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ツーリングバイク関係

出会いはヤフオクでドジェベル!スズキのオフローダー誕生!

はい、納車です。(1年ぶり4回目

というわけで、なんだかんだ1年に1回納車しているszkですが、ついにオフロードバイクに手を出してしまった。
まぁ、4台中2台は嫁のバイクだから多少はね???(瀕死

そして今回選ばれたのはァ・・・

DJEBEL200でしたァ・・・。

オフロード購入検討裏話

さて、過去に購入したNinja250SL(故 とCB250Fはヨッメの要件に合わせたものなので
szk本人の趣味趣向でバイクを購入するのはVT250スパーダに引き続き2台目だ。

そもそもオフロードに手を出した理由だが、理由はこんな感じ

・友人であるenzirionがX-ADVからCRFに乗り換えたこと
・神奈川県に引っ越すにあたり、オフロードフィールドが近くなること
・ニコニコ動画で見た動画の影響(永野久遠さんとかみのてさんとか・・・)

まぁ、一番の理由としてはセパハンのスパーダではいけない道があるなどの事情からオフロードに手を出した次第だ。
ここまで聞くと

「だったらスパーダも売って1台でオンロードもオフロードもどっちもいけるADV系バイクを買えばいいんじゃないの?」

というド正論が飛んできそうだが・・・

パァン!!!(映像略)

大人をry

まぁ、相棒たるスパーダはこれからも保持していきたいし、そもそもバイクのステータスは振り分け式だ。
軽さと高速安定性は両立しないし、倒して曲がる楽しさと悪路走行する楽しさは両立しないのだ。
であれば、小さくても馬力があって高速道路から峠まで走れるオンロード楽しいバイクはスパーダとして
軽くて近隣の悪路を攻略していくオフロード楽しいバイクはジェベルに任せたい。
遠征時に「ここ別のバイクで来ればよかったな・・・って思ったら?」
再送するきっかけになるじゃろ(適当

ジェベルis

さて、そんなジェベル。
szkにとっては「初のオフロード」「初のSUZUKI」と初めてオールセットなのではあるが
どうしてわざわざDJEBEL、しかも200を選んだのかということをここにメモしておこう。

まず、ジェベルというバイクだが実は125㏄モデルと200㏄モデル。さらに250㏄にはXCと呼ばれる亜種まで存在する。
この中で250㏄とXCは実はペットネームが同じだけで全く別のバイクだったりする。

そこであえて200㏄を選んだ理由としてはこれだ。

・軽い(車両重量126kg)
・足つきがいい(2輪2速が実現できる)
・パーツが出る

特に200㏄のジェベルは国内ではDF200という兄弟車が存在しパーツが共有
さらにこのDF200は数年前までアメリカで生産されていたこと。
そして、エンジンについてはベータの現行機種でOEM生産がまだされていること。
自分である程度保守するうえでパーツが出るというのはあまりにもでかい。
実際2022年現在で出ないパーツはオプションのキックスターターパーツくらいだ。

他の検討車種

ついでに検討の対抗馬となった車種も出しておこう。

・CRF250
→安定のHONDAオフロード。重いし足つきが若干悪く予算感が合わずNG
・XR250
→パーツ供給に不安があったためNG
・KLX230(2017)
→新車で買うなら候補だったが新車買う予算が降りなかったのでNG
・SL230
→オフロードとして乗るには若干ジオメトリに不足があったのでNG。
そして若干最近高い。
・DT230ランツァ
→足がおそらくあまりにもつかなさそうだったのでNG。
・TS185er
→スペック的には一番欲しかったけど流石に70万は出せない。

といった感じだ。
正直無限に金があればTS185erを購入していたと思うが、流石にこの値段は出せまい。
というわけでジェベル200が選ばれたというわけだ。

納車ァッ!

▲センシティブ!

