしても乗る!」場合に記載しておこう。
暑いときの心構え
最初に、暑いとき、とくに32度くらいを超えた場合の心構えについて書いておこう。
バイクに乗っていない人からすると「バイクは涼しそう~!」とか思われるかもしれないが、全然涼しくない。てか熱い。
特に最近は走ってる状態=ドライヤーの温風を浴びているのと変わらない状態だ、普通に熱い。
熱中症、熱射病は簡単に言うと「脳が暑くなることで機能低下が起こる中枢神経障害」だ。
気を付けないといけないのは、「熱中症になってしまうと、自分のステータス確認する判断能力も下がってしまう」こと。
特にバイクで走っているとライドに集中しがちで、つい自分のステータス確認が疎かになる。
これを防ぐのは「必ず特定時間で休憩をとる」ことだ。
割と「〇㎞走ったら休憩」ルールの人もいるかもしれないが、夏はこれではいけない。
「決まった走行時間で休憩をとる」ようにすると捗るぞ。
具体的には真夏日でどんなけ長くても最長1時間。
猛暑日(35度)を超えるのであれば、せめて30分~45分くらいで休憩を取りたいところだ。
休憩時にすること①:水分補給
休憩のタイミングではかならず水分補給を行う。
この時飲むのは「水」(炭酸水でもよい)か「スポーツドリンク」だ。
基本的には水でよいのだけど、汗を大量にかいた後はスポーツ時と同様、スポーツドリンクが優位になる。
また、ツーリング中いつでも飲めるように予備も1本筒もっておくといいだろう。500mlだと距離によっては若干不安。
休憩できるポイントが少ない場合はそれぞれ1Lづつ持っててもいいくらいだ。
ツーリング中はついコーヒーを飲みたくなるが、利尿効果があるため水分不足を加速させる。
おすすめはしない、飲みたい場合はコーヒーの倍量水を飲むようにしよう。
休憩時にすること②:体の冷却
同時に体の冷却も行いたい。
後述する装備類があれば多少はマシなのだけど、正直「体力の低下速度を減らす」だけで帳消しは無理だ。
日本の蒸し風呂気温+直射日光+ヘルメットで走ってるだけで確実に体温は上がっていく。
必ず体の冷却はある程度行って出発したいところだ。
水が浴びれる場合はこれがいいのだけど、中々都合よくそんな場所はない。
クーラーが聞いている部屋にしばらく滞在するのも良い。
最低でも20分から30分くらいは休んでおきたいところだ。
クーラー環境が無かったり、コンビニなど長時間の滞在ができないシチュエーションもあると思う。
この場合のおすすめは「保冷剤」、あるいは「冷凍ドリンク」の購入だ。
日陰に避難し、これをタオルにくるんで体に当てていく。
どちらもサービスエリアやコンビニで手に入るし、入手料金も100円程度とお手軽だ。
正直1休憩毎に購入してもそこまでコストが高くならないし、ドリンクは後から水分補給に使うこともできるのでおすすめだ。
休憩時にすること③:カロリー摂取
ごはんについては通常通りでも良いのだけど、一つ注意があるとすると
「熱中症状態に近くなると消化機能が低下する」ことだ。
本当はおなかが減っているはずなのに、食を受け付けなかったり
思わず大量に食べてしまった後に消化不良からの体調不良というシチュエーションもありえる。
腹八分目で回数を多くすると体感失敗が少なくなる気がするゾ。
休憩時にすること④:交通状態の確認
これは普段からやっている人は問題ないが、やってない人は注意事項。
夏のレジャーシーズンは高速道路、下道ともに渋滞が発生しやすい。
ただでさえ走っていても熱いバイクで渋滞に巻き込まれた場合、普通に命の危険が伴うことは言うまでもない。
・高速道路
・細い峠道&レジャーエリア(ビーナスラインや箱根等)
このあたりを走る予定がある場合は必ず交通状態を確認しよう。
そして「ダメだった場合のリカバリープラン」(どこで引き返すか)も決めておくとよい。
なるべく快適に走りたい
さて、今記載したのは猛暑日ツーリングサバイバル状態の場合。
もちろん「それをなるべく回避」する方法もゼロではないので以下に記載していこう。
時間帯をずらす
これが一番効くと思います。
東京都心の場合、おすすめは「午前3時出発~午前中帰宅」のプランだ。
大体9時間くらいのツーリングで、距離としては草津、志賀高原。
もう1時間早く出られればビーナスあたりもリーチ圏内になる。
人が多くない時間帯かつ、往路はETC深夜割引も対象内。
さらに気温が上がり切る前に帰宅・・・
水シャワーを浴びて、午後はクーラーの効いた部屋でビールを飲む・・・なんてムーヴも可能な満足プランだ。
[blogcard url=”https://szkhaven.com/2021/09/13/sibutouge_2021_touring/”]
↑実際にやった奴
注意事項は「朝方の高標高部」と「帰宅時の平地部」の気温差が非常に高いことだ。
例えば、8月頃東京都内の最高気温が35度↑の場合、志賀高原の朝6時ごろの気温は10度前後となる。
メッシュジャケットだけでなく、ダウンジャケット、イージスなども装備して体温管理を心がけよう。
あとは店も開いていないので観光地で遊ぶムーヴはやりにくい。
休憩ポイントも少なくなるので道中余分に水分を購入できると良い。
ツーリング先
次にツーリング先だ。
夏というとつい海とかに行きたくなるがこれはNG。バイクで夏走るなら正直山一択だ。
山はそもそも冬は凍結して走れないところも多い、夏しか走れない場所があるなら行くしかないよなぁ!
