szkがVJやITや、趣味のゲームや自作PCのはなしをするところ。最近バイクをはじめた

シン・ササツヅムラ制作秘話と謝辞

秘話ってほどじゃないかもですが書いていきます。

投稿したやつ

こちらです。

投稿に至る経緯と企画

今回の動画は、「2月23日のすずきつづみ誕生祭」に向けて製作する。。。
というところから開始したのは間違いない・・・
しかし、先月時点での予定では「つづみソロツーひたはしり」「すずきとゆづき」「劇場作品1本」で1日に3本投稿するという内容を計画していました。

ただ、仕事が死ぬほど忙しく、3本の動画を用意できるだけの時間が得られず、残り時間は10日間(その間休日は2日)。
その直前で某方から「ゆかりビームの続編が見たい」という声がかかったのが契機。

ゆかりビームは2年半ほど前にszkが投稿した動画で、車載の画面に合成をした動画。
題材はこれで行こう、ということになりました。

おそらく尊い系の動画は村民が繰り出してくるだろうし、旅動画もぼく以外のつづみ車載主が出してきてくれるはず。
となれば、自分ができるのは箸休め枠のギャグ枠だー!(筆頭つづみクリエイターから目を背けながら)ということで企画を開始。

さらにTwitterランドではたいたぬ氏による「ささつづビーム」、そしてそれを構成しそうな、ササツヅウムというワードがすでに形成されていた。
これらを拝借して動画を作ることに決めました。

ここらへん。

誰に打つ?

問題はこのビームを誰に打つかということ。
一番最初の企画段階ではこの動画は1分程度の内容で「ささら&つづみが”ささつづビーム!”と唱えて村が焼かれる」というシンプルな内容でした。
ただ、ゆかりビームをベースとしたとき、ビーム映像は実写に合成しないといけない制約があるため、「実写映像におけるどこをささつづ村とするか」で悩むことになります。

自分が過去に撮影してきた映像は車載映像ばかりで、あったとしてもいずれも国内のもの。
日本国内のどこかを、ささつづ村とすると角が立つし、適当な映像素材を使う場合は前後の映像と繋がらない。

また、ビームを撃つ経緯もなんとなく雑だったため、「どうしてビームを撃つのか」を考えることにしました。
そこでやり玉に挙がったのがボイロクリーチャーの子たちです。

ボイロクリーチャーは音声合成ソフトのキャラクターをベースに作られた、2次創作の人外的キャラクターの総称。
これらを特撮的に登場させてビームを撃ったら理由付けとして 硬いのでは?と思い製作を開始。
時間がないため、冒頭のシーンは過去に作成した「東京に侵攻する埼玉ギャル   と」の映像を流用して、
あかり草のカットも上の作品の続編として作成してお蔵入りになっていた「回転すればなんとかなると思っている埼玉ギャル(仮)」の作りかけ映像を使いまわしました。
さらにありがたいことに、ウルトラQのメインテーマとタイトルがニコニコ動画では原版許諾楽曲であったためそのまま利用ができた。

それで作成したプロトタイプが↓です。

このツイートの伸びが良かったのでここで企画が完全に固まりました。

作成開始

ボイロクリーチャー達の扱い

ここまで決まれば、あとは普段からやっているお得意の「手持ちの手札でどうにかするターン」です。
まずは”かわいらしいボイロクリーチャーを対処しなければならない”理由をカットシーンとして作ります。

冒頭のシーンに脅威としてのみゅかりさんを追加。
原作のぺギラに相当する怪獣として演じてもらいました。
ただ、シンウルトラマン原作よりもさら露骨に、”悪性はないなんだけど、脅威”というポジションに収まるように心がけました。
そのためよく聞くと自分で起こした猛吹雪に対して「寒いみゅー!!」と叫んでたりします。かわいいね。
ちなみに基本的にボイロクリーチャー達のライセンス規約ではどの子たちも「虐待的な行為はNG」であり、ギャグシーン等と認められない殺戮シーンはNGとなります

みゅかりさんガイドライン
あかり草ガイドライン
セヤナーガイドライン

ただ、ここらへんは特に問題にはならず、設定の上で「満足すると無力化する」という形をとりました。
また、見た目はえぐい、ささつづビームですが、これも「命中した人は尊さで超満足するが、尊すぎて爆発してしまう」という設定にしました。
「どんな大きさの生物でも、確実に尊さで満足させられる」ので作中では最新鋭の超兵器的な扱いという設定になっています。

