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ツーリングバイク関係

VT250スパーダで行く九州5泊7日ガバツー_0&1日目:横須賀→九州

こんにちはszkです。

ということで今年も去年の本州最南端ツーに続き長距離遠征に行くぞー

プラン

ということで今回の旅のプランがこちら。

もういつも通りの適当っぷりだが、去年はコロカスウィルスのおかげで人が少ないおかげで宿が埋まる心配が一切なくいつも以上にガバツーできたのだけど今年はそうもいかなさそうだ。
10月に緊急事態宣言が全面的に解除され、時代は今や大旅行時代!この世の自粛を置いてきた!
ということで最初の金曜日と土曜日の宿だけはあらかじめキープしておき平日はまぁ大丈夫やろの精神で行くぞイクゾ

尚、今回は去年のツーリングの感想で思った「キャンツーしながら巡る」をやろ・・・うとおもったのだけど令和ちゃんが10月入っていきなり気温フェーダーを下げたものだからもう大変。
くっそ寒い中山の上でキャンプとかそれなりに装備がないと死ねるので今回は断念しました!残念!
まぁ、冷静になって考えると朝から晩まで走り続けるszkのツーリングスタイルは割と「早上がり」のキャンプとは相性が悪いのだ。
深夜に入っても気兼ねなく入れるビジホ運用こそが最強。

U-35・・・?

とか言ってたら出発の1週間前に東横インがいきなり35歳以下の人は35%OFFとかいう狂ったキャンペーンをやり始めた。
これ快活価格でビジホとまれるやん!

ということで最初の土日のホテルは東横イン、君に決めた!

いきたいところ

さて、本題に戻り今回の旅の目的だ。
実はszk、生涯で47都道府県を踏破するのが一つの目標だったりする。
幼いころから父に車で北海道まで連れていかれていた経験からか、そのフットワークの軽さは自分でも風吹きゃ飛ぶレベルと思うほど。
学生時代はそんな奴らが自分以外にも数人集まったものだから秋の連休を利用して木曜日に企画が成立。
翌日金曜日の夜には夜行バスで四国に赴きその日帰りで帰ってくるという強行軍をやってのけるということを中学生の時にはやっていたのだから驚きだ(唐突な自分語り

その時から少しづついろんなところに足を運び、2021年現在、「到達していない都道府県」は残すところ鹿児島県のみとなった。
ちなみに去年までは和歌山県が2つ目の未到達県として入っていたが潮岬到達によってこれは達成された。

ということで今回の一番の目的は「鹿児島県に到達する」ことである。
そしてついでなので前回達成した「本州最南端」の上位実績である「本土最南端」も達成したいし、あわよくば長崎にある「本土最西端」と帰路にある山口県の「本州最西端」も実績解除しておきたいところだな。
あとは去年のツーリングで制覇した四国カルストに続く中国地方のカルスト。そして北海道に次ぐ日本のバイクの整地と呼ばれる阿蘇周辺を回るのが今回の目的といえるだろう。
欲張りセットだな!

◆阿蘇噴火

とか思っていたら阿蘇山が噴火した。
お前もうちょっと我慢できなかったのかよ!

まぁ、我々本州民からすると「噴火!?やべーじゃん」となりがちだが桜島のある鹿児島県民や阿蘇周辺民にとっては割とオリンピックレベルの頻度で開催されるシーズナルイベントらしくなんとかなるらしい。
火山灰はちょっと(バイク的に)怖いけど、とりあえずいってみるか!これで旅館もすいてればキャンセル待ち格安プランワンチャンあるな!

◆ほんへ:0日目

ということでほんへです。
毎度おなじみ「0日目」の開 幕だ。

ここでいう0日目は「前日夜に出発する」という意味を込めて記載してある。
今回は九州に行くにあたり、2021年7月に就航したてほやほやの「東京九州フェリー」を利用することにした。
今日日既存航路が続々と死んでいく中、「羽田~福岡」という超極太路線と被った航路を新規で作成するという割と驚きの新航路である。
横須賀23時45分出航からの福岡県新門司翌日21時着というバイク民とトラック運転手のために作られたとしか思えないこのフェリーで今回は九州を目指すというわけだ。

ちなみに予約は2か月前から開始可能で、今回は緊急事態宣言最中で行けるかわからない状態にもかかわらず予約をポチった。
szkにしては超珍しい前持った計画建てである。
23時45分出航だし定時まで仕事してても平気だな!と思ってたら割と荷物組む時間が無くて適当に出てきてしまった。
うーん、準備万端で来ようと思ったけど今回自分がなにに持ってきたのか正直わかってないぞ。