ということで9月の最終週にジェベルが到着。

えぇ、今回も例の如くヤフオクです
「フロントの利きが悪い」という描き方。
距離は3万キロ程度、写真の状態や出品者の書き方からして保守に手が入ってそうだったため落札しました。

少し前までジェベル200のヤフオク平均価格は10万前後だったのだけどここ数年はジェベルすら価格上昇の煽りを受け、平均価格は体感17万前後。
こんな中で価格13万。しかもサービスマニュアルとパーツリスト迄ついているのだからかなりお買い得だったと言えよう。

じゃぁ、納車されたら最初にやること何かわかるかな?

そうだね!点検だね!

ということでガレージをまともに使うのは初めてです。よろしくお願いします。

しかし、夜に色々点検作業できるのはいいな・・・ガレージ導入して本当によかった。

このタイミングでエンジンオイルとフィルター、プラグ、ヒューズなどの消耗品は交換した。
何も考えずに火を入れてもいいのだけど、ヤフオク峠はNRNC。
トラブルにならない為にもとりあえず簡単にできる消耗品交換くらいはやっておこうというのが持論だ。
規定量未満で火入れて焼き付きとか目も当てられないからな。
一回交換しておけば自分のせいにできる。

問題のフロントブレーキだが、ピストンまで見てみたが異常は無さそうだった。
パッドもまだ使えそう。

おかしいなぁとか思っていたら、レバー側の遊びを調節するためのネジが無くなっていた。
これが無いとリーチが少なくなるためブレーキが最後まで締めきれない状態となる。
とりあえずこれを適当なネジで取付調整したら「こんなものか」と思えるくらいの利きになった。
最初全く聞かなくて焦ったゾ。

タイヤはそろそろ交換したいところではあるが冬前でいいだろう。

最後にナンバープレート発行しておしまい!
ずっとサボっていたスパーダとCBの練馬ナンバーもこのタイミングで書き換えしました。
さらば練馬7771・・・!

エクストリーム体験版

では早速ジェベルに乗ってみよう。
オフロード車で一番最初に行くところと言えばどこかわかるかな?

そうだね!猿ヶ島だね!

「なんだよ猿ヶ島って」という人にはどんな場所かわかる動画を下に紹介しておこう。
szkのリア友がうpった動画なので見てみて欲しい。大体どんな場所かはこの動画でわかるはずだ。

行ってしまえば神奈川県管轄の相模川沿いの河川敷・・・なのだが
いろんな人の努力によって車両侵入が可能となっている区画となっている。
圏外から来るときはローカルルールがあるので事前に調べてから行こう。
特にオイル零したり、ゴミを捨てていくなどは言語道断。

あと普通に路面状況は未舗装林道を鼻で笑うレベルのエリアがあるので走行は完全に自己責任だ。
レッカーも入れないし、ソロで行くのはおすすめしない。そういう場所である。

とりあえず習うより慣れろ、慣れないバイクで行く慣れないオフロード走行会。
はっじまーるよー

前に走るのはenzirion。流石バイク10年選手。
過去にジムカーナ、オフロードと色々やってきただけあってこの悪路でもクッソ早い

一方szkは慣れないジェベル200かつ初めてのここまでの悪路。
すごいぞ猿ヶ島。今までスパーダで走ってきた未舗装林道が玩具に見える・・・!

理想はスタンディングポジションでスロットルを開いて勢いで突っ切ることなのだけど、いかんせんジェベル200の持ってるパワーとスロットルワークが理解しきれておらず全く前に進めない。
しかしまぁ、慣れない車体&悪路でも最悪力づくで動かせる車体の軽さと足つきの良さはこのバイクの良い所。
取り回しの良さは走破能力に直結する・・・!

しかし、1時間半も乗っているとszkも慣れてきて・・・

かなりジェベルを操れるようになってきた。
軽いがパワーもそれなり。思いっきり開けても吹っ飛ぶことは無いといった感じだ。
ただトルクがあまりにも薄いと感じる。
これについては試し乗りしたenzrionも同じ意見で、クラッチ周りが下手ってる可能性がある気がする。
これは今後少し様子は見ておきたいところだ。

舗装されているがかなりの急坂を上るジェベル君。

映像には入ってないが、この時左足を地面について踏ん張って登っている。
位置エネルギーって大事なんだなって・・・(対面が来たので譲ったので下から登ることになった)

しかしこういうときも足が付くというのは強い。
足つきどうでもいいって思ってたけどリアスライドさせるにも、車体をどうにかするにも二足二輪(セローのコンセプト)ってのはやはり強いなと感じた。

ということで無事公道へ!完走!

