ということでやっていきましょう。
去年は引っ越しに結婚にと、色々とやっていたのでSPADA君に乗る機会もあまり多くなく、すっかり忘れていた春のメンテをやっていく。
▲ガレージがあると好きな時、合間時間に整備ができていいよなぁ!
サボりすぎた
というわけで久々のメンテ。
といいつつもエンジンオイルはどんなけ動いてなくても半年に1回は交換しているし、チェーン清掃は日々やっているので12か月点検が今回のメインだ。
さて、今回見るべきは・・・
スパークプラグ→交換してから2年
前後タイヤ→交換してから3年
クーラント→交換してから3年
ブレーキパッド→交換してから3年
うーん、サボりすぎぃ!
じゃ、ぼく、全部取っかえるから・・・
補足
今まで店に投げてたのだけど、引っ越しによって遠くなってしまった&工具部材はそろっているのでせっかくなので自分でやることにした。
ブレーキとかぶっちゃけ規則的にもお店に投げようね。
ブレーキパッド
はい、出禁ね pic.twitter.com/oImvWNGaPz
— szk(すずき) (@szkP0151) May 15, 2023
まずブレーキパッド。
限界はサービスマニュアル記載で0.4mmだが、余裕のアウト。
SPADAのリアブレーキパッドはなんかホイール側がやたら片減りする。
最初は異常なのかと思ったけど、他の方の記事を見ても同じようなことが書いてあるので存外そんなものなのかもしれない。
まぁ、言い換えると片側だけ減りが異様に早いということ。3年でこれなので本来やはり年一交換なのだろうな。
フルード液も交換してヨシ!
ちなみにSPADAのキャリパー取り外しに必要な工具は
12ミリのメガネレンチ(キャリパーサポート取り外しとブレーキホース取り外しに使う)
8ミリのメガネレンチ(ブリーダープラグの取り外しに使う)
の2つ。シリンジとかオイルリザーバーは好みに合わせて使おう。
フロントブレーキキャリパー
こちらは前回OHから1万キロ。
点検、フルード液交換はともかくOHはあと1万キロくらいいけるかな・・・って思いきや若干やフロントを引きずっている。
そういえば前回店で投げたときに・・・
店主「ピストンはギリギリだと思います。今回は流用したけど次回は無いかと。。。ちなみにパーツはもう廃版でした」
って言ってたなぁ・・・
実際に先端を見てみると腐食しており戻りが悪い。
引きずりの原因もこれか?
んで、取りはずした後の写真で申し訳ないのだけど、右が交換前の純正ピストン。
左が交換後の45107-ML4-006だ。
こいつは初期型のCB400SFなんかと同型・・・というと古いパーツに聞こえるが、現行だとNC750でも使われているパーツ。
つまり現行品だ。径が全く同じなので流用可能ということになる。
ちなみにVTR250もこれだった。
SPADAの純正ピストンは見た通り穴がふさがっており唯一無二の形をしている。
本来筒状のピストンの中身にコルクが積まれており、その上にアルミ製の蓋がしてあるのが純正だ。
正直メンテしづらいし、さっさと交換しておきたかったのだけど、店にそんな無茶ぶりをするわけにもいかなかったので今回交換と相成りました。(持ち込み&純正外交換扱いになる)
次回以降はこれで店に投げれるな!
というわけできっちりOHする。
無論シール類も交換だ。必要なのはピストンシールとダストシールの2種類。
2PODなのでどちらも2枚必要になる。
フロントブレーキマスター
そしてもう一つ。
フロントブレーキマスターの点検窓がクラックが入ってしまっている。
購入時から気になっていたが、そろそろ割れる心配もしてきたのでつついてみたらマジで割れそう
この際交換しておこうということにした。
ちなみにこのパーツは「金属製Oリング」にはめ込まれた「樹脂製透明板」の奥に「金属製の金具」。
そのさらに奥に「樹脂製Oリング」がハマり圧着することで液漏れを防いでいる。
VT250のパーツリストには書いていないが、実はこのパーツは交換可能。
HONDAがパーツも出していて「金属製Oリングと樹脂製透明板」のセットが「45515-MA6-006」。
Oリングが「45516-MA6-006」という型番になる。
こちらも2023年時点で現行。
2021年くらいまでは45515-MA6-006は透明板のみのパーツだった様子だが、2023年時点では金属製Oリングにはめ込まれた状態で着脱不可のパーツになっている。
ちなみにAmazonでは中華製のオールインワンキットも存在する。
中の金属製の金具のパーツ売りが無いので、今回は樹脂製Oリングのみ純正であとは中華品を利用した。
このパーツは国産バイクのキャリパーにはほとんど交換可能なので覚えておくといいかもしれない。
この窓の径は18㎜。 ちなみに海外製のバイクは12㎜の規格もあるので注意しよう。
んで、今回古くなったこのパーツの取り外しに非常に苦労した。
これで1日つぶれたもん。
というのも、このパーツの金属製Oリング。非常に綺麗にはまっている。
写真を撮るとこんな感じで、樹脂製のOリングが黒い部分、その手前が金属製のOリングなのだけど
このパーツ、実は「樹脂を支えるための返し」がついている。
ただ、古すぎるせいでキャリパーと一体化してしまい、どこが境目なのか全くわからなかったので苦労した。
変な図だけどこんな感じ。
見た目は左に見えるのだけど実態としては右。
細くて堅いタイプのマイナスドライバーかなんかで、思い切ってごり押せば引っ張り出せるぞ。
やったー!とれたぞ! pic.twitter.com/UuK91BsJi6
— szk(すずき) (@szkP0151) May 18, 2023
上の写真を見るとただのリングじゃなくて内側にめくれているのが解る。
ネットでこの写真が無くて苦労したので乗っけておこう。
— szk(すずき) (@szkP0151) May 18, 2023
いいかんじ!! pic.twitter.com/8xNv2Fxfbh
— szk(すずき) (@szkP0151) May 20, 2023
で、肝心の引きずりはいい感じになりました。
ピストンを交換しても一瞬治らなかったんだけど、パッドスペーサーが若干歪んでいてかみ合いが悪かっただけだった様子 。
一度外して付け直したら快調になった。
スペーサーも今後交換だな。
さて、巷では「スパーダのピストンはフィーリングが悪い、VTRのものに変えるときっちり止まるようになる」と書かれていたけど、個人的には何も変わらない気がした。
まぁ、押し出されてるのはパッドで何も変わらないしプラシーボ効果レベルのものだろう。
個人的にはキャリパーピストンツールが使えるようになるのがデカいと思う。
タイヤ交換
ああああああああ!!つかれたもおおおおおん! pic.twitter.com/3VpnnMk8Pj
— szk(すずき) (@szkP0151) May 20, 2023
うわあああああんつかれたもおおおん pic.twitter.com/S4BxKDvGkO
— szk(すずき) (@szkP0151) May 14, 2023
ということで前後交換。今回もIRCのRX02です。RX01君どこいってしまったん?
バイアスタイヤの交換しかやったことないからわからないんだけど、ラジアルってやわらかくて簡単って本当なんですかね。
あっ、スパーダ君はリアのアクスルシャフトの取り外しに24ミリと17ミリのメガネレンチが必要なので注意だぞ。
24とかもってなかったので追加で購入することになったぞ。
あとはエンジンオイルとプラグ交換したらおしまい!閉廷!
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