とりあえず環七から&環八経由で第三京浜迄出て高速使ってヨコスカまで到着。
って港の位置わかりづらすぎんよ~

奥にフェリーが見えたからいいものの無かったら絶対わからないゾ

東京九州フェリー

ということでいざ乗船・・・!
の前にちょっと乗船デッキでも見学していこうか。
今年の夏に完成した新しいフェリーターミナルは周りのクッソふるい倉庫と若干浮いててなんとも言えない気持ちになるぞ。
しかし、横須賀のこんな中心部(頑張れば駅から歩けなくもない距離)にこんな大型ターミナルがあるのは正直浪漫があるな。
港の横横浜横須賀に恥じない町、横須賀。

▼中はこんな感じ。

1階に発券コーナー。
2階はラウンジ風のロビーになっている。
船内乗り込みOKが23時なので売店は23時まで。
バーが併設されていてそこでは軽食が22時まで食べられるそうだ。

ちなみに船の中では1時まで夜食営業をレストランがやっている。
旅の夜食・・・陸で食うか海で食うか・・・
ちなみにszkはどっちでも食べませんでした。(1敗

売店ではバイク乗り大好きなステッカーが売っていたので購入。

ステッカーって大首領の首みたいなところあるよね(サイコパス

さて、時間もきたので早速フェリーに乗り込むぞ!
正直フェリー旅のピークはこ↑こ↓だからもうこの後に見どころさんはないぞ!
ちなみに下は実際に乗ってみた際の備忘録だ。
今後東京九州フェリーにバイクで乗る人がいたら参考にしてほしい。

東京九州フェリーの乗船の流れ(バイク)

横須賀23時45分出航の船の場合、車(2輪含む)の乗りこみは23時開始だ。
バイクは先頭で案内される(2輪→4輪→大型トラック→自転車の順)ので23時の段階で常に発進できるようにしておくといいだろう。

尚、出向前に到着した場合だが
バイクで横須賀フェリーターミナルに到着する(乗り込み時間前)とまず「23時から乗船案内可能ですが待ちますか?待ちませんか?」とローゼンメイデンめいたことを聞かれる。
このとき「待ちます」を選択するとバイク駐車場に案内されるぞ。
ちなみにこの”バイク駐車場”は乗船誘導路の先頭になる。
次にバイクに乗るときは「発進するとき」としっかり覚えておこう。
23時ピッタリに待合室を出たらカメラのセッティングをする暇なんて無いからな!(車載主向け情報)

ちなみに「待ちません」というと多分23時に間に合うようにもう一度来てねと言われる。
RPGのボス戦前かよ!

さて、話を戻して23時ぴったりになったら乗船開始だ。
これまでに発進できるようにしておく必要があるぞ。

ちなみに「発進できる用意」とは以下の通り

・バイクが走り出せる状態
・手元にすぐに乗船券を出せる状態※1

これにさらに車載勢的には「カメラを回せる(回している)」状態も含むだろう。
進んだらもうカメラ装着する時間はないからな!23時の発進前にカメラのセットアップはすませておくんだぞ!(2回目)

さて、上の※1であるが、これには2つの選択肢が存在する。
1つは「スマートフォンからWeb発券するパターン」(e乗船券)
もう1つは「乗船デッキの受付で発見してもらうパターン」だ。

ちなみに東京九州フェリーの乗船券はQRコードになっている。
そのためe乗船券の場合は一切受け付けに立ち寄らずにそのまま船にダイレクトアタックが可能となる。

尚szkは受付で発券してもらいました。
だって物理チケットほしいもん(素直

ちなみにWebでも物理でも手数料などはかからない。
さらに2021年10月現在はコロナウィルスのワクチン接種(2回)照明を見せると船内のレストランと売店で使える1000円引きチケット(500円x2枚)がもらえた。
1000円は船内食事の1回分に相当する。
これを受け取るにはどのみち受付に行く必要があるのでe発券のメリットは若干薄いように感じるな!

