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バイク関係整備&カスタム関係

VT250スパーダサイドバッグ位置調整&リアウィンカー交換

こんにちはszkです。

2020年度はスパーダ君の積載量を始めツアラー化もとい近代化改修を行ったわけだが、その中でサイドバッグについては若干の苦労があったので記載しておくぞ。

タンデム可&サイドバッグ装着のハードルの高さ

バイクに乗っていない人からは意外と思われるかもしれないが、サイドバッグとタンデムシートを両立することは存外難しい。

というのも、大体のサイドバッグはこの上の図のような仕組みになっている。
それは「タンデムシート付近にベルトを通して固定する」というものだ。

さらに巻き込み防止のためにプラスで2か所で止めたりするのが基本だが、主となる支えはこのタンデムシートを咬ませて行うベルトとなる。
つまり、タンデムシートの中心を起点としてサイドバッグを釣る形になるわけだ。

この場合、実はタンデムシートはタンデムする場合文鎮と化す。
下の図のようにサイドバッグがタンデムステップまでの空間を占拠してしまい、タンデマーは乗車不可能となってしまうのだ。

ともすれば、どうすればいいのかというとサイドバッグを少し後ろにずらしてやる必要がある。

幸運にもスパーダには専用フィッティングキャリアの搭載ができたので固定ベルトの後ろ側1本をフィッティングに移動させることにした。

が、問題が一つ。

1枚目の写真を見てもらえばわかる通りスパーダのリアウィンカーは車体に対してかなり突き出している形になる。
お察しの通り、そのままバッグを後ろにずらすことができないのだ。

この純正ウィンカーは初日に追突された後、中古のきれいなものに差し替えしたりと中々思い入れのあるウィンカーだったのだけどこの際仕方がない。
タンデムシート&サイドバッグを両立できる形へウィンカーを変更するぞ!

ということで、パーツ交換

で、購入したのがこちらです。

はい、ACTIVE LEDウィンカーライセンスホルダー

これはウィンカーをナンバープレートのライセンスホルダーと一体化させてしまおうという製品。
本来はフェンダーレスしたバイクに対してウィンカーをスマートにくっつけるのがメインであるのだけど、縦長のウィンカーは今回の用途にピッタリだったので選定。

ちなみにウィンカーには装着時に保安基準というものがある。

光源のワット数が10W以上、60W以下であること
照明部の面積が7㎠以上であること
灯光の色は橙色であること
レンズにヒビや著しい汚れがないこと
毎分 60 回~120 回の一定周期で点滅すること
フロントは最内縁が240mm以上離れていること
リアは発光面の中心が150mm以上離れていること
バイクの中心面に対し左右対称で装着されていること
地上から 2.3m 以下の位置に付いている事
ウインカーの内側方向20°外側方向80°の範囲のどこからでも視認できる事

このうち橙色に塗ったテキスト部は主にウィンカーの製品によって適応内外がわけられるものとなる。
あと今回はサイドバッグで隠れてしまったりして最後の「ウインカーの内側方向20°外側方向80°の範囲のどこからでも視認できる事」が満たされないようなことが無いようにするというのが注意ポイントだな。

このACTIVEのウィンカーは上記を満たした製品であるため今回導入することとした。
本当はスパーダの純正を位置替えしたかったんだけど、どうしてもうまくいくビジョンが見えなかったのでコイツを使っていくぞ。

というわけで設置。今回はキャリアを外すついでにかつて搭載したドライブレコーダーの位置替えも実施するぞ。
リアキャリアがせっかくついたので、キャリア裏に設置する形にしよう。

大体こんなもんかな。
ケーブルを引き延ばしてキャリア伝いに変更。
インシュロックで吊るす形に変更した。

んでもってウィンカーも設置完了。
ちなみにACTIVEのウィンカーにはセラミック抵抗が付いている。
「LED対応のウィンカーリレーをもってないよー!」という人でも抵抗を挟めば(LED特有の消費電力低減のメリットは得られないけど)従来と同じ配線で設置できるので楽ができるはずだ。
尚、セラミック抵抗は非常に熱くなる。
カウル裏などに張り付けると最悪燃えたりするので、なるべく空気が通る金属部品の上に設置しよう。

と、上の画像を見るとわかると思うが、サイドバッグが左右に開いてしまっている。
さらにサブの固定ベルトがウィンカーを隠してしまい、このままではウィンカーが見えなくなってしまう。

ということで、後日簡易サイドバッグガードを作成することにした。

ホムセンで売っている構造用部品を買ってきてドリルで穴をあける。
この穴は純正リアウィンカーのネジ穴サイズと合わせるぞ。

穴をあけた方にはM3の小さいネジをボルトで固定。
リアウィンカーにある「小さい滑り止め用の突起」を作った。

こうして作ったDIY簡易サイドバッグガードを元リアウィンカーの装着されていたネジ穴にボルトで固定。
上の写真のような感じで装着した。
これでサイドバッグがウィンカー側にヨれなくなったはずだ。

斜めから見るとこんな感じ。

さて、これにサイドバッグを装着する。
固定ベルトの回しを変更して、一部はインシュロックでキャリアに固定する形にした。

メインベルト前=タンデムシート
サブベルト前=タンデムステップの金具
メインベルト後ろ=リアキャリア
メインベルト後ろ=フェンダー上を通す
持ち手の部分=リアキャリアにインシュロックで固定

これなら走行中に落ちることもないだろう。

ということで完成。
斜めから見てもウィンカーが見えないということも無かったのでこれで安心して乗れそうだ。

これで晴れてトップケース45L+サイドバッグ40Lで85L積載に。
さらにキャンプバッグをタンデムシートに乗っければ+40Lの積載が手に入る。

これでキャンプも長旅も完璧になってしまったな!


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