本編に登場するのはセヤナーですが、これはセヤナーの生みの親である肩昆布(四つ壁P)氏が筆頭ささつづ村民であること。
何かあった場合でも許可がとれそうという見込みがあったこと
また、セヤナーの「セヤナーにうっかり近づくと、その特殊な波長によりセヤナーにされてしまう可能性がある」という公式設定も脅威として扱いやすくこれを採用させていただきました。
普通に怖いぞセヤナー。

最初は許可取りせずに、ガイドラインの範疇でビームを撃ちこむ予定だったんですが・・・

このカットが完全にご本人にしか見えなかったため、念のため許可をDMで頂く運びとなりました。
肩昆布氏、その節では快く承諾いただき本当にありがとうございました。

カットシーンの選定どうする?

今回最も困ったのがカットシーンを乗っける背景。
つまり実写素材のシーン。

作成開始したのが12日、企画が固まって本格的に作業を開始したのは13日。
すでに貴重な11日と12日の土日は終わっており、今から撮影するのは無理という状況でした。

ここで運がよかったのが、先日「すずきとゆづきと知らない景色」の収録のために江の島に行って撮影をしていたこと。

カラープリセットが完全に車載向けだったので修正にかなり苦労しましたが、画角がないよりはマシということでこれを利用しました。

▲撮影機材はGoproとXperia。大体Xperiaの映像なのでめちゃくちゃ横長で大変でした。

また、さすが江の島、有名観光地といったところか、NHKクリエイティブライブラリーに空撮映像がありました。
NHKクリエイティブライブラリーは非常に優秀な素材サイトで、NHKが過去に撮影した映像を無料で利用することができるサイトです。
左上のマークも消えてしまった場合は動画のクレジット内、あるいは投稿者コメントなどに利用した旨を記載すれば規約内で利用が可能というやさしさ。
これで特撮で必ずほしい「空撮」の映像も苦労せずに手に入れることができました。


▲このあたりの映像ですね。国内の空撮素材はNHKが最強だと思います。

ちなみに、江の島の空撮以外の国内撮影実写シーンは基本自前での撮影となってます。
やっててよかった旅行動画ストック。

増えるカットシーン、伸びる再生時間

これは持論なんですが、再生時間5分を超える動画って現代において視聴するハードルが若干高い気がしてます。
なので、最大公倍数を得るのであれば5分は割りたかったのですが、どうしても追加したいシーンが出てきてしまった。
これがこのシーン

そう、タカハシ

先にも書いた通りで、この動画の草案は「ささつづがビーム放って村が焼けて終わり」だった。
それじゃ味気ないとボイロクリーチャーを追加したところまでは先に記載した通りです。
では、その「オチ」は?というと実は決まっていなかった。

セヤナーは満足して無力化、流れ弾が村にあたっておしまい。というのが第二版のプロットでこれが3分40秒くらい。
しかし、これでも落ちが弱いな、となってニコニコ本社を爆発させて背景でささつづがキャッキャウフフしながら「お誕生日おめでとう~!」といってフェードアウトで終わるのが第三版で4分くらい。
なんとなくそれでも腑に落ちなかったため

このタイミングでszkは原作のシン・ウルトラマンとシン・ゴジラ、シン・エヴァンゲリオン劇場版を一気見しました。

で、改めて視聴が終わったタイミングでタカハシを追加しました。
パロディなのだから冒頭とラストはしっかりオマージュしよう、というわけです。
そのでやり玉に挙げられたのがタカハシ。作中もともとタカハシはカメコ出演のみの予定でした。

が、この動画の作成中、ささつづWinter~もういっかい!~が開幕。
そこで改めて村民の方と(何故か示し合わしてもいないのに)ささつづWinter一斉視聴を行った結果、szkの中で「この動画にタカハシがいないのはおかしい」となったわけです。
この数年間、2人はきっと辛いこともあったはず、それを陰ながら支えてきたのは、多分このタカハシという男だろう。
ということで、ニコニコ本社爆発はそのままに、その先にタカハシが世界を救うというストーリーを追加しました。
ささらちゃんとつづみちゃんはタカハシが世界を救ってるなんてつゆ知らず、”陰ながら二人を支えるために奮闘するタカハシ”をかなりスケール大きく描けたと満足しています。
もうこれタカハシが主役なんよ。