ということで乗るぞ乗るぞー!!(喜)

んでもって、乗り込んだら荷物を下ろして船内に行こう。
ちなみに出航したらバイクのもとには行けなくなるので注意だ。

貴重品はじめカメラや薬などなどの荷物は必ずこのタイミングで引き上げるようにしておこう。

客船それいゆ

ということで船内だ。
出航したあとにできることを以下に記載しておこう。

食事
レストラン 23時45分~25時まで(翌日は朝食9時~10時。昼食12時~13時。夕食18時~19時)
売店    23時~25時まで

お風呂
大浴場   23時45分~25時まで(翌日は8時~20時)
シャワー  24時間利用可能

消灯
25時

大体こんな感じだ。
消灯時間については、25時以降は船内全体がロビーを除き暗くなる。
基本的に活動はできないと思ったほうが良いだろう。

船内は4~6階の3階建て構成。
F4にエントランスと売店。F5にレストラン。F6に風呂がある。
この風呂はかなり眺めもいいので是非乗った人は入ってほしい。無限に入れるぞ。


https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/12204_ph211021

otomako「今日流星群みれるっぽいですよ!海の上ならめっちゃきれいに見れるんじゃ!?」

おっ、またしても運の良さで引いてしまったか・・・
おっしゃ、星みながら酒でも飲んで優越感ツイートでも一つ・・・

ダメみたいですね・・・(雨)

客室

もういいもん!僕もうねる!

ちなみに今回なんと個室を取りました。
これはツーリストSという個室。
ベット1つにテーブルが一つ。
薄型の壁掛けテレビもありヘッドホンで視聴もできる。
ちなみに壁にHDMIのポートがあり、ゲーム機やPCをデカい画面で楽しむこともできそうだ。

気になるお値段だが、この個室タイプの場合バイク250㏄随伴で3万円きっちり。
1泊分ついて体力を温存でき、割引無しで2万円程度する高速料金を考えたら3万は安い安い。
尚、通称”雑魚寝部屋”もカプセルホテルタイプでキャビンになってるので比較的プライベート空間は確保される。
まぁ盗難とか考えるとツーリストS以上が無難だな。

ちなみに船の構造上「陸側」と「海側」があるのだが、今回は最も海側の部屋だった。
この場合電波が通じないので気を付けよう。多分陸側の部屋なら電波が通じそうだった。

◆1日目

ということで翌日だ。
ところでこのフェリー、死ぬほど乾燥する。
一晩立つとあっという間に喉が枯れるし、起きてても死ぬほど喉が乾くので飲み物は持ち込んだ方がよさそうだ。
ちなみに売店でも購入できる。ちょっと高いけど(1敗

それとツーリストS(個室)のプランだと布団が1枚ついてくる。
枕がすっげー低いので高い枕が好きな人は頭に敷ける何かを持って行った方がいいだろう(2敗

装備

さて、1日目は21時に新門司港なので基本的に船で過ごすことになる。
ぶっちゃけ暇なのでここらへんで今回の装備について話しておこう。

尚車載動画用の撮影機材はこちらの記事にまとめておいたので別途見て欲しい。

今回はキャンプ道具を切り捨てたので基本的には昨年度と同様の装備だ。
ただキャンツー用のキャンプバッグを手に入れたので積載が多少上がっているな

装備品(みにつけるもの)

KOMINE フルメッシュジャケット
KOMINEニーガード
・KOMINE冬グローブ
・KOMINE夏グローブ
・ウルトラダウンジャケット
・ネックウォーマー
ハクキンカイロ

バッグ

・バッグパック
・ウェストポーチ(大)
・ウェストポーチ(小)

装備品(バイク)

トップケース(SH40)
・シートバッグ
サイドバッグ
車載工具コンパクト版
・三画表示版

レイン装備

・バッグのレイン装備
・ワークマンイージス

カメラ関係

・SONY X3000(ヘルメットマウント
・SONY AS300(リアマウント
SONY ZV-1
・Insta 360R(ハンドルマウント)
・Insta360自撮り棒
・Insta360コンパクト三脚足
・SONY リモコン三脚
・マイクロSD 256GB x4
・マイクロSD 128GB x2
※詳細はこちらの記事

その他

・常備薬
・予備の眼鏡
・タコ足用のアダプタ
・USBケーブルマイクロ x4
・USBケーブルType-C x3
・モバイルバッテリー(5000mAh)
・モバイルバッテリー(20000mAh)
・着替え(3日分)

なんか入ってた

・キャンプ椅子(カーミットチェア)

と大体こんな感じだ。
尚キャンプ椅子は完全に出し忘れて持ってきたくせにクソ重いしデカいし盗難怖いしでマジモノのデバフだったから、みんなは出発前にちゃんと荷物整理していこうな!

