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ツーリングバイク関係

日本の国道最高標高を目指す天候タクティクスツー

というわけでCB250F納車からのども乾かないうち、szkはツーリングへと繰り出した!

というのも、ここ連日雨と晴れが続き土日に至っては数週間雨続きという悲惨な状態。
うーん、身に覚えもあるぞ

そしてこの日も天気は曇り!
しかし前日21日に天気図を見てみると・・・


tenki.jp

東京は雲がかかっているが、北関東には雲が無い。

また、高気圧が南にあり、低気圧が北に停滞している。
これは今は雨が振っているが、午後から晴れてくるかもしれない。

また、今から行く場所なら時間が合えば「いいもの」が見えるかもしれない。
そう思って夜の3時に出たわけだ。

さて、この時間に出た理由は2つ。
もちろん、天気も要素の一つではあるが、それ以上に大切なのは「混んでいない間に出かけて帰ってくる為」
毛無峠の悲劇はもう避けたい。もう一つは高速道路の深夜割引を利用するためだ。

ということで無事に3時50分に関越道に入って三芳SAへ。

まだ暗い午前4時。このまま関越道を北上していく。

今日行くところ

さて、こんな時間にどこに行くのかというと志賀高原だ。
さらに具体的に書くと国道292号線。この国道には「国内最高標高」地点がある。
その名前の通り「日本の国道の中で一番高い所にある場所」というのがそれだ。

実は過去の毛無峠ツーリングの時に行こうとしたのだが、あいにく火山活動レベル2になってしまったせいでバイクとオープンカーは通行禁止。
泣く泣く引き返してきた過去を持つわけだ。

▲去年行った時の交通規制、天気も晴れていただけに残念だった。

しかし、火山君のぶっちっぱが収まり、どうやら今年の春に活動レベルが下がって通行可能になったらしい。
神奈川のヤビツも数年通行止めになっていて、開放されたと思ったら1週間で再び雨で崩落とかしてるし、この道もまたいつ通れなくなるかわからない。
必ず今年のうちにいっておきたい!ということでいくゾ行くぞ!デッデッデデデデ!(カーン)

というわけでルートはこんな感じ。

ほんへ

さて、今回のスタンスは「パッといってパッと帰ってくる」北区予定は昼の12時頃だ。

暗くてわからないが空は曇天。
一雨振られる覚悟ではいるものの、できれば下道に出る迄には振られたくないところ・・・

しかし残念ながら雨が降ってきてしまった。
小雨で耐えられそうだが雨雲の漢字からするとこのまま進むと結構振られそうだ。
雨が強くなる読みで駒寄PAで雨宿りだ。
案の定10分もすれば雨が強くなってきた。読み勝ちと言える。

雨宿りしていると他のライダーが。考えることはみんな一緒か。
しかし、この場にいるライダー、3分の3でイージス装備である。ワークマンってすげーよな。

尚、結局雨が弱まるまで1時間程度かかった。
駒寄PAは2輪専用駐車場がなく、バイク駐車場で雨がしのげないので注意だ。

というわけですっかり明るくなった6時に再出発。
念のため合羽は着ていこう。

少し走って渋川伊香保で関越道とはおさらば。
ここからは下道でひたすら渋峠を目指そう。

というわけでまだ開いていない道の駅で休憩だ。
渋川の標高は大体200mくらい。ここからあがつま→草津→渋峠とどんどん標高を上げていこう。
スパーダのキャブレータが標高起因で起動しなくなるのが楽しみだ。
ちなみに上のツイートをしたのはあまつがだが標高は大体200m~300m程度だ。

雨は降ったりやんだり、カッパは無くても乾きそうだけどせっかく来ちゃったのでこのまま行こう。
ということで草津までワープ!

だいしょーり!

ということで草津まで上がってきた。
草津町の標高は1200m。ここまで来た時点で晴れ間が広がってきた。
これは完全に読み勝ちで天気図見てから晴れ余裕でしたというほかない。
これは渋峠で念願の雲海が見れるかもしれないな。

ということで時間は7:45分。ここから一気に標高を1000m近く上げる渋峠の攻略をスタートだ。

R292

R292は草津から走ると街→山→街→山の繰り返し。
流石に国道だけあって保線状況はかなり良い。道幅もこの手の峠道にしては広く常に2車線。
道自体は微妙に古いためコーナリングは一部若干タイトだ。

つまりバイクで走るにはちょうどいい道ってことだな!

草津町を出てからわずか10分で景色が一気に開けてきた。

この辺りは硫黄臭が凄まじい。
バイクだと壁もなく、鼻だけではなく肌で硫黄を感じることができる。
火山警戒レベルが2だった時に入れなかったことも伺えるまさに「火山地帯」だ。

霧に見舞われたがそれも一瞬。この火山帯エリアを抜けると硫黄の匂いも消え、森林限界に到達した。
この時点で標高は1600mだ。

だいしょーり!(2回目

ということで退避場があったので駐車してみた。
すっかり空は晴れ、もう雨の心配もなさそうだ。
気温は18度と肌寒い。
ここからさらに500m上がる事を考えると、メッシュジャケットオンリーだと寒そうだ。
防寒ということで合羽は着たまま上まで登ってみよう。

▲途中前回足止めを食らった万座温泉への入り口も通過。標高は1993m。
前回はこの左の道から来てここの交差点のゲートで止められた。
なのでここを通過した瞬間、このエリア一体の道は制覇したといってもよさそうだ。

国道最高標高到達点

というわけで無事に最高標高まで到達!
その標高は2172m。
ちなみに県道を含むとこれよりも4m高い長野県道84号線が存在する。いつかそちらにも行ってみたいな。

というわけで時間は8時30分。プリキュアと仮面ライダー見終わった人たちが来ないうちに帰るぞ!!
本当は近くのホテルで到達認可ステッカーが貰えるのだけどこの時間は当たり前のように開いてない。
思い出は、この胸にしまっておくんやなって(前向き

帰路は前回足止めを食らった交差点から万座経由で帰ろうかなと思ったけど、流石に時間がかかりすぎる。
渋峠を通過するとほぼ日本海なので帰りどころではなくなってしまう。
妥協案ではあるが、草津を過ぎた後に長野方面に抜けて軽井沢から帰ることにしよう。
(往路と復路を別ルートにしないと満足できない呪い)

まぁ軽井沢は突筆することもないので(失礼)カット。

北区に帰宅!

ということで甲信越道から関越へ、高速道路をぶっぱし昼13時過ぎには北区へ帰宅。
クーラーの利いた部屋でシャワーも浴びすっかり整えてから優勝でおしまいです。

ちなみに11時過ぎには渋峠は霧に包まれ雨だった模様。
近年まれにみる勝ちツーリングで満足度も歴代3本指に入る、中々に読みも運も良い勝ち試合だったな。