完走した感想&1stインプレ

というわけで完走した感想です。

まずはジェベルの1stインプレから

現状はパワーが少し足りないかなと思うシーンが多かった。
特に40ps叩きだすスパーダとの比較なのでどうしたって薄く感じてしまうのだけど、それにしてもトルクが少なく感じてしまう。
これに関しては何かしら力が発揮しきれてない可能性があるのでメンテナンスを通して対話していきたいところ。

ブレーキの利きは当初2POD化しようと思っていたのだけど、先の調整で普通に程よく効くようになったのでこのままで行こうと思います。
オフロードであればこれくらいの利きで問題あるまい。

公道シーンでも同様にパワーの少なさが目立つ。
トルクが出ないので1速~4速。時速で言うと0㎞~40㎞までの加速がめちゃくちゃ渋い。
道中プリウスに煽られた挙句割り込み迄食らう始末。

▲は???(感情値怒100

 

ここまで散々パワーが無いとこき下ろしたが、そんなことどうでもよくなるほどの利点も沢山ある。
その筆頭が軽さ。

車両乾燥重量140㎏のスパーダも十分250㏄クラスでは「軽量」なのだが、それを遥かに超える乾燥重量108㎏。
空冷単気筒故のコンパクトな車体は手に持った瞬間「軽っ!!」と思わせてくれる。
引き回し、乗車時、公道走行でのUターンやオフロード、あらゆる点においてこの軽さは武器と感じた。
セパハンのスパーダ以上に小回りが効き、下道が楽しいバイクと言えるだろう。

そして次はオフ車のジオメトリなのに無駄に良い足つき。
本来オフ車は背を高くし、設地高さを上げることで車体をぶらして悪路を走行する。
ジェベルは若干これに比べると車体自体が低くなっていることで足つきの良さを実現している。
そもそもがっつりエンデューロは想定しておらず「未舗装林道程度の道を走るならこれで十分」ということだろう。
まさしくその通りである。
実際はその軽さでカバーある程度の悪路をカバーできてしまうのだが・・・

とにかく取り回しのしやすさ、軽さは乗ってて良くも悪くも感じる車体だった。
軽いバイク大正義主義なのでジェベル200にして正解だった。いいぞ、これ。

んでもってこれで高速乗れるってのだからすごい・・・
けど本当に君高速走れる?80㎞出る?と不安になるのもまた事実なんだよな(未体験

オフロードの感想

今まで未舗装林道はいくつかスパーダでも走ってきたけど、これらが玩具に見えるレベルの道を走れた。
この道が走れたのは紛れもなくジェベルのおかげだし、貴重な体験ができたと思うしまた行きたい。

さて、オフロードはいいぞおじさんという人らが存在するが、なんでそんなこと言うのかよくわかった。
オフロードはいいぞ。

公道での運転スキルはあくまで行動を走る上の知識や経験による判断がメイン。
これはいわば自分が走る道と社会との対話で、そこに車の性能が介入する余地はあまりないと感じる。
一方でオフロードは車体自体をどう動かすべきなのか、どう乗ればこの道を通れるのか・・・
自分が乗っているバイクという乗り物自体との対話が多いように感じられた。

もっとざっくり話すと、ジェベルを1時間オフロードで走って手に入る経験値を公道で得ようとするなら1か月以上かかる。
オフロードを走る事はその車の最も効率のよい自己学習であると感じれた。

まぁ正直スキルが身に付くこともそうですが、「今まで走れなかった道が走れるようになる」という経験が最高に楽しい。
オフ車はいいぞ。うん。良い。

きっとオンロードでもジムカーナやサーキットに行けば同じ体験ができるんだろうな。
覚えておきたいところだ。

ちゃんとジェベル200と未舗装路の走り方を身に着けて、公道で安全に走れるよう備えておきたいところだ。

 

ということで納車報告と初ツーの報告はおしまい!閉廷!