VJ Software Resolumeエフェクトメモ。
今回はThresholdについて紹介します。
概要
Thresholdはその名前の通り「閾値」つまり、”映像を二値化する”エフェクトです。
Resolumeの二値化はシンプルなパラメータながら割と優秀で「白と黒だけでなく自分で色を設定でき」かつ、「元の画のディテイルの調整」も行うことができます。
ダッシュボードの画面
シンプルで美しいエフェクトパラメータダッシュボード。
個人的には一番好きまであります。
Threshold:
デフォルトは0.5です。最低0、最高は1.00です。
いわゆる「Threshold」で、二値化する際の閾値をここで設定できます。
0方向にすると後述する「Color1」の領域を広げ、1方向にすると「Color2」の領域が広がります。
Smoothness:
デフォルトは0。最大値は1です。
後述のパラメータ「Color1」と「Color2」の境目をスムースにする設定です。
0だとラインがキッパリ解れ、1になればなるほど境目がスムーズになります。
言い換えると1にすればするほど元の画のディテイルが保たれます。
▼Smoothness->0
▼Smoothness->1
お気づきの通り、かなりきれいに色を抜ける。layer毎にまとめて色を抜きたいときはColorizeに軍配が上がりますがClip単体で色を抜きたいときはこちらの方がディテイルがキレイに保てると思います。
Color1/Color2:
この値で2色を選びます。絵がここで選んだ色に二値化されます。
例えば
▲このように設定すれば・・・
▲画はこんな感じに
▲逆パターンにすると・・・
▲当然反転してOutputされます。
使用例
という感じで、色々使いやすいシーンは多々あるエフェクトかと思います。
素直に二値化してもいいですし、反転する遊びをいれてもいいと思います。
カラーパレットはMIDI対応しているのでボタン一つで入れ替えるような操作も可能です。
画がくっきりしているアニメ画でも合いますし、Smoothnessがあるので実写映像にも使えるかと思います。
ということで今回の実例を1つ
シン・エヴァンゲリオンごっこ
(エッフェル塔じゃなくて東京タワーだけど)
おそまつさまでした
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