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アナログおえかきツーリング

万年筆を買いに行く茨城ツー

こんにちはszkです。

最近「イラストを描けるようになりたいなー」と思っている(10年ぶり334回目)のですが、いかんせんPCで絵を描くことが大の苦手で、2月くらいからボールペンで絵を描いてはTwitterに不法投棄を繰り返していたりします。

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そんなことを続けていたらニコニコボイロ車載主である白岩氏と万年筆動画投稿&車載主の楽座氏に目を付けれ・・・

気が付いたら万年筆を購入してしまっていた!(即落ち

ただ購入したのは取り急ぎ欲を満たすための鉄ペン。(比較的安価な万年筆
白岩さん曰く「事務キチに行こうぜ、飛ぶぞ」(意訳)ということだったので、翔んで事務キチして本命万年筆を購入するツーいくぞー(デンデンデデデデン カーン

当日

ということで、6月12日は雨予報。
そんななか白岩氏は「せっかくだから遠くの事務キチにいこう」とやる気MAX。
szkも最近圏外脱出していなかったためこれを快諾し、集合場所を春日部としたのだった!(カスカベサイキョー

というわけで春日部のコンビニに到着。
おやぁ?szkの方が先についたぞ

と思ったらSRXが動いてなくて草。
白岩さんの愛機は2台あって一つはクロスカブ。そしてこのSRXだ。
詳しいことは省くが、スパーダよりもさらに年式が古くスタートはキックオンリーと男仕様。
現代で言うところのSR400の姉妹機ポジションだ。

20分ほど遅れて白岩氏も到着 。
これがキックオンリーのバイクに乗るということか・・・

ちなみに見てわかる通りSRX。超かっこいい。
同じ時代、同じ「対レーサレプリカ」掲げた2台のネイキッドがこう並ぶのは若干胸熱だな!

事務キチつくば店へ

さて、今回の目的地は茨城県はつくばの事務キチだ。

事務キチでは万年筆に対して「国産万年筆は全品30%OFF」「海外万年筆は全品20%OFF」で購入することが可能になっている。
ネットで購入できる万年筆もあるが、今回実際に購入して見た所感からすると「最初に買うときは試筆をするべき」だ。
既に使ったことある万年筆の再購入や、同じペン先の万年筆購入の場合。
あるいはお金が有り余っていて全部購入したる!みたいな例は別として、初心者は特に試筆をしてから購入したほうが 間違いが無い。
そんな中で全品3割引きかつ、試筆もしやすく、さらにラフに入店できる事務キチは万年筆ビギナーにとって最適な店舗と言えるだろう。

というわけで入店。

さて、つくば店だが、万年筆に明るい 店員さんがいて、さらに試筆も快くさせてもらえた。
品ぞろえは白岩氏曰く「かなり良い」ということでこれは良い店舗らしいです(ゆるふわ

万年筆界隈にも様々な筆が存在する。
バイクに例えるならレブル250みたいな安いかつ使いやすいビギナーペンのプラチナ万年筆プロシオン。
「優秀過ぎて逆につまらないけどこれが”最適”の万年筆」と評価されるCB400SFみたいなPILOT カスタム74。
さらにそのカスタムの廉価版ポジ(バイクで言うとCBF250)であるカスタムNS。
さらにその持ち手を木製にしたCB400SBみたいなカスタム74楓などなど、その系譜は割とバイクに通ずるものがある。

この事務キチつくば店はビギナークラスはほどほどに、上位グレードの亜種や、さらには海外製のペンが置いてある感じだ。

ということで何本か試筆してみたぞ

メモ

カスタム74 細字:今回の本命。すでに持っていたプラチナのプロシオンのペン先を柔らかくした感じ。
「あぁ、これが金ペン!」と思わせる1本。プロシオンとキャラ被りしがち。

エラボー金属軸 細字 軟:一番最初に楽座氏におすすめされたペン。
ぬるっと線が引ける気持ちよさ。思ってるより線は太めに感じるが筆圧での変化が顕著。
金属軸なので死ぬほど重かった。

プロフィット ズーム:二つ目におすすめされたペン。
信じられないくらい立てた時と横にしたときでインクの出が変わり、顕著。

センチュリー 太字:「プラチナ万年筆特有の引っ掛かる感じ」というのが良く分かった万年筆。
文字を書くなら使いたいが絵を描くときは癖が強いと感じた。

M205:唯一の海外万年筆。どばどばインクが出て気持ちがいい。これも将来的に欲しいと思える一本。

エリート:短くてとにかく軽い。「ニブが固い」と言われたけどその通りで細くてきれいな字が書ける印象。
細い線だがインクは途切れない。描いてて一番気持ちがよかった。

 

そして選ばれたのは・・・

PILOT eliteでした・・・

結局求めてたのは細字だったんやなって・・・

後から調べてわかったことだけどこのPILOT eliteは1960年代から販売される息の長いシリーズ。
名コピーと共に生まれ今まで何度もマイナーチェンジを繰り返しここまで生きてきた、バイクで言うならSRとかCB、車で言うならカローラといった万年筆だ。
一緒に行った白岩さん曰く「いうてエリートは意外とおいてる店が少ない」らしい。
価格も事務キチ価格で7000円台と金ペン14kの中ではめちゃくちゃコスパも良い。
これは売れるわけだなって・・・

で、エリートを使った感想ですが・・・
とにかく線が細く緻密な線を描きやすい。
ニブは固く線は一定。言い換えると線の強弱は非常につけづらい。

絵の場合はより細い網掛けをしたいと思ったら背面書きをすればよく、デジタルに取り込む前提の線画の記載なんかには役に立ちそうだと思った・・・

まぁ、僕イラストレーターじゃないので充てにはしないでほしいところですが・・・

事務キチを後にして霞ヶ浦にある「みちのえき たまつくり」まで移動。

ここで車載主のREC氏と 合流。
その足で近く(20㎞くらい先)の喫茶店に赴くのだった。

▲おなかがすいたので、なまずバーガーを食べる。普通にうまい。

喫茶店

 

 

やってきたのは霞ケ浦の向かいにある「ノーチラスカフェ」。
座席数はテーブル3つほど、長屋を改装したであろうカフェは道から見ると小さい看板が立つのみと一見「カフェ」には見えない。
玄関を開けると普通に住宅っぽい土間からオシャレな店内にあがる事になる。

落ち着いた雰囲気にジャズが心地よく流れる。
ダークオークな雰囲気の店内はそれでも暗くなく、小さな庭から差し込んだ光で明るく照らされていた。

オーナーの老夫婦はコーヒーを入れてくれる、どうやらカップも選べるらしい。嬉しい体験だ。

そこで我々は万年筆を出し、試筆を始める。
オーナーも万年筆が好きらしい、なるほどこのカフェの雰囲気からして「納得」だ。

どうやら私の買ったエリートも昔使っていたらしく、少しばかりの談話を楽しんだ。

おいしいワッフルに、かおるコーヒー。
卓上に広げた万年筆はゆるやかで穏やかな時間 を提供してくれた。

・・・・

 

そして・・・・

 

ふたたび

 

我々は何故か再び事務キチの前にいた!

 

どうやらREC氏も白岩氏の勧誘に見事やられたらしい。
まぁ、見るだけっていってるし、多少はね?

 

 

 

 

 

堕ちたな(確信

 

こうしてさらなる万年筆沼へ招かれた客が一人増えたのだった。。。

 

その後は白岩さんとハンバーグって解散!

閉廷!