尚服装関係は基本的に夏仕様。
気温は20度↑らしいので寒かったら着込めばいいという方針で行こうと思う。
10度を下回らなければ基本的にフルメッシュだとしてもウルトラダウンジャケットとグリップヒーターでなんとかなるので今回もこれを信じるぞ。
手元のグローブについては手のひら側はグリップヒーターがあるものの。甲の方は寒いと割とストレスであり
特にいい景色だけど寒いみたいなシチュエーションは避けたいので夏と冬をどっちも持ってきた。
大した荷物にもならないし、これで快適さが上がったケースは数えきれないくらいある。
一応万が一に備えてヒートテックの股引と下着も持ってきた。
最後の頼みはハクキンカイロだ。頼んだぞ。

尚、3日目に寒すぎてしまむらでもう一枚服を追加した模様。(3敗)

バッグは3つ。
パソコンとか書類関係はバッグパックに入れている。
このバックパックは割と小さいA4に毛が生えたサイズだ。
カメラ関係はウェストポーチの大きいほうに入れている。
これらの使い方については別途記事を用意したのでそちらを見て欲しい。

その他はVT250がぶっ壊れた時用の工具その他だ。
まぁ、今回も壊れなかったんだけどな!

食事

さて、フェリーで食べれる食事を紹介しよう。
フェリーの中のレストランは出航直後の「夜食」、翌日朝の「朝食」に始まり「昼飯」「夕食」と計4回オープンする。
昼食だけ少し特別で別途申し込みをするとオープンデッキでのバーベキューが行えるようになっているぞ。
金額は大体800円~2000円弱でフェリーの中と考えるとそこまで高くない金額だ。
ちなみに最安は200円ちょっとのカップ麺を売店で買うことになるぞ。
今回はせっかくなので全食レストランでいただいてみました。

まずは朝食、朝食は基本的に「和食プレート」「洋食プレート」にパンとコーヒーがメインの「モーニング」が存在する。
さらにカレーやうどんなどの単品物もあるぞ。
昼にバーベキューと悩んでいたためとりあえず魚を食べるために和食に。
しかし隣の人が食べてた洋食プレートのバターの香りがめっちゃくちゃうまそうなんだよなぁ。
和食プレートはたらこ、鮭、昆布を筆頭とした「おかずが余る」和食あるある采配。
満足度は非常に高めだ

つづいて昼。
バター明太子ぶっかけうどん。
これは塩分過多で「とりあえず塩分入っておけばうまい」という人にはおすすめ。szkには辛すぎた。
昼に曇ってバーベキューが微妙になる読みのレストラン利用だったが12時には雨もやみ晴れていたので若干ミスった感があるな。

そして夜がこちら。
夜は横須賀と九州を始め、「各地の名産品」的なメニューが並ぶ中この「オリジナルビーフシチュー」のみが「フェリーオリジナル」的なポジションに位置していたため注文。
これが大正解でシチューもパンもおいしかった。
ちなみにライスに変更も可能だ。
個人的にはパン+フライドポテト追加が最強の布陣だと思いました。

というわけで追加のフライドポテトもどん。
こいつもコスパが良いメニュー。
なんと個室テイクアウトOKなので部屋で一人で過ごしたい人にもおすすめだ。

ちなみに入ったら「勝手に好きなところへ座ってOK」スタイルで注文もタブレットから行う。
レストランは右舷側にあるため横須賀~新門司航路の場合は本州を眺めてご飯が食べれるぞ

支払いもセルフレジでコミュ障に嬉しいスタイル。
カード支払いも対応しているのでカードだけ持っていればなんとかなる。
売店はSuicaやPaypayにも対応していた。
※陸地から船が離れている時は使えない場合があるようなので現金は持っておいた方が良い。

とか言ってる間に九州が見えてきた。
到着は21時だ。

コロナ開放直後&閑散期ということもあってか人は全然いなかった。
人知れず満喫できる最後のチャンスかもしれない。

先にも記載したがツーリングSプラス250㏄バイクの随伴で3万は決して高くない。
むしろ安いまであるので是非利用していきたいところだ。

いざ九州

さて、じゃ、僕さいしょのいっぽを踏み出すから・・・
とスタンバっていたらナレーションが「現在の九州の天気は、雨」とのことおいおいマジかよ。

そそくさと合羽を着だすszk含むライダー達。
外の景色は見てないけどとりあえず着ていくあたり旅慣れしている猛者なのだなぁ

っておいおい割とガチ目にふってんじゃねーか!いい加減にしろ!

というわけで1つとなりの街の快活へ駈け込んで1日目は終了!
屋根下キープしたら後ろから同じフェリーに乗っていた日本一周中のGSX250 ニキが来て若干気まずい。
すまん、屋根の下は頂いたゾ。

つづく!