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過去を振り返るFF14:いままでのストーリー&解説【新生外伝:クリスタルタワー後編】

前回のおはなし

クリスタルタワー:闇の世界編

闇の世界

ヴォイドゲートへととらわれてしまったドーガとウネ、そしてネロ。

3人を救出すべく光の戦士の闇の世界突入が今始まる。
その一方でグ・ラハ・ティアの体にも異変が起こっていた。
アラグの血族により引き継がれた「紅血の魔眼」。
かつては「紅血の皇眼」とも呼ばれたその目は元々片眼のみ発現していたものだったが、
今や魔眼は両目に発現し、グ・ラハ・ティアにはアラグ帝国時代の記憶が呼び覚まされていたのだった・・・
これが一体何を意味するのかグ・ラハ・ティアは自身の甲藤に悩まされていた。

シルクスの塔に到着した光の戦士の前にはガーロンドアイアンワークスの手によって開かれた”ヴォイドゲート”が存在していた。
異界への突入、そして取り込まれた3人を光の戦士は救出しにいくこととなる。

〈コンテンツ:アライアンスレイド 闇の世界 をクリアします〉

闇の世界の最奥に待ち構えていたのは「暗闇の雲」であった。
巨大な力を持つ妖異を光の戦士は討伐する。

そこでウネとドーガ、ネロを再開を果たした。
しかし、ウネとドーガの2人は契約を闇の世界側から破棄するためにここに残るという。
ネロを連れ、限られた時間の中でモードゥナへと戻る。それがこの世界での光の戦士の使命となった。

閉じ行くヴォイドゲート。
光の戦士が、そしてグラ・ハ・ティアが飛び込む。
満身創痍のネロは闇のエーテルに体を蝕まれ動くことも難しい状態となっていた。
もう時間が無い、ネロがあきらめかけたその時、シルクスの塔側から手が差し伸べられる。
その手の主は自分が憎んだ仇敵、そして目標である人物シド・ガーロンドその人だった。
闇の世界からの脱出、嬉しさと悔しさの入り混じった声でネロは呟いた

「クソったれ・・・」

シルクスの塔へと無事生還を果たした一行だったがまだ仕事は残っている。
”クリスタルタワーの封印”これが調査団の最後の仕事となるのだ。

輝く希望

一連の報告を済ませた光の戦士に一報が入る。
なんとグラ・ハ・ティアがクリスタルタワーから調査団を追い出しているらしい。

シルクスの塔の入り口へ到着した一行を待っていたのはグラ・ハ・ティアだった。
コイナク財団、クリスタルタワー調査団の長ラムブルースはこちらに戻るようグラ・ハ・ティアへ問いかける。

しかしグラ・ハ・ティアの返答は皆が想像してものとは異なっていた。

「・・・ごめん、オレ、そっちには行けねーんだ。」

グラ・ハ・ティアに発現したアラグの紅眼。
そしてそこから呼び覚ました記憶。

かつて第三星暦に栄えたアラグ帝国。
第三霊災を超え、第四星暦となった時、人々はクリスタルタワーが消滅していることに気が付いた。
そこで、いつか再びあの塔が地上に蘇るとしたら今度こそ、人々の幸せのために使われてほしい…
彼らはそう願ったそうだ。

その願いを汲み唯一生き残った皇族、サリーナは己の血と記憶を一人の男に託したという。

その遠い祖先から引き継いだ子孫がグラ・ハ・ティアであった。
幾数歴によって薄まった血ではあったが、クリスタルタワーの復活によりこうして蘇った。

しかし、現代の技術ではクリスタルタワーを制御することはできない。
かといってその技術の進化を待っていてはグラ・ハ・ティアの力は失われてしまうだろう。
それでもグラ・ハ・ティアはかつてのアラグの民が願ったこの希望をかなえたいとした。

希望を再び引継ぐため、自身をもクリスタルタワーと共に時間を止めて封印するという。

グラ・ハ・ティアはこの悠久の時の眠りの前に光の戦士へ語り掛ける。

「目覚めたら、真っ先にアンタの名前を探すよ。その名はきっと歴史に残って、オレを導く光になる。」

そして彼はクリスタルタワーの封印と共に眠りについた。
そう、いつかこの世界が大いなる闇に覆われ、彼の英雄すらも拒まれる。
その未来が来るまで・・・

クリスタルタワー。
それは今もモードゥナの地よりエオルゼアを見守っている。

補足&解説

このクエストはパッチ5.3以降必須となされるクエストとなっており、メインストーリーにも絡んでくる物語になっています。
グラ・ハ・ティアの決意とアラグの歴史、あとから見返すと中々ぐっとくるストーリーであったことが分かるはず。

さて、アライアンスレイドでは3つ目のステージとなる「闇の世界」ですが、原作となるFF3でも「無から光と闇が生まれ、闇の氾濫が起こった際にそれを無に返す存在」として登場します。
原作では無に返す存在なのですが、FF14ではヴォイドの住民である立場上、闇に返してくるという部分が若干異なりますね。

ちなみにFF3にも「闇の世界」があり、クリスタルタワーの最終エリアとして設定されています。
そこでボスラッシュをするのですが「アーリマン→エキドナ→2ヘッドドラゴン→ケルベロス」→暗闇の雲という順番。
FF14でもかなりそれを意識しており「2ヘッドドラゴン→アーリマン→エキドナ→5ヘッドドラゴン→ケルベロス」→暗闇の雲という並びになっています。

全編通してかなりFF3の再現を意識しているアライアンスレイドとなっている「クリスタルタワー編」、FF3プレイ済みの方も是非FF14で体験してみてはどうでしょうか!