これらを追加したことで動画の時間は5分5秒に、全体の視聴される数は相当減るだろうけど「ささつづの民にさえ見てもらえればいいや」という気持ちでこれを続行。
さらに「やるなら徹底的にやろう」ということで、シン・カスカベツムギマンの梅干しMAX氏にタイトルとロゴの利用許可を取りに行きました。
これで原作であるシン・ウルトラマンの冒頭がシン・ゴジラのタイトルカットを突き破る形で始まるパロディも作成ができました。
これらの追加の副産物として、プランクブレーン要素や「そんなに~が好きになったのか」構文などなどの原作要素も詰め込めたので、このカットの追加は結果的に満足してます。

尚、実はこの文脈も意味がないただのオマージュではなく、踊る春日部つむぎBBを元にszkが作成した「東京に侵攻する埼玉ギャル   と」を親作品として「シン・カスカベツムギマン」を梅干しMAX氏が制作。
それを再び拝借する形で「シン・ササツヅムラ」が生まれてるので原作の庵野氏樋口氏構文になってたりなかったり、ってまぁいいか。

ここまで決定して5分35秒でプロットがようやく確定しました。

ちなみに、シン・ササツヅムラ作中でささらちゃんがつづみちゃんに「今日言わなきゃいけないことがあるの!」という会話があります。
そして、この後ささらちゃんがつづみちゃんに何を言ったのかは明かされないまま終わります。
これはもともと第三版のプロットのまま作成したため落ちで回収されなくなった影響です。
が、誕生日をお祝いしたかもしれないし、愛の告白だったかもしれないし、もっとすごい何かだったかもしれません。
村民の皆さんの創造にお任せします。

やろう、合成

というわけで、めちゃくちゃボリュームが増えたので死ぬほど編集が大変になりました。残り1週間です。

 

合成は基本的にAftterEffectsでのごり押しです。
3Dトラッカーって最強だよなぁ!からのロトブラシツールでマスクを抜いてキャラクターの動きや方向は手動で調整していきます。
なんか違和感があるときは全体的にブラーを3~5くらいかければなんとかなります。
こだわれば無限に時間が溶けるんですが、今回は時間もないのでそんなもんで。

UI系はイラストレーターで作成したベースをもとに平面で借り物素材やテキストで埋めていきます。
これをそのまま書き出しておいて、最終的には3Dレイヤー化していい感じにします。
今回は特にレンズの曲げなどは再現してないです。


▲実は謎の染色体みたいなやつとか意味の無いUIがにぎやかしで映ってたりする。


▲最後に角度つけたら完成

ビームのシーンは結構簡単でVideo Copilotの無料プラグイン「Saber」を利用しています。
もともとはスターウォーズのビームセイバーを作るためのプラグインですが、レーザービーム作成にぴったり。

ビーム単体ではこんな感じ。

3Dカメラトラッカーを使って実写映像のトラッキングを行います。
この映像はきれいに撮影ができていたのでトラッキングがめっちゃ楽でした。

トラッキングさえうまくいけばあとはこっちのもの。
先ほど作ったレーザーとセヤナーを合成します。3Dレイヤーにして配置するだけで、あとはトラッキングカメラが動かしてくれる。

爆発のエフェクトと海に反射するlaserを作成。
この爆発はもともとは爆発素材集に入っているもので、土の爆発なのですが
色彩補正を使って海面爆発に見立ててます。

これらを全部合体させたら完成したのがこちらになります。

さらにこれに明度を若干下げてコントラストを上げれば映画っぽい仕上げになります。

実は芸コマしてたりもするんですが、今思うと着弾地点の爆発光とか作った方が迫力あったなと反省。

また、どうしても追いつかない部分は鷹の爪システムの導入でごまかしました。
本当に便利ね、鷹の爪システム・・・

また、全体の質が低下して「鷹の爪システムが言い訳」になってしまわないように30秒に1回は豪華なカットシーンが流れるように編集しました。

 

おわりに

ということで紆余曲折あったszkの「すずきつづみ誕生祭」はこれにて終了。閉廷!

ささつづ村の方々に見て頂けたようで非常に満足です。
普段は車載動画メインなのでしばらくは車載村に引きこもることになると思いますが、またこういう動画を作ったら懲りずに見て頂けると幸いです。

この動画を作るにあたり許可等でご協力いただいた たいたぬ氏、肩昆布氏、梅干しMAX氏を始めとして応援頂いた方々。
及び偉大なる原作であるシン・ウルトラマンに敬意を述べこの記事の締めとさせていただきます。

皆様ありがとうございました。


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