さらに標高が1000mを超える高標高エリアは日中でも気温が20度前後、直射日光はあれど快適にツーリングができるはずだ。
また、これは体感なのだけど、海は湾岸線の道が大体渋滞するのに対して山はいくつか道(未舗装林道&旧道含む)があるため、逃げ道も作りやすい。
ここぞとばかりにバイクの強みを出していこう。
行くと危険なところ
szkの経験上いくとヤバイところを書いておこう。
・首都高C2 山手トンネル(危険度S)
マジで行っちゃダメな奴。気温50度超え+ミストとかいう環境。渋滞したら死人が出るレベル。
・高速道路全般(危険度A)
特にやばいのは東名高速の御殿場~東名町田間、夕方。
中央道の大月~八王子も中々の渋滞発生ポイント。
アクアラインは日影がなく風も強い。渋滞する可能性も高い。
湾岸線は東京から千葉に向かう道、AM
・134号線
鎌倉とか江の島のあたり
・16号
保土ヶ谷バイパスのあたり
基本的にはいつでも休憩がとれる下道をお勧めしたい。
装備
最後に装備だ。
好き好きだとは思うが、個人的にメッシュジャケットはあると良い。
そのメッシュジャケットの種類だが、個人的には片目のポリエステル繊維タイプがおすすめだ。
言ってしまえば「KOMINEのアレ」だな。
HYODOとかTaichiあたりだと布製生地のかっこいいやつも出ているのだけど、こいつらは停車時に若干肌にくっつく感じがして不快感があった。
KOMINEのこいつは肩幅が持ち上がって若干不格好ではあるのだが、メッシュ地が常に肌から浮いているため走行時の風通りの良さはもちろん、停車時も不快感が少ないという優れモノだ。
KOMINEのメッシュは「着る木陰」とはよく言ったものだ。
若干重いのがネックだが、これは快適性とのトレードオフと言った感じか。
あとこれは持論だが、半そで半ズボンより、エンジン熱や直射日光から守れる長ズボン長袖の方が長い時間走るのであれば有利だと思う。
半そで半ズボンはこれ以外にも虫刺されとか諸々不利だからな。
近所でスクーターであればよいかもしれない。
メッシュジャケットの下はTシャツだったりYシャツだったりポロシャツだったり好き好き。
ただ、メッシュの下も長袖にしておかないと太陽光が普通に貫通してきて日焼けするのには注意だ。
個人的にはクールビズ向けの襟付きのYシャツがおすすめだ。
スーツの下に着ることを想定しているためか、非常に汗が乾きやすく直射日光にも強く風通しも良い。
ズボンはジーパンよりもチノパンの方が楽。
ただ色は黒ではなくて薄い色が良いだろう。
下着は着ておくと汗を吸ってくれるので便利。
特に上述の襟付きYシャツ君とのコンビネーションアタックが強く
走行していればYシャツの風通しの良さで下着も乾くし、温泉などで着替えるときも下着のチェンジだけで済ませやすい。
結局のところ、夏でも風通しが良ければバイクで長袖は全然あり、というよりむしろ快適ということだな!
キッズ「ねー、あの人なんでこんな暑いのに長袖なのー?」
マッマ「・・・・・・・?」
そんな怪訝な顔で見ないでください。不審者じゃありません。(震え
なんかTaichiが↑のバイク版みたいなの最近出しましたけど、どうなんでしょうね。
まとめ
・どれだけ長くても最低1時間以内に1回は休憩する。理想は30分。
・休憩が長くなるので思った以上に距離は稼げない。熱くなる前に移動がベター。
・たくさん水飲む。自分が水を飲むべきなのか、スポーツドリンクを飲むべきなのかしっかりと自己観察する。
・頭がぼっとしたらもうやばいので急いで体を冷やす
・危ない所にはいかない
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